Oracle Cloudがすごい!メリットと登録方法
🎁 メリット
一般的に「クラウドの無料枠」というと、AWS や GCP が有名ですが、リソース(CPU/メモリ)や無料期間に厳しい制限があるのが現状です。
一方で、Oracle Cloud (OCI) の「Always Free(常時無料)」枠は、他社とは一線を画すスペックを提供しています。特に「期間」と「メモリ容量」の違いは決定的です。
主要4大クラウドサービスの無料枠(仮想マシン)のスペックを比較しまとめたのが以下の表です
| 項目 |
Oracle Cloud (Always Free) |
AWS (Free Tier) |
Azure (Free Account) |
GCP (Free Tier) |
|---|---|---|---|---|
| 期間 | 一生無料 (無期限) | 12ヶ月間 [1]
|
12ヶ月間 [1]
|
一生無料 [2]
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| CPU |
4 OCPU (ARM) [3]
|
1 vCPU | 1 vCPU | 2 vCPU (実質0.25) |
| メモリ | 24 GB 🚀 | 1 GB | 1 GB | 1 GB |
| ストレージ | 200 GB | 30 GB | 64 GB | 30 GB |
通信量(送信) [4]
|
10 TB / 月 | 100 GB / 月 | 100 GB / 月 | 1 GB (最大200GB) |
| リージョン | 東京 / 大阪 OK | 全リージョン | 全リージョン |
米国のみ [2]
|
注釈:
- [1]: 12ヶ月の壁 AWSとAzureの無料枠は、登録から12ヶ月が経過すると終了し、自動的に従量課金に移行するかインスタンスが停止します。
- [2]: リージョン制限 GCPの無料枠(e2-micro)が適用されるのは米国リージョンのみです。東京リージョンを選ぶと課金対象となり、日本からの利用は遅延(ラグ)が発生しやすくなります。
- [3]: シェイプと在庫 Oracle Cloudでこのスペックを利用するには、作成時に "Ampere" (ARM) シェイプを選択する必要があります。人気のため、リージョンによっては「在庫切れ (Out of Capacity)」で作成できない場合があります。
- [4]: 通信量 (送受信)
- 送信 (Outbound) インターネットへ出ていく通信です。GCPはデフォルト(プレミアム層)だと1GBしかありません(設定変更で200GBまで無料になりますが手順が複雑です)。Oracle Cloudはデフォルトで10TBあり、実質無制限です。
- 受信 (Inbound) 外部からサーバーへのデータ受信(アップロードなど)は、4社とも無制限・無料です。
💡 vCPU と OCPU の違いについて
多くのクラウド(AWS, GCP等)で使われる vCPU は、物理コアの「スレッド」を指します(一般的に 2 vCPU = 1 物理コア)。
対して Oracle Cloud の OCPU は「物理コアそのもの」を指します。
つまり、4 OCPU というのは 4つの物理コア を占有できるという意味です。計算能力の定義において、Oracle Cloud の 1単位は他社の約2倍以上の価値があります。
⚠️ 重要な注意点: ARMアーキテクチャ
この破格のスペック(4 OCPU / 24GB MEM)が提供されるのは、CPUに ARMプロセッサ (Ampere A1) を使用した場合に限られます。
- メリット: 省電力で非常に高速。
-
デメリット: 一般的なパソコン(Intel/AMD)用のソフトがそのまま動きません。
- Dockerイメージを使う際は
arm64(aarch64) 対応版が必要です。 - MinecraftサーバーなどはJava版であれば問題なく動きますが、一部のMODやツールが非対応の場合があります。
- Dockerイメージを使う際は
🛩️ 実質「ハイスペックPC」がもう一台手に入る
このスペック表を見て、改めて驚いた方も多いのではないでしょうか。
特に注目すべきは メモリ 24GB という数字です。
現在、家電量販店で売られている一般的なノートパソコンのメモリは 8GB や 16GB が主流です。つまり、Oracle Cloud の無料枠は、そこら辺の市販のパソコンよりもハイスペックなマシン を提供していることになります。
これだけの性能を持つマシンが、物理的に場所を取ることなく、電気代もかからず、24時間365日クラウド上で動き続けているのです。
- カフェのWi-Fiから
- 移動中のスマホから
- 自宅のメインPCから
いつでもどこでも、この「自分専用のハイスペックPC」に接続して開発や実験ができる。しかも、それが 一生無料。
これを利用しない手はありません。
🧖♂️ なぜこれほど「太っ腹」なのか?
「タダほど怖いものはない」と勘ぐる方もいるかもしれませんが、Oracle Cloud がこれほどハイスペックな環境を無料で提供するのには、明確な 2つの理由 があります。
1. クラウド市場でのシェア獲得 (後発組の戦略)
AWS や Azure、Google Cloud が既に圧倒的なシェアを持つ中、後発である Oracle がユーザーを獲得するには、インパクトのある差別化が必要です。
「他社では有料レベルのものを無料で配る」ことで、まずエンジニアに触ってもらい、ファンを増やすというマーケティングコストとして割り切っている側面があります。
2. ARMアーキテクチャの普及
この高スペックな無料枠は、IntelやAMDではなく ARMプロセッサ (Ampere) 限定です。
ARMサーバーは省電力で高性能ですが、まだソフトウェアの対応やノウハウがIntel系に比べて少ないのが現状です。
Oracle は、世界中の開発者に無料でARMサーバーを使ってもらい、「ARM環境での開発エコシステム」 を急速に広めたいという狙いがあります。
つまり、これは罠や気まぐれではなく、「Oracle側の普及戦略」と「ユーザーのメリット」が完全に一致した結果 生まれたサービスなのです。
📋 登録方法
では、実際に登録を進めていきましょう。
以下の公式リンクからスタートします。
Step 1: アカウント情報の入力

「無料で始める」ボタンを押す

国(Japan)と氏名(一応クレジットカードの表記に合わせました)、メールアドレスを入力
人間確認(パズル)を解いて「メール・アドレスの検証」をクリックします。
届いたメール内のリンクをクリックすると、続きの画面に進みます。
Step 2: パスワードと「ホームリージョン」の選択
ここが最重要ポイントです。
- パスワード: 大文字・小文字・数字・記号を含む強力なものを設定します。
- クラウド・アカウント名: ログイン時に使うIDです(後で変更不可)。
- ホーム・リージョン: サーバーを置く場所を決めます。

⚠️ 注意: ホームリージョンは一生変更できません。
日本在住であれば、遅延の少ない 「Japan East (Tokyo)」 または 「Japan Central (Osaka)」 を必ず選択してください。
東京の場合は枯渇してるっぽかったので私は東京在住ですが、大阪を選びました。
Step 3: 住所入力
住所を入力します。
英語の住所は以下のサイトで確認しました。

Step 4: お支払い方法の追加 (本人確認)
クレジットカード、またはデビットカードを登録します。
「Add Credit Card」ボタンを押すと、カード情報の入力ポップアップが開きます。

Memo: ここで一時的に少額(100円程度)の請求が行われることがありますが、カードの有効性を確認するためのもので、すぐにキャンセル(返金)されるはずです。(多分)
Step 6: 最終確認とスタート
すべての項目にチェックが入っていることを確認し、「無料トライアルの開始」をクリックします。
私はここまでの流れで最後のクレジットカードのポップアップが完了してから画面が真っ白になってしまいました。多分時間をかけすぎたんだと思います。
リロードをしてもう一度同じ手順を行ったところうまくいきました。
Step 7: 登録待ち
エラーが出ずに以下の画面になれば成功です

通常、数分〜15分程度で完了メールが届き、コンソールにログインできるようになります。
とりあえず今はOracle Cloudからの返信待ちです。
使えるようになったらこの記事を更新したいと思います。
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