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<AI+独学> Gitの基本用語16選

2025/01/22に公開

Gitの用語16選

Gitにおける基本的な用語と、GitHub Desktopでの操作方法を解説します。この記事を読めば、Git初心者でも主要な機能を理解し、効率的にバージョン管理を進められるようになります!


1. リポジトリ (Repository)

概要:
リポジトリは、ファイルやコードを保管するための場所であり、変更履歴も一緒に保存されます。プロジェクト全体のバージョン管理を行う中心的な役割を果たします。

種類:

  • ローカルリポジトリ: 自分のPC上に保存されるリポジトリ。オフラインでも作業可能です。
  • リモートリポジトリ: GitHubなどのオンラインサービスに保存され、チームで共有する際に使用します。

GitHub Desktopでの操作:

  1. リポジトリの作成:
    • GitHub Desktopを開き、メニューの「File」→「New Repository」を選択します。
    • リポジトリ名、保存場所を指定し、「Create Repository」をクリックします。
  2. リモートリポジトリとの連携:
    • 「Publish repository」ボタンをクリックしてリモートリポジトリを作成します。
    • または、既存のリモートリポジトリをクローンする場合、「File」→「Clone repository」を選択し、GitHubのリポジトリを選択してローカルに保存します。

2. ワークスペース (Workspace)

概要:
ワークスペースとは、リポジトリに含まれる作業用のフォルダです。追跡対象のファイルがこのフォルダ内に保存され、Gitによって管理されます。

GitHub Desktopでの操作:

  • 変更の確認:
    1. GitHub Desktopを開くと、ワークスペース内の変更が「Changes」タブに表示されます。
    2. ここで変更内容を確認し、必要に応じてコミットやプッシュを行います。

3. コミット (Commit)

概要:
コミットとは、変更内容をリポジトリに記録する操作で、Gitのバージョン管理の基本単位となります。各コミットには変更内容、日時、作者などの情報が含まれます。

GitHub Desktopでの操作:

  1. 変更内容の確認:
    • 「Changes」タブで変更されたファイルがリスト表示されます。
  2. コミットメッセージの入力:
    • コミットメッセージ欄に変更内容を簡潔に説明するメッセージを入力します。
  3. コミットの実行:
    • 「Commit to 」ボタンをクリックして変更をリポジトリに記録します。

4. インデックス (Index)

概要:
インデックスとは、次にコミットするファイルの一覧を管理する場所で、「ステージングエリア」とも呼ばれます。

GitHub Desktopでの操作:

  • ステージングは自動管理:
    • GitHub Desktopでは変更内容が自動的に管理されるため、特に「ステージングエリア」を意識せずにコミット可能です。

5. ステージング (Staging)

概要:
ステージングとは、コミットする前に変更をインデックスに登録する作業です。

GitHub Desktopでの操作:

  • 自動ステージング:
    • GitHub Desktopでは、変更内容が自動的に管理され、ステージングを個別に行う必要はありません。
    • 必要に応じて、コミットするファイルをチェックして選択可能です。

6. リセット (Reset)

概要:
リセットは、現在の作業内容を取り消し、以前の状態に戻す操作です。

GitHub Desktopでの操作:

  1. 変更の取り消し:
    • 「Changes」タブで該当するファイルを右クリックし、「Discard Changes」を選択します。
  2. コミットの取り消し:
    • 「History」タブで対象のコミットを右クリックし、「Revert this Commit」を選択します。

7. ブランチ (Branch)

概要:
ブランチは作業の分岐点で、複数の作業を並行して進める際に使用します。

GitHub Desktopでの操作:

  1. 新しいブランチの作成:
    • ツールバーの「Current Branch」ボタンをクリックし、「New Branch」を選択。
    • ブランチ名を入力し、「Create Branch」をクリックします。
  2. ブランチの切り替え:
    • 「Current Branch」ボタンをクリックして目的のブランチを選択します。

8. マージ (Merge)

概要:
マージは、分岐したブランチを1つに統合する操作です。

GitHub Desktopでの操作:

  1. 統合先ブランチへの切り替え:
    • 「Current Branch」で統合先のブランチを選択します(例: main)。
  2. マージの実行:
    • 「Branch」メニューから「Merge into Current Branch」を選択。
    • マージ元のブランチを指定してマージを完了します。

9. リベース (Rebase)

概要:
リベースは、ブランチを統合する際にコミット履歴を整理する方法で、履歴を直線的にするために使用します。

GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopではリベース機能が直接サポートされていません。リベースを行いたい場合は、以下の手順で進めます。

  1. ターミナルを開く:

    • GitHub Desktopのメニューから「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
  2. コマンドを使用してリベース:

    • リベースしたいブランチに切り替えます。

      git checkout <ブランチ名>
      
    • 基底となるブランチに対してリベースを実行します。

      git rebase <基底ブランチ名>
      
  3. GitHub Desktopに戻る:

    • リベース結果はGitHub Desktop上に反映されます。

10. タグ (Tag)

概要:
タグは、重要なポイント(例: リリース版)に目印をつけるための機能です。

GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopではタグ機能がサポートされていません。ターミナルを使用して操作します。

  1. ターミナルを開く:

    • GitHub Desktopの「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
  2. タグの作成:

    • タグを付けたいコミットに対してタグを作成します。

      git tag -a <タグ名> -m "タグの説明"
      
  3. リモートにプッシュ:

    • タグをリモートに反映させます。

      git push origin <タグ名>
      

11. パッチ (Patch)

概要:
パッチは、特定の変更内容だけを抜き出して記録・共有するための方法です。

GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopには直接のパッチ作成機能はありませんが、ターミナルを併用して行います。

  1. ターミナルを開く:

    • 「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
  2. パッチの作成:

    • 特定のコミットのパッチを作成します。

      git format-patch -1 <コミットID>
      
  3. パッチの適用:

    • 受け取ったパッチを適用する場合:

      git apply <パッチファイル名>
      

12. プッシュ (Push)

概要:
プッシュは、ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに送る操作です。

GitHub Desktopでの操作:

  1. プッシュの実行:
    • 画面右上にある「Push origin」ボタンをクリックします。
  2. ブランチの選択:
    • 必要に応じて「Current Branch」からブランチを選び、適切なブランチをプッシュします。

13. プル (Pull)

概要:
プルは、リモートリポジトリの最新状態をローカルリポジトリに取り込む操作です。

GitHub Desktopでの操作:

  1. プルの実行:
    • 画面右上にある「Pull origin」ボタンをクリックします。
  2. マージの確認:
    • 自動的にリモートの変更内容がローカルに反映されます。
    • コンフリクトが発生した場合は、「Changes」タブで手動で解消します。

14. フェッチ (Fetch)

概要:
フェッチは、リモートリポジトリの変更内容をローカルに取り込まず、検出だけする操作です。

GitHub Desktopでの操作:

  1. フェッチの実行:
    • 画面右上にある「Fetch origin」ボタンをクリックします。
  2. 変更内容の確認:
    • 「History」タブでリモートの変更内容を確認し、必要に応じてプルを実行します。

15. スタッシュ (Stash)

概要:
スタッシュは、現在の作業内容を一時的に保存し、後で再開できる機能です。

GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopではスタッシュ機能が直接サポートされていないため、ターミナルを使用します。

  1. ターミナルを開く:

    • 「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
  2. スタッシュの作成:

    • 現在の変更をスタッシュします。

      git stash
      
  3. スタッシュの適用:

    • スタッシュを再適用します。

      git stash apply
      

16. スカッシュ (Squash)

概要:
スカッシュは、複数のコミットを1つにまとめる操作です。

GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopにはスカッシュ機能が直接サポートされていません。ターミナルで操作します。

  1. ターミナルを開く:

    • 「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
  2. インタラクティブリベースの開始:

    • スカッシュしたいコミットを指定してリベースを開始します。

      git rebase -i HEAD~<対象コミット数>
      
  3. コミットの統合:

    • 表示されたリストで、統合したいコミットの「pick」を「squash」に変更します。
  4. コミットメッセージの編集:

    • 統合後のコミットメッセージを編集します。
  5. リベースの終了:

    • 操作を保存し、リベースを完了します。

まとめ

GitHub Desktopはシンプルな操作に特化しているため、高度な機能(リベース、スタッシュ、スカッシュなど)はターミナルで補完する必要があります。それでも、直感的なUIで基本操作がスムーズに行えるため、初心者にとって非常に便利なツールです。

個人的な総括

GitHubからダウンロードしたり、色々便利に使わせて貰っていたのですが、GitHubとは別にGitという仕組みがあると知ったときは驚きました!
Gitはなかなか難しいですが、コードの管理や共有が楽になると分かり、導入を決意しました。特に私のPOKEMONプロジェクトでは、コードが膨大になってきているため、これからGitを活用していこうと思います。

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