【合格体験記】AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate(MLA-C01)
はじめに
こんにちは或いはこんばんは。Ryuzakiです。
2025年2月12日にAWS認定試験の1つであるAWS Certified Machine Learning Engineer - Associate (MLA-C01) を受験し、なんとか合格することができました。
まだまだ新しい資格試験ということもあり、情報が少ないと感じたため体験記を共有させていただきます。
前提
私のバックグラウンドについて簡単に共有させていただきます:
- 実務でのAWSの利用経験あり
- AI/ML関連の業務経験あり(Azure, GCP環境を利用。ただしSageMakerの利用経験はなし)
- AWS認定資格はMLA以外はすべて取得済み
- 「G検定」「生成AIパスポート」などのAI関連資格も取得済み
MLAの概要
AWSの認定試験用サイトでは、当該試験に関して以下のように説明がされています。
AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate (MLA-C01) 試験では、AWSクラウドを使用した機械学習 (ML) ソリューションとパイプラインの構築、運用化、デプロイ、保守についての受験者の能力を検証します。
また、次のタスクについての能力も検証します:
- MLモデリングのためのデータの取り込み、変換、検証、準備
- 一般的なモデリングアプローチの選択、モデルのトレーニング、ハイパーパラメータのチューニング、モデルのパフォーマンスの解析、モデルのバージョン管理
- デプロイインフラストラクチャとエンドポイントの選択、コンピューティングリソースのプロビジョニング、要件に基づいたオートスケーリングの設定
- 継続的インテグレーションおよび継続的デリバリー (CI/CD) パイプラインの設定による、MLワークフローのオーケストレーションの自動化
- モデル、データ、インフラストラクチャのモニタリングによる、問題の検出
- アクセスコントロール、コンプライアンス機能、ベストプラクティスを通じたMLシステムとリソースのセキュリティ確保
また、具体的な出題分野と出題比率は以下の通りです。
分野 | 出題比率 |
---|---|
第1分野:機械学習(ML)のためのデータ準備 | 28% |
第2分野:MLモデルの開発 | 26% |
第3分野:MLワークフローのデプロイとオーケストレーション | 22% |
第4分野:MLソリューションのモニタリング、保守、セキュリティ | 24% |
合計 | 100% |
各分野の詳細な出題内容については、AWSの公式試験ガイドをご参照ください。
学習期間
今回は4週間程度の学習期間を設けました。
平日1時間、休日2.5時間程度の学習時間を確保し、合計で約30時間の学習時間となりました。
使用教材
(以下、対策講座)
1. AWS Certified Machine Learning Engineer Associate: Hands On!
- 対象サービスに関して網羅的に説明がされており、体系的に理解しやすい
- 動画が内容ごとに細かく分割されているため、振り返りがしやすい
- 対象サービスのアップデートに合わせて、講座内容もこまめに更新されている
- 20問の練習問題が付属しており、本番と同程度のレベルで学習内容の定着度を測ることが可能
(以下、公式問題集)
2. AWS Certified Machine Learning Engineer Associate Official Practice Question Set
- AWSが提供している公式の問題集
- 本番と同程度のレベルの問題を20問解くことが可能
- 解答の解説も丁寧だが、すべて英語であるという点が難点
- AIF/MLA試験で導入された新形式の出題方式に慣れることができる
(以下、対策問題集)
3. Practice Exams: AWS Machine Learning Engineer Associate Cert
- Udemyで提供されている対策問題集
- 本番にかなり近い問題が195問用意されている
学習内容
具体的な学習ステップは以下の通りです:
- 対策講座を受講し、学んだ内容を自分の言葉で置き換えてドキュメント化
- 公式問題集に取り組む
- 対策講座に付属している問題集を解く
- 対策問題集を解き進める
(Udemyの「演習モード」なら1問ずつ解答・解説が確認できるためオススメ) - 試験直前まで自作のドキュメントの内容を確認
試験結果
感想
前回の試験で下手に満点を取ってしまったがために、対策を少し疎かにしてしまい、中途半端な点数に終わってしまいました…。ただ、上記で紹介したUdemyの対策講座と対策問題集をしっかりとこなせば合格ラインには到達できる印象です。
また、日本語訳が誤っている問題が複数見受けられたため、英語の原文を適宜見ながら回答することをお勧めします。なお、この記事の記載時点では、日本語で受験している場合はケーススタディ形式の問題のケース説明文の原文(英語)が確認できないようなので、余裕があるなら英語で受験した方が良いかもしれません。
最後に、今年は何とかJapan AWS All Certifications Engineersの申請資格を期限内に満たすことができました。まだまだAWSサービスを用いたソリューションの提案・構築に四苦八苦することが多いため、今後は各資格試験の対策を通して学んだ知識を、実践を通して自身の技術力に昇華できるよう、精進していきたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
Discussion