トラックボールのボールサイズ比較
トラックボールを選ぶ、あるいは自作する際に最も重要な要素の一つが「ボールのサイズ」です。
本記事では、主要なサイズごとの特徴や入手性、自作キーボードとの相性についてまとめます。
サイズ感の比較
まずは、サイズの比較画像をご覧ください。

主要サイズと交換玉の入手性
交換用ボールが単品で入手しやすいのは、主に以下の 4 サイズです。
これら以外のサイズは、予備の確保が格段に難しくなります。
| サイズ | 主な特徴 |
|---|---|
| 25 mm | 小玉 |
| 34 mm | 中玉。最もメジャー |
| 55 mm | 大玉 |
34 mm は最も種類が豊富でカラーバリエーションが多いです。
また近年 55 mm もサードパーティ製の選択肢が増えてきました。
逆に、これら以外のサイズ( 44 mm や 46 mm など)は、基本的に「製品から抜き取る」以外に入手手段がほぼありません。
自作キーボードとの相性
Cherry MX 互換スイッチを使用した自作キーボードにおいて、34mm玉は「黄金サイズ」 と言えます。
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定番の採用例:
KeyballやCocot46plusといったメジャーな自作キーボードは、ともに 34 mm を採用しています。 -
高さの設計:
たとえばCocot46plusの本体高は 27.5 mm(スイッチ等除く)に対し、トラックボールの頂点は 48 mm です。
キーボードとして組み上げた際に、ボールの上部が適度に出っ張り、ホームポジションから自然に手を添えられるサイズ感が 34 mm であると言えます。
操作感の違い:大きいと良いこと・小さいと良いこと
私は普段、大玉の Kensington SlimBlade を愛用しているため、 34 mm は「小さすぎて扱いづらい」と感じることもあります。
サイズごとの特性を整理すると以下の通りです。
大玉(55mm〜)
- 操作感: 指の腹や手のひらで操作。細かいドット単位の制御が可能。
- メリット: 慣性が効くため、一振りでカーソルを画面端まで飛ばせる。
- デメリット: 設置スペースが必要。持ち運びには適さない。
小〜中玉(34mm〜40mm)
- 操作感: 指先(主に親指)で「クイッ、クイッ」と数回に分けて動かす。
- メリット: 筐体をコンパクトにでき、親指タイプならキーボードのホームポジションを維持しやすい。
- デメリット: 画面端への移動など、大きな動きには何度も指を動かす必要がある。
サイズ別トラックボール製品ガイド
34 mm:選択肢が豊富
親指タイプのスタンダードです。
代表的なのは Logicool の以下のモデルでしょう。
40 mm - 46 mm:マニアックなサイズ
選択肢は一気に減りますが、根強いファンが多い領域です。
現在入手可能なものは次などがあります。
また、生産終了した名作には Logicool TM-150 (40 mm) や Microsoft Trackball Explorer (46 mm) があります。
55 mm:大玉
Kensington の独壇場です。
市販されていないサイズのボールをどう入手するか
私は現在、「自作キーボードに寄せて使える自作トラックボール」の開発を目指しています。
光学センサーははんだ付けが難しいですが、ブレイクアウトボードの活用でクリアしました。
そこで課題となるのがボール径です。
34 mmでは小さく、55 mm ではキーボードに対して大きすぎます。
私が最も手に馴染むと感じるのは 44mm - 46mm ですが、このサイズのボールは単品販売されていません。
40 mm や 44 mm は現行製品より玉を抜くことができますが、とりわけ困るのは 46mm です。
このサイズを採用している製品は非常に少なく、私が把握しているのは以下の 3 種です。
- Microsoft Trackball Explorer
- サンワサプライ 400-MA048
- サンワサプライ MA-TB41BK
私は、中古市場でこれらの型番を検索し、ジャンク品から「パーツ取り」をすることでボールを確保しています。
特に Trackball Explorer のボールは独特の模様があり、好みが分かれるところですが、自作派としては一度は試してみたいロマンがあります。
おまけ 交換玉の入手先
・25mm ・34mm ・40mm ・55mm
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