自分の感情にも他人の感情にもちゃんと向き合いたい
最近改めて思ったことをちょっと雑に書き残しています。
誰かと文字でやり取りしているとき、感情的になりそうになることがあります。そんなとき、AIに相談して、文章をちょっとやわらかく直してもらうことがあります。自分も落ち着けるし、相手にも伝わりやすくなる気がしています。
こういう使い方ができるのは便利ですが、ちょっと変な感じもします。
「気持ちの中にある大事な部分まで、薄まってしまっていないかな」と思うことがあるからです。
私はもともと、感情をあまり表に出すタイプではありません。感情を抑えて冷静にいるのが自分の特徴だし、人とぶつからないための方法でもあると思ってきました。そして人間以外の動物にはできない人間らしい営みなのかなとさえ思っていました。
でも、いまは自分よりもうまくAIがそれをやります。それもあって最近は少し考えが変わってきました。
抑えることが必要な場面もあるけれど、それだけではうまく伝わらないこともあります。気持ちをちゃんと伝えるには、それなりの表現や姿勢、準備が必要だと感じるようになってきました。
思い出すのはむかしの職場のマネージャーです。わたしから見るとその人は感情を自然に出すのがうまい人でした。周囲への感謝や期待から、サービスや組織の成長にかける熱量、自分自身への少しネガティブな感情まで、あまり飾らずに言葉にしていた印象があります。そういう姿勢を見て、「こういうふうに話せるのはいいな」と思ったことが何度もありました。
議論の場では、感情が出てくることもあります。自分がそうなることもあるし、相手の感情が見えるときもあります。とくに、違う意見とセットになってネガティブな感情が出てくると、どう受け止めればいいか悩むことがあります。
でも、そういう感情の背景には「何かを守ろうとしているもの」があるのかもしれません。その人にとって大事なものがあるからこそ、強く反応してしまうのかなと思うことがあります。
出てきた気持ちの中に、ちゃんと理由があるかもしれないと思うようになってからは、自分にも相手にも、もう少し丁寧に向き合いたいと思うようになっています。
まだうまくできてはいませんが、少しずつ練習していきたいなと思っています。
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