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OSSをやっている人は偉いと言う話について

podhmopodhmo

OSSをやっている人が偉いみたいな話、採用関係で色々あるみたいだけれど、一個人として思うことをつぶやいてみる。

まず大前提としてOSSをやっていなくて優秀な人は存在する。OSSをやっていなければ優秀な人ではないということではない。どちらかといえば、採用時に、主に自社サービスの会社において、いきなり指名でのスカウトを行う形態が現れ、これに対応する上での苦肉の策としての行動によって生まれた価値観という意味合いの方が強いのではないか? (もちろん、採用という目を通さない場合においての、一開発者目線においての親近感みたいな話は別途存在する)

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候補者を「経歴が{優秀,微妙}で実際{優秀,微妙}」という4つの区分で考えたときに、経歴が優秀で実際優秀な上澄みを除いた上での候補者選びについて考えることになってしまう(ことが多い)。このときに、自社において、経歴が優秀な集団を選んだときのミスマッチが大きかった(というのも、経歴優秀で実際優秀な人は層が被らないのでそれが除かれた層に接することになる)というのが前提になりそう。

というような前提があった上で、候補が実際に優秀か微妙かをチェックしたいが、自社のネームバリューがない場合には、そもそもコーディングチェックのような試験すら課し辛い場合がある(最近はそうでもないかもしれない)。候補者への負荷を与えずにフィルタリングする指標が欲しかった。つまり、採用担当側だけがコストを支払えば済むような着眼点が欲しかった。

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ここでようやくOSSの話になる。ここでも、OSSをやっていると偉いのではなく、OSSをやっていた場合には、同じ開発者であれば候補者の能力の下限を類推することが可能になると言う程度なような気がする。

開発者目線で候補者を見るときに、基本的には、ある程度コードが書けることと自走可能なことを必要な能力として考えることが多い。ここで自走可能な人を選ぶ理由は、たいていの場合、コミュニケーションコストを割くリソースが存在していないため。

あと、実は、優秀な人を選んでいるのではなく、明らかに微妙な人をどうにか省きたいと言う程度の感覚な気もする。

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そういう観点で、OSSをやっているひとを見たときに、以下のような部分を見る(感じだと思う)。

  1. 実現したいこととその実装が存在する(?) 一種のプロダクトオーナー的な立ち位置を経験している
  2. 少なくとも何らかの領域において定点観測点が存在し、その定点観測点中の変化に対応できる
  3. 少なくとも何らかの生活圏が存在し、その生活圏において何らかの生活をしている足跡が見える。解釈や理解を述べるだけではなく手を動かしている
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そういう意味では、個人的には以下のことができていれば十分だと思っている(いた)。

  • 特定の環境の公式レジストリ(e.g. pypi, npm, ...)に何らかのパッケージを登録している
  • そしてそのパッケージを処理系のバージョンアップに追随させている

あとは、コードを書く力もそこまでは求められていなくて、再帰が気楽に書ければ生きていけるんじゃないか?というような認識だったりする。

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と、まぁそういうわけで、定点観測点の存在とその周囲での活動の足跡が見えれば良い。そのうちの一つの例として、開発者が評価者として動いた場合に限り、一定の推測が可能な着眼点の1つがOSSにおいての活動だったというだけの話と言う理解でいた。

元の記事の話に戻ると、可能性1のソースがオープンであるというところだけが価値なんじゃないかと思う。採用面でみた場合には。

podhmopodhmo

あとは元の記事への言及をしているようなブログとかを探して貼りたい。暇な時にでもやれたら。

このスクラップは2023/07/03にクローズされました