Claude Code が言及したファイルを直接エディタで開かせたい
はじめに
Claudeが 「~を確認してください」、「~を変更しました」等として、mdやコードを言及するときがあるが、都度エクスプローラーを開いてファイルを開くのが面倒くさい。
Windowsの場合、VSCodeがインストールされてれば、 code というコマンドで、
対象ファイルを開かせる事ができます。
なので、Claudeがファイルを参照する際に、 code コマンドでファイルを開くように指示しておくと、いちいちファイルをたどらなくてよいので楽です。
この記事では、その使い方や活用例などを紹介します。
Claude にエディタを開かせる
たとえば Claude が
Claude > 計画ファイルを aidlc-docs/plan.md に生成しました。確認をお願いします。
といったように、確認依頼をしてきた際に、
ユーザー > code で開いて
と、Claude が code を実行して対象ファイルを VS Code で開いてくれる。

運用に組み込むなら: ルールに書いておく
毎回チャットで指示するのが面倒なら、Claude Code のルール(~/.claude/rules/ 配下)に書いておく方法もある。Claude が確認依頼を出す直前に自発的に code を実行してくれるようになる。
ユーザーにドキュメントの確認を依頼する際は、対象ファイルを `code "<絶対パス>"` で開いてから確認依頼の本処理を行う。
このルールは AI-DLC(AI-Driven Development Lifecycle)のような、要件定義 → 設計 → 実装と段階を進めるたびに 生成ドキュメントへユーザーが回答・承認を書き込んで次に進める ワークフローと相性が良い。
要件定義ステージで Claude が aidlc-docs/(AI-DLC が成果物を置くディレクトリ)配下の requirements.md を生成し、空欄の質問項目をユーザーに埋めさせる場面。Claude が code を実行すれば、ユーザーはそのファイルを VS Code 上で開いて即編集できる。

動かすための前提
code を PATH に通す
code は VS Code 同梱の CLI(公式リファレンス)。
code --version
バージョン文字列が返れば OK。出なければ下表を参照。
| OS | 状態 | 対応 |
|---|---|---|
| Windows(インストーラー版) | 既定で PATH に追加済み | 通常は対応不要 |
| macOS | 既定では PATH に入らない | VS Code のコマンドパレットで Shell Command: Install 'code' command in PATH を実行 |
| Linux(.deb / .rpm / Snap) | 多くの場合 PATH に入る | 入っていなければシンボリックリンクを作成 |
パスは二重引用符で囲む
パスに空白を含むと引数解釈が壊れるので、二重引用符で囲む。
code "C:/Users/My Name/projects/foo/plan.md"
補足: その他の使い方
特定行にジャンプして開く(-g)
該当行に飛ばす。レビュー指摘の対象行を見せたい場面で有効。
code -g "src/app.ts:42"
任意の 2 ファイルを差分エディタで並べる(-d)
VS Code 標準の差分エディタで 2 ファイルを左右に並べる。git は介在しないファイル比較。
code -d "before.md" "after.md"
標準入力をバッファに流し込む(code -)
code - は 標準入力を新規バッファに流し込む 動作(左右比較ではなく単一バッファ)。git diff の出力をパイプで渡せば、diff 形式のハイライトで読める。
git diff | code -
応用: 同一ファイルの編集差分を split-diff で見る
split-diff は HEAD 版と作業ツリー版を左右 2 ペインで並べる表示形式。code - の単一バッファ表示と違い、対応する行が左右で揃う。
git difftool の外部ツールとして code --diff を呼び出す設定を渡せば実現できる。
git -c diff.tool=vscode \
-c 'difftool.vscode.cmd=code --wait --diff "$LOCAL" "$REMOTE"' \
difftool --no-prompt path/to/file
--wait がないと git が一時ファイルを掃除した後に VS Code が読みに行き、表示が壊れる。毎回の入力が面倒なら git config で永続化しておくと git difftool path/to/file だけで呼べる。

まとめ
- チャットで「
codeで開いて」と頼めば、Claude がcodeを実行する - 毎回頼むのが面倒なら、ルールに 1 行入れておくと自動で開く。AI-DLC のようにユーザー記入を伴うワークフローと相性が良い
- 前提は VS Code が PATH に通っていることだけ。パスは二重引用符で囲む
-
-gの行ジャンプ、-dの差分、code -の標準入力流し込みなど、他にも使い方がある
余談: Claude に記事を書かせると新しい使い方が見つかる
本記事も Claude に下書きさせ、対話しながら検証・修正する形で執筆した。当初の主題は「ルールに 1 行入れて自動オープンさせる」だけだったが、執筆過程で code のオプションを Claude と一緒に試したことで、-g での行ジャンプ、code - への git diff パイプ、git difftool での split-diff 連携といった応用が芋づる式に見つかった。
公式ドキュメントには「自分の作業文脈に当てはめるとどう使えるか」までは書かれていない。Claude に記事の素案を書かせて、出てきた選択肢を対話で潰していく過程そのものが、ツールの使い方を再発見する手段になる。
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