Cursor Meetup Tokyoの感想レポート
はじめに
2025/6/6に開催されたCursor Meetup Tokyoにオンライン参加しました。
都合により全参加はできなかったのですが、非常に刺激を受けた良い時間を過ごせました。
聞けた部分だけになりますが、感想レポートします。
ノンエンジニアのCursor活用術 - Cursorで人生が変わった話 -
最近はObsidianと連携した活用術の発信もよく目にしますが、Cursorはエンジニアだけのものではないんだなと改めて感じました。
ラストの方で「ポイントは、圧倒的なAIとの"ゼロ距離感"」とありましたが、ここはまさにエンジニアにとっても大きな魅力だなと感じています。エディタ内で生成AIが使えることで、Cursorとブラウザ、Cursorとその他アプリのように行ったり来たりする必要がないので、没頭し続けられるのは大きなメリットです。
Cursorを"導入"だけじゃなく"活用"まで メルカリ2000人展開のリアル
現在の利用開始までのプロセスでまず衝撃を受けました。IT Service Agentに「Cursorが欲しい」と投稿すればライセンスがもらえるとのことです。活用に向けた取り組みもそうですが、利用ハードルを下げることも大事だなと感じました。
活用に向けた取り組みについても衝撃を受けました。前提として、多くのエンジニアはAIに対するモチベーションは持っているものの、学習機会の不足や組織的な情報格差もあり、組織全体で活用していくことは難しいとのことです。そうですよね、分かります。そこでメルカリさんは一部組織内で「PCP LLM WEEK」を開催し、Cursorを触る機会を設けたとのことです。その内容は以下の通りです。
- 一週間、手でコードを書くのを一切禁止
- Cursorで日常業務のコーディングをすべて行う
1週間とはいえ、これを 「強制的」なイベントとして実施したとのことでした。中長期のために短期的な生産性低下を許容する意思決定をしたとのことです。
日常の業務が暇な人はいません(少なくとも私の周りでは)。たとえ自走力の高いメンバーが集まっている組織だとしても、強制力あるイベントや意思決定により、さらなるスキルの向上、生産性の向上ができるんだなとマネジメントの力も感じました。
Cursor 15分クッキング🍳 Vibe Coding 入門
AI課金が月額20万円というのは、もはや次元が違いますね。そして、Chromeの恐竜ゲームは笑わせていただきました。
大手企業のAIツール導入の壁を越えて:サイバーエージェントのCursor活用戦略
社内Slack立ち上げ、社内イベント登壇、布教活動等を実施していくも使われず…という中で外部イベントに出たら情報が一気に広がり、それが最強の社内営業ツールになったとのことです。地道な社内での活動も土台にはなってそうな気もしますが、外部発信の影響の大きさを感じました。
私も一時期は基礎学習内容を記事にアウトプットする活動はしていましたが、完全にやめてしまっていました。今後は外部発信を継続していこうと思いました。
後半のTipsでは、バージョン違いやベストプラクティスでないコードに対するアプローチとしてのCursor-Rules、Cursor内で完結することによる生産性向上(お1人目の話とも通じるかと思います)等のお話をされていました。「CONTEXT IS KING.(Cursorから離れるな!)」、忘れないでおきます。
さいごに
私は、Cursorについては恥ずかしながらまだ少し触ってみた程度です。このようなMeetupもそうですし、既に様々な方法で情報が発信されています。
まずは自身でもっと触り、組織への導入/浸透含め頑張っていきたいと思います。
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