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Claude Codeのクラウド版スケジュール機能が良すぎる。おすすめの使い方5選

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Claude Codeに、クラウドベースの定期タスク実行機能がリリースされました(リサーチプレビュー)。

https://x.com/noahzweben/status/2035122989533163971

先日リリースされた/loop機能や、Claude Desktopのスケジュール機能はローカル環境に依存していたため、PCのスリープやセッション切れで止まってしまうのが悩みでした。今回のスケジュール機能はクラウド上で動くためPCを閉じても動き続けます。

この記事では、クラウド定期実行の概要おすすめの使い方を5つ紹介します。

クラウド定期実行タスクとは

2026年3月にリサーチプレビューとしてリリースされた機能です。リポジトリ、スケジュール、プロンプトを設定すると、Anthropicのクラウドインフラ上でClaude Codeが定期的にタスクを実行してくれます。

主な特徴

  • PCの起動状態に依存しない: クラウド上で実行されるため、PCをスリープしても、電源を切っても動き続ける
  • 環境変数に対応: セットアップ時にENV変数を設定できるので、シークレットやAPIキーが必要なリポジトリでも使える
  • MCP連携が可能: claude.aiで接続しているMCPサーバーにアクセスできる。Slack、Linear、Google Drive、Figma、Google Calendar、Sentryなど外部サービスとの連携が可能。公式コネクタに加えて、カスタムコネクタを設定することもできる
  • 追加課金なし: サブスクリプションのレート制限を他のClaude利用と共有する形。別途料金はかからない

対応プラン

Claude Code on the webが利用できるプランで使用可能です。
Pro、Team、Enterprise、Maxなど。

セットアップ方法

Web UIまたはClaude Desktopのどちらからでも設定できます。
https://claude.ai/code/scheduled/new

設定する項目は以下の通りです。

  • スケジュールタイトル
  • 実行するプロンプト
  • 対象リポジトリ(複数指定可)※
  • 頻度(毎時、毎日、平日毎日、週次)
  • コネクタ(MCP)

※事前にGitHubアカウントの連携と、対象リポジトリへのClaude GitHubアプリのインストールが必要です。

おすすめの使い方5選

1. オープンPRの定期巡回・レビュー

毎朝、未レビューのPRをチェックしてレビューを実施します。自分のPRにレビューコメントが届いていれば、修正対応まで行います。人間の判断が必要な箇所は修正提案として残すようにするのがおすすめ。

スキルも使用できるので、いつも使っているレビュースキルなどを明示しておくとよいです。

プロンプト例)PRレビュー

下記を実行してください
1. リポジトリのオープンPRを一覧取得
2. 未レビューのPRがあれば、`pr-review`スキルでレビューする
3. ...

プロンプト例)レビュー修正対応

自分が作成したPRを取得して、下記の手順で修正対応を行なってください
1. 未対応のレビューコメントが届いているかチェック
2. コメントがあれば修正要否を検討
3. 修正後pushして、3分ごとにPRを監視し新たなレビューの到着を待つ
4. 10分新たなレビューがなければタスクを終了する

https://zenn.dev/rakko_inc/articles/bdc5bdb827e488

2. CI失敗の夜間分析・修正PR提出

夜間に発生したCI失敗を自動で分析し、原因を特定して修正PRを作成します。朝出社したら修正PRが届いている、という体験が実現します。

Claude CodeはSentryとの連携が用意されている他、カスタムMCPでDatadog MCPなどとも連携できます。
定期的にログを監視させたり、障害の原因をコードとログ両面から調査させることで、障害対応・バグ対応の多くを自動化できます。

3. ドキュメントの最新化

マージ済みのPRを検知し、その変更内容に基づいてリポジトリ内のドキュメントを更新します。READMEやAPI仕様書が実装と乖離する「ドキュメントの陳腐化」問題を防げます。

プロンプト例)

1. 過去24時間以内にマージされたPRを取得
2. 各PRの変更内容を確認し、ドキュメントとの整合性をチェック
3. 必要な場合:
   - README、API仕様書、設定ガイドなど関連ドキュメントを更新
   - 更新内容をまとめたPRを作成

上記はリポジトリ内でドキュメントを管理している前提です。
一方MCP連携を使えば、リポジトリ外のドキュメント(NotionやConfluenceなど)の更新も可能です。

4. 依存関係の定期チェック

セキュリティアップデートや非推奨パッケージを定期的に検出し、対応PRを作成します。Dependabotに近い運用をClaude Codeで実現できます。

プロンプト例)

1. パッケージの依存関係を確認(npm audit, pip audit 等)
2. セキュリティ脆弱性があれば:
   - 影響範囲を分析
   - パッチバージョンへの更新PRを作成
3. 非推奨パッケージがあれば:
   - 代替パッケージの候補をPRのdescriptionに記載

5. タスク管理・Issueの品質維持(MCP連携)

MCP連携の真価が発揮されるユースケースです。LinearやBacklogといったプロジェクト管理ツールに接続し、Issueの品質維持やプロジェクト運用の健全性チェックを自動化できます。

プロンプト例)

1. 処理中のプロジェクトを巡回し、運用ルールの逸脱を検出
   - マイルストーンの設計は適切か
   - 進捗が停滞していないか
2. 期限が近いor超過しているIssueを検出
   - 担当者にコメントで通知
3. Issueの内容が不十分なものがあれば修正提案をコメント

上記はシンプルなプロンプト例を紹介してますが、実際には専用のスキルを用意するのがオススメ。

弊社では、LinearのプロジェクトとIssueを週次で自動巡回する仕組みを運用しています。
プロジェクトのマイルストーン設計やIssueの記載品質をAIがチェックし、問題があればSlack通知やIssueコメントで担当者に是正を促します。

PMの負担になりがちなIssueマネジメントを大幅に省力化できます。

/loop・Desktop版・クラウド版の使い分け

Claude Codeには定期実行の仕組みが大きく3つあります。それぞれ特性が異なるので、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。

/loop Desktop Scheduled Tasks クラウド定期実行
実行場所 ローカル(ターミナル内) ローカル(Desktopアプリ) Anthropicクラウド
PCスリープ時 停止 停止 継続
セッション/アプリ終了時 消える 維持(再起動後も有効) 継続
最長期間 3日で自動失効 無制限 無制限
MCP対応 セッション内のMCP Desktop内のMCP claude.aiのMCP
設定方法 /loop コマンド Desktop GUI Web UI or Desktop
対応リポジトリ ローカルのリポジトリ ローカルのリポジトリ GitHubのみ

どれを使えばいい?

  • 今日だけ、このセッション中だけ監視したい/loop
    • 例: デプロイ後の数時間だけ状態を監視する
  • 毎日決まった時間にローカル環境で動かしたい → Desktop Scheduled Tasks
    • 例: 毎朝のローカルビルドチェック
  • PCの状態に関係なく確実に動かしたい → クラウド定期実行
    • 例: 夜間のCI分析、週次のIssue巡回、PRレビュー

/loop は「今この瞬間の一時的な監視」、Desktop版は「ローカル環境に依存するルーティン」、クラウド版は「確実に動いてほしい定期タスク」と覚えておくとシンプルです。

注意点・現時点の制約

リサーチプレビュー段階のため仕様変更の可能性があるのと、
私が使ってみていくつか注意点を見つけたので共有します

有効化できるスケジュールの数に上限がある

検証したところ、実行周期ごとに有効化できるスケジュールに制約がありました(2026/3/22時点)

  • 毎時:1つまで
  • 毎日/平日/週次:3つまで

上記はTeamプラン、Proプランでの検証結果です。Enterpriseプランだともう少し増えるかも?
さすがに上限が小さすぎるのでGAされるタイミングで制限解放して欲しいですね

レート制限は通常のセッションと同じ(たぶん)

通常のClaude Codeのセッションと同じようにクレジットが消費される(はず)です。

Claudeのサポートページによると、claude.ai・Claude Code・Claude Desktopなどすべての製品は同じ使用量制限を共有します。

おそらくクラウド定期実行も同様に消費されるので、頻繁にスケジュールを設定する場合は通常利用への影響に注意してください。

まとめ

クラウド定期実行タスクは、Claude Codeの定期実行における「PCを閉じると止まる」問題を根本的に解決する機能です。

特にMCP連携と組み合わせることで、PRレビューやCI修正といったGitHub内の作業だけでなく、Slack通知やプロジェクト管理ツールとの連携まで自動化の幅が広がります。

まだリサーチプレビュー段階ですが、普段の開発フローを大きく効率化できるポテンシャルがあります。気になった使い方があれば、ぜひ試してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


参考リンク

ラッコ株式会社

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