CoLab Conf(コラコン) 参加レポート
はじめに
コラコンって何?
サポーターズCoLab初のテックカンファレンス「CoLab Conf(通称コラコン)」が2025年7月13日に開催されました。CoLab Confでは、「AIとキャリア」をテーマに業界の第一線で活躍する登壇者たちとともに、未来を生き抜く戦略を考える約20のセッションが実施されました。今回どの方も有名でしたが、最後にひろゆきさんが突如リアル出演になるビッグサプライズもありました(純粋に嬉しいですね、テンアゲ↑でした笑)
今回はこちらに参加してきました。
以後、私の見たセッションで感じたことやメモを記載していきます。各セッションの見出し付近で感想を書いてますのでアーカイブ等で履修される方で見るか気になってるな〜という方はご参考までに。
U35エンジニアの生存戦略~AIの進化とキャリア~
今日1日をどう考え、どう捉え、どう活かすのか。それらを問われたようなセッションでした。最近のAIの変化からAIの変革サマリを知り、どういったキャリアパスがあるのか、キャリアへの捉え方の概観を教えていただきました。コラコンがどんなものか押さえる・理解するのに役立つオープニングセッションです。
内容メモ
AI時代の変化
変化スピードの加速(13年間)
- llmで集合知を抽出→加速
- Txt to Txt → Txt to Action
AI integration
-
プロダクト拡張でdevinは厳しい、検討中
-
PRの数が前年比55% up by stores
- 商用のプロダクトにdevinぶち込んでいる
- 自動テストはある中で、全レビューしている訳ではない
- レビュープロセスが破綻
-
LLMで確率的に変化するSWの評価
-
2008-2014 mobileの変化
-
この1年→異常
- 一方で足元でできていることは小さい
- これから起こることはもっとすごい可能性が高い
-
パラダイムが変わる際、誰もがバイアスを持っている
- microsoftが伸びた理由→IBMがOSを外注
- 当時ハードが大事で、カーネルはそこまで大事じゃなかった
- バイアスについて考えること、これからを妄想することが大事
- →SWエンジニアが楽しめること
- microsoftが伸びた理由→IBMがOSを外注
キャリアパス・個人の特性/個性
今後の方向性?
- スキルを深める
- AI x SRE
- メタ設計→プロダクト設計→社会の設計に活用できる
- AI PdM
- エンジニアがSalesにも立つ
- 技術を深く理解しているからこその強みが出るんじゃないか
- AWSが出た時のcloud engineer的な仕事が増えそう(Agent管理)
- いろんな方向にエンジニアの領域が広がっていく
- 好奇心ある人は楽しそう
- 1個人がキーパーとFWを両立することになるかも
- 今まで通りの制御:GK
- 不確実を予測:FW
SWの価値が保存→実行に移っていく
- 保存した仕組み、データ→実行する価値
- データを良い感じに見せるはそこそこできる
- 「実行」が何かわからないと使えない
- 顧客の期待、タスクを理解する必要あり
近未来のSWを妄想して議論する
- 妄想した未来でわからないことは何か、考える
- 例:SWは自ら動かない→自ら動きそう(静→動)
- 自販機とかで、ほしいものを選んでもらう
- 自販機が動き出した時の抽象化と社会実装
AIxエンジニアの「共進化」が生み出す価値
共進化:自分にない専門性、わからないに対して問いを投げて進化する
- カルチャーレベルではできているが、システマチックではない
- やっていることに固執してはいけない。変化が必要。
- 自身の専門性を持ちつつ、他と掛け算して、世界認識を更新する
- 自身をエージェントとして捉える
一部の仕事ではエンジニア側にサポートの人が越境してくるかも
- その方が早くて的確な場面もある(保守開発とか?)
- チャレンジできる環境に行く、使っていくこと
- 昔のバイアスと変化:AWS使ってないと不味そう。オンプレ固執は不味そう、、、
- 好奇心を持って働ければOK
まとめ
偏愛をキャリアのコアに置く。そのためにコアの解像度を上げる
- いろんな人と関わることでコアの解像度が上がっていく
- コアとの掛け算も考えてみよう
エンジニアはLLM、AIが近い職種。
- 個性、特性、性格。自分なりのプレイブックで不確実な状況を楽しむ
「オタ駆動開発」で夢を叶える~煩悩のためにプログラミングを学んだ腐女子のキャリア~
サポーターズのイベントで一度セッションを拝見していて、オタxエンジニアで面白い方という印象あって今回も拝聴してきました。純粋に何かのオタクである方(むしろ大半かと思いますが)は一度ちょまどさんのお話を伺ってみると良いかもしれないです。
メモ
DevRel: DeveloperとRelationを作る(技術者向けのPRに近い職種)
- 好きで打ち込めることを探して(オタ駆動)
- あなたの人生です
- Follow your heart.
オタクの定義:推しに対して並々ならぬ愛を持っており、それに対し時間や労力、お金などを投資している人
推しに対して全力。
暗黒期
中学時代
校則、ルールで普通の生徒であることを強制される
「ストパー禁止!」とか突然の論点のすり替え
ルールに従わないと怒られた→ガリ勉
ハリーポッターにハマって、翻訳を待てずに原書を読む→英語を勉強
一生懸命になれるものとの出会い
高校、自由な校風
一人クラスに強烈な腐女子がいて、全員腐る
腐教活動に勤しむ
- 相手のニーズに合わせて相手を沼に落とす
ガラケー世代、BL小説、漫画を読む
閲覧者→生産者にジョブチェンジしたい(PixivとかなかったのでROM専)
父のPCで閲覧履歴を消しながら見ていたけど、大学でPC使えるところ行きたい。
受験するが、数学の後半あってX。
→英文学科にいく。
大学
入学祝いでPCとペンタブ!!!
最初はサイト制作。(JSがフロントでしか動かない時代)
バナー広告が邪魔だったから最初は不正でdisplay: none;
→サーバ構築(Linux, VM、Apache)
評価知りたくて、掲示板使うかと思ったが、レンタルは広告えぐい
→自作(PHP)
寝食忘れてPC(夏休み)→痩せる(死にそうになったら味噌汁)
最初は「〜〜でもわかる」が読めない。1ググるで5個わからないことが出てくる→脳内メモリのスタックオーバーフロー
→Twitterで聞いてみた(シェイクスピア専攻で周りにやってる人いなかった)
→Haskellいいよ〜!(ちゃんと少し写経した)
→もっとHaskellしたい!A.本で色々読んだらいいよ!
→基礎からやりたい。A.OS自作入門いいよ!
→純粋すぎて、わからなくて申し訳ない。プログラミング寄りを教えてください。→言語を作ろう!(無理www)
自分の頭が悪いから、わからない。申し訳ない。。。
やればやるほどわからない。
基礎を学ぶべく基本情報技術者試験へ。1日8時間勉強。(他の単位を落としまくり)
+応用情報も取った結果、エンジニアの会話プロトコルがわかるように
分岐点
新卒で業種SIerに入社。就職嫌すぎて1社だけかつ文系大歓迎で入った。
新卒研修でプログラミングをいろんな人と話す。楽しい
現場配属されると、Excelスクショと自動化禁止。
みんなができることができない(色々事前に調べてなかったのもあり、合わなかった)
→適応障害
分岐点
- 会社辞めないルート
- レールに乗って安全
- みんなと同じで安心
- 即会社辞めるルート
- レールから外れる
- 自分の道を歩く
Q.やりたいことができないけど安定 or やりたいことができるけど不安定
A. やりたいことができるけど不安定
20人くらいのスタートアップでスマホアプリ開発。Xamarin、Azure全部MSにベンダーロックイン。
Vimだけで開発
初めてのIDE Visual StudioとC#との出会い。
C#大好き。
Xamarinの記事を書きまくる。副業で漫画家(プログラミング言語の擬人化)。
MS社員に発見されて、採用面接の案内。
ジョブズ「Connecting the Dots」
例:タイポグラフィーは好きで潜り込んだだけ。
Windowsはビルゲイツとウォズのエンジニアだけで文字がガビガビ。
一方Macは美しい。
振り返ると、、、英語→ハリポタ。絵描き、腐教活動、プログラミングの勉強、塾講
絵描きと布教→漫画
最低でも3つの点があると、より良い。
1→点。2→線。3→面。
産業革命
洗濯機の例:出た時はバイアスのある人が楽しちゃいかん。洗濯板!→今はいない
第1次、車:馬関連の人、鉄の塊に命を乗せるのは無理!→いない。車関連の別の仕事へ
初期の324万倍の集積度を持つIntel core i7。
第3次→自動化。
今は第4次産業革命と言われているらしい。(自律化)
感想
私は昨年度、点だけになってしまっていてオタの点とエンジニアが結びついてなかったことが大半でした。しかし、今年度とあるきっかけでたまたま結びついてから、成果が出やすくなりました。学生時代のインターンでPoCや設計をやっていたこともあり、小さな開発からのスタートでしたが一気に成長が加速した実感もあります。ただ、現状だと私のさまざまな特性の点を活かせていないこともあります。「Follow your heart」、オタ駆動、個人的に好きな考え方で「Connecting the Dots」含めて肝に銘じます。
pospomeがエンジニアとして生き残るために下した意思決定 ~理想と現実と過大評価~
U35世代が10年後求められる存在になるには、というお話です。pospomeさんの実際の意思決定を伺うことでどう意思決定していくのが良いのか、その意思決定に必要な基準はどう作っていくのかといった学びを得られたように思います。
メモ
内容メモ
虚像がどう作られたか
本人的には誰でもできるんじゃないかと思っている
エンジニアの成長とは
- 才能
- 努力:個人の意志でなんとかできる範囲
- 環境:業務環境(1日8時間を費やす→とても重要)
2, 3は自分でコントロールできる。
pospomeさんは才能でジュニアを見て勝てないと思ったが、Web技術が好きとか環境は恵まれていた。
環境:技術戦略を担当して、ストレッチが効いていた。今はカミナシでVPoE(カミナシでは組織と技術の両方に責任を持つ)
大規模サービスと組織で必要な仕組みや技術を身につけた。少しずつストレッチの効く環境に移動。
虚像の正体
Web技術好きとか環境良かったからたまたまかもしれない。今後はそうとは限らないし、"実力"の認識がついてこない。再現性がない。登壇実績とかブログは承認欲求で長く書いているから登壇できるようになった。
課題と意思決定
エンジニアとしてやっていくとは
- 職を失うではなく、組織に大きなインパクトを与える
- 他人と同じ仕事をしても同じにしかなれない
難しいと思う理由
- 技術のコモディティ化(昔むずかった→今は簡単)
- 100点は無理でも70点を出せるようになってきた。
- →昔のエンジニアの価値が低下した(クラウド、オンプレだけでも)
- 一握りの人材しか無理だと感じている
- 優秀な若手の台頭
- 最近は特に優秀
- 入社時点でWebサービス作れる
- 各チームのタスクを与えてできてしまう
- キャリアパスを考えている
- 昔は、、、Webサービス作れないし、タスクもできない。キャリアパスも考えていない
- ネット上に存在する"本物"な人たち
- そういった人たちになれない、、、メンタルが折られている
- エンジニア長くなると、自分の能力の限界が見えてくる
- 悪い意味で見えてきてしまった
やっていくのは厳しい。→総合力で勝つしかない
やったこと
メルカリでキッカケを得た。
- ドキュメント残してて、綺麗に整っていた→開発生産性が高いと言ってもらえた→メンテコストの意識
小さなきっかけの積み重ね。
技術領域以外でできることを増やす
- Docs
- Communications
- PM
- People Management
- PdM
- 経営
pospomeの認識
- 技術領域から逃げるイメージ
- 意外とDocsできる人いるぞ、、?
- 環境要因的に技術知見多いが、、、
- 技術なのに、コードを書かないのは皮肉
まとめ
- できることを増やし、進化し続けること
- 悪い意味でのコンフォートゾーンに閉じこもらないようにする
- 楽に仕事できるが、後々良くない
- 常にストレッチを少し入れる
- できることが多いと、技術の希釈にも飲まれないリスクヘッジ
感想
競走馬や様々なスポーツ選手にも通じるところからエンジニアの成長を理解しました。その上で、1日8時間ある業務時間をどうするか考えるきっかけになりました。私の強みや努力の方向性、今まで培ってきた点を繋いでどうコントロールするか。定数のどうしようもない才能をどう補うかというお話だと感じました。私はちょまどさんのお話の後に伺ったのですが、これからの自分を作るオタ駆動と今後どう進めていくかの考え方に近いpospomeさんの意思決定のお話合わせてキャリアに対する私の観点も定まったように思います。ちょまどさん、pospomeさんのお話でちょうどピッタリだったので、アーカイブを見れる方はちょまどさんの話の後にpospomeさんのお話を見られると得られるものがあるのかな、と思ったりします。
AIで作るオーダーメイド親友
AIチャットの基本と仕組みのお話でしたが、「友達」の概念を突き詰めていく話でもあり、上流工程に通ずるものもあったセッションだと思いました。1エンジニアとしてよしこさんのようなエンジニアリングができるようになりたいものです。
メモ
メモ
Mastraとは:https://zenn.dev/serinuntius/books/4346a0fc6818f3/viewer/introduction
デフォルトはローカルのファイルDB
- 友達脳を作る
- 顔をつくる。Vibe Codingチャンス。管理画面からいつものチャット画面へ
- 記憶を作る
- GPTなどチャットAI→会話の全履歴を毎回送っているから上限に到達する
- →上限到達は友達じゃない
- →Sol.直近10だけ送るようにする(Mastraのデフォ)
- 10件だと長期記憶がない。昔の話題で関連あれば覚えててほしい
- 短期記憶と長期記憶を作る→mem0を使う
- mem0でAIにトピックとか作らせて、重複を避けたり、更新したりする
- 無料のSaaS
- =RAGの利用
- 目を作る
- 風景とかをテキストで伝えるのは難しい
- AIモデルをマルチモーダルにする
- AIが画像を見れるようにする
- cloudinaryで画像をアップロードし、URL取得
- テキストと画像URLをAIモデルのAPIに送る
- 外に出す(連れ出す、一緒にお出かけしているようにする)
- デプロイ
- 全世界公開したくない場合→認証
- Vercel→ストリーミングにタイムアウトが長いから
- もっと仲良くなる
- コンテキストの拡充(現在時刻を入れたり)
- 検索ツールの拡充、MCPでスマートホームを操作してもらう
感想
そもそも人間に対するドメインへの理解が高いからこそ、”友達”の定義ができたように思えます。世の中の物事をどうシステムに落とし込むか、その中で出た課題をドメインとリンクさせた上でどう解決するのか、そういった学びを得たと私は思いました。課題解決の際の技術選定も極めて論理的で参考になりました。
競プロは実務でどう生きるのか?〜競プロ的思考の実務応用論〜
このセッションはあえて選びました。表番組ではmizchiさんの興味深いキャリアとAIのお話でぜひ伺いたかったのですが、あまり競プロに好印象を持っていない私の視野を広げるためです。この狙いは大成功だと思える、競プロへの見方を変えられた良いセッションだったと思います。
メモ
最近の競プロ
Heuristicある。(最適化問題)
アルゴリズム部門では、ベンチマークの会社的には青色の主張。運営側から見ると水色レベル
Heuristic→AIは平均緑。SakanaAIの特殊Solverは平均が黄色。運営的には緑くらい。
来週、OpenAIと人類vsAI。Heuristicで勝てる見込みあるから来てるんじゃないか説。
競プロとの関わり
- kenkoo:競プロから計算量を考えられるようになった→パフォーマンスと関係あり
- CraftBank CPO:高専時代にif, forでできる、単位あげると言われて始めた。高専プロコンのちゃんと技術の会で優勝
「競技」がまず楽しい。一人で戦い続ける。勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。好きなプログラミングでできるのが嬉しい。
競争→”あそび”がある。向き不向きあり。「遊びながら身につける」が得意な人におすすめ。
実務にどう活きるか
武田さん視点
- かなり活きる
- AI関連のパラダイムシフト。縦に深める=競プロ
- ビジネス側がシステム構築できたりする。RDBの詳細だけではやっていけない
- 業界特化のNo Code ERPが流行りそう。(ツリーとかたくさん使う)
- AIで非構造化データを取れるようになる→グラフ理論がいきそう
- 業界特化の構造がいきそう
- 世の中をグラフ、ツリーで見れる→問題を提供する側
kenkooさん視点
- 直接活きることはない
- 研究所やR&Dでは活きる(論文のアルゴリズム、最適化する実装)
- AIで簡単な技術ができる→より深い技術が求められるかも
- WebシステムはClaudeでぜんぶ賭けて作れるから賭ける
- 一方で競プロやアルゴリズムは生き残るかもしれない
- 問題解ける側で生きていけそう
なぜ役立たないと思われるのか
AIを使う時のケース
- Vibe(完全におまかせ)
- Agentic(レビュー)
- 品質を担保するにはレビュアーの能力の高さが必要→プログラミング能力が必要
kenkooさん視点
自然に気づかないうちに生きているかもしれない
- DPじゃない限りfor文は基本的に不要
- AIスピーカの入力を想像してみたり(DP)
武田さん視点
- 物事は基本的にツリー構造になるし、抽象化自体がツリー構造になるはず
- コードをたくさん書くとそこに至るはず
Tips
Devin→AtCoderの1位とか上位陣、AIもおそらくAtCoderの上位陣が作っている
AIと競プロ
- AIは答え出せるけど、一発で適当に出せるがつまらない
- 合ってるかどうかわからんものを一発で出す→協力しづらい
- アルゴリズム系はAIと一緒にやるとつまらなくなる
- HeuristicはAIとやるには楽しいかもしれないが、おすすめではない
- 用途に合っていればreasoningモデル(強化学習)が活躍する
- 普通のはソフトマックスだから一発系になる
- 作図とかできると変わるかも
AtCoderやってる人で、緑の人のジョインどう思う?
- 緑:動作するコードを10~15分で出せる
- どうやって緑になったのか状況次第
- スタンスのグラデーションが気になる
- 水色だと速攻スカウト
まとめ
- やっててほしいけど、やってなくても良い(プログラミングが好きなことが大事)
- 抽象化能力を身につける(=重複の削除、メタ能力)
- ロジックが綺麗(命名が綺麗なことも大事だけど、そこだけに囚われてはいけない)
- 品質保証が課題になる(レビューとか)
- レビュー速度を上げるためにプログラミングの地力を上げる
- 抽象化をうまくやる
感想
抽象化できない競プロerが微妙なのであって、基本的には競プロerは悪くないです。今回のセッションを聞いて競プロは抽象化の訓練で使うものだと思いました。chokudaiさんもおっしゃるように、細かな変数の命名ももちろん大事ですが、そういった点だけでなく、要件を満たす綺麗なロジックで実装することも大事だと思います。私は数年間毎日14時間近くコーディングし続けたことでやっと少し見えてきた部分なので、綺麗なロジックの実装と抽象化に大変共感しました。武田さんのようにたくさんコードを書いた経験、そこから抽象化した経験、世の中をツリー構造に捉える観点を大事にしていきたいです。
ひろゆきだけど何か質問ある?
世間一般から見える「ひろゆき」とは異なる「エンジニア」としての側面が強まった状態のQAでした。彼が普段どんな考えを持っているのかといった話からコラコンのテーマ「生存戦略」についてお話いただきました。かなりの量の学びがあり、メモが大変だった記憶です笑
メモ
使っているもの
gemini(リセーラーでただで使っている)
AIツールの展望
大体ガヤが多くて、嘘つき。
何が流行るかはわからない。色々使うでOK
お金使いたくない(一個にコミットしすぎてしまうから、無料をあえて選んでいる)
外資以外で年収を上げる
会社でやると搾取されるから、アプリ作る。
億単位で稼げるから。
外資系がどんな顧客持って、お金をどうやって引っ張ってくるのかは知っておいた方が良い
20代のうちにやるべきこと
ネイティブレベルの会話系はまだAIにできないから、おすすめ
付き合う相手で外国人おすすめ。
エンジニアはとりあえず英語。
中国語のエンジニアリソースも増えているから、意外とありかも
ひろゆきなりの生存戦略
まともなコード書くエンジニアが食いっぱぐれることはない。
(下手なSIとかだと食いっぱぐれる)
流行りに合わせて書いて、サービス作るだけ。
トレンド的にFlutter入れてやってみたりはする。
序盤に面白そう→初めにやると第一人者になれる
2ch→掲示板が全然ないから誰も本気でやってなかった。(ニコ動とかもそう)
早めにやるとマーケットも獲得できる。
流行りそうなやつやっとくと差別化できる。
まともなエンジニア→AIが出したコードをちゃんと修正できる人
キャッチアップ方法
キャッチアップしようではやってない
3年前はReactだったが、Geminiとセットで行けるから、Flutter試してる。
その時に最善の答えを出す。
U35が競プロを始めた方が良いか?
趣味でやりたきゃどうぞ。食えるかはさておき。
雑学対戦でも使えるから損はしないけど、趣味では残り続ける。
やってる人とツテを作っておくと良い会社の人が多いからコネはあると良い。
一緒に働いててすごかった人
-
思った以上に真っ当で普通っていうのが面白かった
-
ドワンゴ時代は週一出社のフルリモだったけど真っ当
-
教科書的にはダメだけど、再帰的にコードを読ませるとバグるみたいな答えを出せるのが面白い
- prodに行けると判断した
- 曲芸
-
片手で打てるキーボードでコードを打つ→おもろい
- モニターとPCはカバンの中
- ずっと見ずに書いている(エラーは出てから直す)
- 移動中も書いている
- ガラケーで書いて、メールで送る
アイデア出し
世の中のニーズとかからどうやって考えるのか
スタンス:知識と経験は役立たない
キャッチアップはダメで、必要な時に最新の知識を取る。(最善)
何を作りたいか
- 最近:くだらないソシャゲ(国ごとにトレンドのある広告出るから、それを参考にする)
2ch作った時
掲示板で遊んでて、作れそう。改造できるかなが由縁
使っているものの延長線。
ワコール(女性用下着)の社長。下着マニアだったからできた。
続けられそうなレベルで他者にどう価値を出せるのか働き方
- 26歳で何者でもない場合
- スキルによる
アプリに広告でも良いし、記事の広告でも良い
向いているものを一通り試す。
小さい頃から会社向いてないと思ったから、サイトを作った。
書くより書かせる方が金にはなる。
コード書けるコミュ力低いやつを探すのが一番良さそう。
エンジニアに求められるコミュ力
- エンジニア的にはコミュ力ないやつを見つける方が良い(間で中抜きできるから)
- 代わりにやっといてあげる
- 転職活動もできない
外部と内部では違う。
エンジニアで一番稼いでそうな人は誰か
男性:ドワンゴ創業者の川上さん、ホリエモン
女性:DeNA難波さん(コードは書かないが、コードを書くことにこだわらなくても良い)
エンジニア的思考を持って、コードを他人に任せるのが良い。
ビルゲイツも日本人エンジニアに負けて書かなくても良くなった。
エンジニアの能力は必要だが、それだけだと会社を大きくできない。優秀なエンジニアを見つけたり、嘘ついた時にわかるか。
2025残れるSIer
NTTデータ→銀行とか電力、水道のインフラやってるから
インフラやってる会社が生き残れる(儲かるかどうかはさておき、別の話)
会議の意味合いをどうするか
マネージャは責任転嫁するために使う(何か起きた時にみんなで意思決定したせいにする。誰かにする)
- 自分に来ないようにする
- 現場じゃないから、責任ボールを早く配る・回す
- 結果として自分に来ないようにするのが良い(言質を取る)=錦の御旗に使える。人を動かすための言質にする。
- 取りたいものを取るために使う
AIが出てきて変わった日常生活
使うことほぼない。たまの検索がわりレベル。
仕事ではたまに使うけど。
Siriとか音声系好きじゃない(まどろっこしい)。聞きたい答えが返ってこない時とか
AIで求められる範囲が広くなっていて、やりたくない範囲をやる際の折り合いをどうつけたら良いか
誰でもできることはAIができるから、むずいとこできる理論で仕事はやりやすくなったのではないか。
AIができない抽象化をエンジニアがやるはず。本当に面白いところだけやる。
やりたくないことをやらなくて良い。
まともなコード書ける人を増やすには
結構むずいのでは?
一から頭でシステムの仕様、システム構成が組める人。
最近の人はAI込みでやっちゃうから、むずそう。
ゲームプログラマ系のシビアなコントロール必要なとこは残りそうだが。
エンジニアコミュニティも細くなりそうだが、どんな準備できそうか。
一から作りたいと思うかどうかは人による。そこで作り始めた人は少ないし、最後までやった人はほぼいない。
社会人になる前に作ってた人が良い人になりそう。エンジニアが目的ではなく、やりたいことのためにエンジニアなった、系が優秀そう。
エンジニアしかできない人の方が優秀そう。(生活が下手とか)
アプリ制作
iOSランキングアプリで作れそうなのを作ってみる+アルファで似たような名前にする
流行りの答えはわからないが、iOSは流行りをタダで公開している。
世間受けを当てに行く方が良い。
コミュ力ないアドバイス
全部リモートでやればいいのでは。
→逆にミスる
- 優先順位間違える、曲解を出す
- コミュニケーションしてるせいでは
- 上司の発注が悪い→テキストにしてもらう
- チケット制が良い
- チケット制じゃない場合は?
- 上司に具体的にやることをテキスト化してもらうのでは
- 口頭のやり取りを減らす
- チャットのやり取りを増やす。テキストを増やすと証跡になる。
自身を一言で表すには?今後どうなるか
働きたくないのでやりたいことやってる人。好奇心(エンジニア、ゲーム)
やりたいことを事業にできる。
広く浅く、深い方が良いのか
- 安全は広く浅く
- 早めに始めたからよく知っててアプリが知られてる系の第一人者になるべき
受託vendorでクライアントでしんどい時ある
- 他人にどうなって欲しいを考えるのをやめた方が良い
- 自分のシステムでもないから、さっさと終わらせて飲みに行くとかでも良い
LLM無職
紹介するだけでお金稼げたりもするから、LLM全賭けはOK
エンジニアで結婚したいけど、できない
キャリアを積みたいから。
先か後どっちが良いか。
年収700-800、27~8ならOK。(このレベルは大体結婚している。30超えると、女性の目が肥えてくるから面倒)
- つてを辿って金あるムーブが良い
生存しやすい国
戦争なけりゃどこでも良い。インターネットあれば耐える。キューバと北朝鮮だけネットワークダメ。
ペーパー会社立てて、外貨で稼ぐもできる。大体法律緩い。
イスラム系は文化知っておく。西欧文化圏が良い。
ジョージアが一番楽(旅行者が銀行つくれるレベル。法人登録もパスポートでできる)
一言
エンジニアなら食いっぱぐれることはない
アメリカのレイオフ→2000万だから
日本は給料低いから買い場。外人より安いから。
今後も雇われる。海外から発注を受ける真面目なエンジニアは残れる。
感想
ひろゆきさんはディベートで論破するイメージがとても強く、今回もそういった感じなのかと思いました。しかし、全然そうではなくて凄腕のエンジニアであり、我々の誇るべき先達の一人でした。質問する相手を尊重してどっしりと待つスタンスやマイクがたまたまオフになっていた際に復唱して聴者に届けること、質問者にマイクを届けるまでの時間での補足。広い知識の幅やエンジニアとしての腕だけではなく、思いやりやサービス精神といったところまで持ち合わせていました。彼の大きな背中を見て学ぶとともに、まずは彼の言う「まともなコードを書くエンジニア」になりたいと思います。
全体感想
コラコンはキャリアについて話すカンファレンスだと思っていて、キャリアパス以外成果がないかもと感じつつ参加しました。しかし、そんなことはなく実績を持つ方々の発表から目から鱗な観点を得ることができました。斯くいう私も将来の不確実さに不安を感じていたのですが、それはただの観点不足であり、私自身がどうありたいか整理することができなかっただけのようです。コラコンでの学びを通して自己分析もとい、自己整理と抽象化を頑張ってみたいところです。私がまとめる方向性は、まずは「オタ駆動開発」ができるようになること、次に私の持つ経験の点を繋げて面を成し、価値を生み出しつつ「まともなコードを書くエンジニア」になることを目指す、といったあたりになると思います。
キャリアを見るにあたって不透明さを感じたり、どうしたらいいか悩んだりしている方におすすめです。純粋にサポーターズさんのイベントということもあり楽しい会でもありますので、視野を広げるとともに単に楽しむだけでも十分良いイベントかなと思います。
Discussion