1. OpenSiv3D v0.6 を使う開発に必要な環境
OpenSiv3D v0.6 でプログラミングをするには、プラットフォームに応じて次の開発環境が必要です。
1.1 Windows
OS | Windows 7 SP1 (64-bit) Windows 8.1 (64-bit) Windows 10 (64-bit) Windows 11 |
CPU | Intel もしくは AMD 製の CPU |
映像出力 | モニタなど、何らかの映像出力装置があること |
音声出力 | 何らかの音声出力装置があること |
開発環境 |
Microsoft Visual C++ 2019 16.11 または 2022 17.0 (インストーラ内で「C++ によるデスクトップ開発」を追加インストール) |
1.2 macOS
OS | macOS Mojave / Catalina / Big Sur |
CPU | Intel 製の CPU |
GPU | OpenGL 4.1 サポート |
映像出力 | モニタなど、何らかの映像出力装置があること |
開発環境 | Xcode 11.3 以降 (Big Sur の場合は Xcode 12.5 以降) |
- Apple Silicon は将来のバージョンでサポートが追加されます
- 2012 年以前の Mac 製品では GPU が OpenGL 4.1 をサポートしていない場合があります
1.3 Linux
OS | Ubuntu 20.04 LTS |
CPU | Intel もしくは AMD 製の CPU |
GPU | OpenGL 4.1 サポート |
開発環境 | GCC 9.3.0 Boost 1.71.0 - 1.73.0 |
1.4 Web
Web 版は現在試験的な実装が提供されています。
最新の情報は OpenSiv3D for Web プロジェクトページ を確認してください。
将来のバージョンで公式サポート対象に含まれる予定です。
2. OpenSiv3D v0.6 で開発したアプリの実行に必要な環境
OpenSiv3D v0.6 で開発されたアプリケーションを実行するには、次の環境が必要です。
2.1 Windows
OS | Windows 7 SP1 (64-bit) Windows 8.1 (64-bit) Windows 10 (64-bit) Windows 11 |
CPU | Intel もしくは AMD 製の CPU |
映像出力 | モニタなど、何らかの映像出力装置があること |
音声出力 | 何らかの音声出力装置があること |
2.2 macOS
OS | macOS Mojave / Catalina / Big Sur |
CPU | Intel 製の CPU |
GPU | OpenGL 4.1 サポート |
映像出力 | モニタなど、何らかの映像出力装置があること |
- Apple Silicon は将来のバージョンでサポートが追加されます
- 2012 年以前の Mac 製品では GPU が OpenGL 4.1 をサポートしていない場合があります
2.3 Linux
OS | Ubuntu 20.04 LTS |
CPU | Intel もしくは AMD 製の CPU |
GPU | OpenGL 4.1 サポート |
2.4 Web
Web 版は現在試験的な実装が提供されています。
最新の情報は OpenSiv3D for Web プロジェクトページ を確認してください。
将来のバージョンで公式サポート対象に含まれる予定です。
3. 開発環境のインストールガイド
3.1 Visual Studio のインストール (Windows)
Windows 7 や Windows 8.1, Windows 10, Windows 11 のパソコンで Siv3D プログラミングをする場合は「Visual Studio Community 2022(ビジュアル・スタジオ・コミュニティ 2022)」を使うのが便利です。これは世界中のプロフェッショナルのソフトウェア開発者が使う「Visual Studio」というプログラミングツールの無料版です。学生、個人、少人数の開発であれば、Visual Studio の有料版と同じ機能を無料で使えます。
手順
https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/ から 「Visual Studio 2022 コミュニティ」 を選択してインストーラをダウンロードし、実行します。
インストーラを実行すると、インストールするプログラミング言語や開発ツールを選択する次のような画面が出てきます。インストール項目の選択画面から 「C++ によるデスクトップ開発」 を選択します(右側の「インストールの詳細」に表示される項目は Visual Studio のバージョンによって異なるため、気にする必要はありません)。
そのまま右下の 「インストール」 ボタンを押せば、C++ プログラミングに必要なツールのインストールがはじまります。
3.2 Xcode のインストール (macOS)
MacBook や iMac など macOS のパソコンで Siv3D プログラミングをする場合は「Xcode(エックスコード)」を使います。アプリケーションを開発するための開発環境で、アップル社が無料で提供しています。
手順
App Store から Xcode をインストールします。使用している macOS のバージョンによっては、App Store にある最新の Xcode をインストールできないことがあります。その場合は https://developer.apple.com/download/more/ から 過去の Xcode 11.3.1 以降のバージョンをダウンロードしてください。
次のページでは、Siv3D SDK を導入して開発を始める方法を説明します。