<AI+独学> Gitの基本用語16選
Gitの用語16選
Gitにおける基本的な用語と、GitHub Desktopでの操作方法を解説します。この記事を読めば、Git初心者でも主要な機能を理解し、効率的にバージョン管理を進められるようになります!
1. リポジトリ (Repository)
概要:
リポジトリは、ファイルやコードを保管するための場所であり、変更履歴も一緒に保存されます。プロジェクト全体のバージョン管理を行う中心的な役割を果たします。
種類:
- ローカルリポジトリ: 自分のPC上に保存されるリポジトリ。オフラインでも作業可能です。
- リモートリポジトリ: GitHubなどのオンラインサービスに保存され、チームで共有する際に使用します。
GitHub Desktopでの操作:
-
リポジトリの作成:
- GitHub Desktopを開き、メニューの「File」→「New Repository」を選択します。
- リポジトリ名、保存場所を指定し、「Create Repository」をクリックします。
-
リモートリポジトリとの連携:
- 「Publish repository」ボタンをクリックしてリモートリポジトリを作成します。
- または、既存のリモートリポジトリをクローンする場合、「File」→「Clone repository」を選択し、GitHubのリポジトリを選択してローカルに保存します。
2. ワークスペース (Workspace)
概要:
ワークスペースとは、リポジトリに含まれる作業用のフォルダです。追跡対象のファイルがこのフォルダ内に保存され、Gitによって管理されます。
GitHub Desktopでの操作:
-
変更の確認:
- GitHub Desktopを開くと、ワークスペース内の変更が「Changes」タブに表示されます。
- ここで変更内容を確認し、必要に応じてコミットやプッシュを行います。
3. コミット (Commit)
概要:
コミットとは、変更内容をリポジトリに記録する操作で、Gitのバージョン管理の基本単位となります。各コミットには変更内容、日時、作者などの情報が含まれます。
GitHub Desktopでの操作:
-
変更内容の確認:
- 「Changes」タブで変更されたファイルがリスト表示されます。
-
コミットメッセージの入力:
- コミットメッセージ欄に変更内容を簡潔に説明するメッセージを入力します。
-
コミットの実行:
- 「Commit to 」ボタンをクリックして変更をリポジトリに記録します。
4. インデックス (Index)
概要:
インデックスとは、次にコミットするファイルの一覧を管理する場所で、「ステージングエリア」とも呼ばれます。
GitHub Desktopでの操作:
-
ステージングは自動管理:
- GitHub Desktopでは変更内容が自動的に管理されるため、特に「ステージングエリア」を意識せずにコミット可能です。
5. ステージング (Staging)
概要:
ステージングとは、コミットする前に変更をインデックスに登録する作業です。
GitHub Desktopでの操作:
-
自動ステージング:
- GitHub Desktopでは、変更内容が自動的に管理され、ステージングを個別に行う必要はありません。
- 必要に応じて、コミットするファイルをチェックして選択可能です。
6. リセット (Reset)
概要:
リセットは、現在の作業内容を取り消し、以前の状態に戻す操作です。
GitHub Desktopでの操作:
-
変更の取り消し:
- 「Changes」タブで該当するファイルを右クリックし、「Discard Changes」を選択します。
-
コミットの取り消し:
- 「History」タブで対象のコミットを右クリックし、「Revert this Commit」を選択します。
7. ブランチ (Branch)
概要:
ブランチは作業の分岐点で、複数の作業を並行して進める際に使用します。
GitHub Desktopでの操作:
-
新しいブランチの作成:
- ツールバーの「Current Branch」ボタンをクリックし、「New Branch」を選択。
- ブランチ名を入力し、「Create Branch」をクリックします。
-
ブランチの切り替え:
- 「Current Branch」ボタンをクリックして目的のブランチを選択します。
8. マージ (Merge)
概要:
マージは、分岐したブランチを1つに統合する操作です。
GitHub Desktopでの操作:
-
統合先ブランチへの切り替え:
- 「Current Branch」で統合先のブランチを選択します(例:
main
)。
- 「Current Branch」で統合先のブランチを選択します(例:
-
マージの実行:
- 「Branch」メニューから「Merge into Current Branch」を選択。
- マージ元のブランチを指定してマージを完了します。
9. リベース (Rebase)
概要:
リベースは、ブランチを統合する際にコミット履歴を整理する方法で、履歴を直線的にするために使用します。
GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopではリベース機能が直接サポートされていません。リベースを行いたい場合は、以下の手順で進めます。
-
ターミナルを開く:
- GitHub Desktopのメニューから「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
-
コマンドを使用してリベース:
-
リベースしたいブランチに切り替えます。
git checkout <ブランチ名>
-
基底となるブランチに対してリベースを実行します。
git rebase <基底ブランチ名>
-
-
GitHub Desktopに戻る:
- リベース結果はGitHub Desktop上に反映されます。
10. タグ (Tag)
概要:
タグは、重要なポイント(例: リリース版)に目印をつけるための機能です。
GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopではタグ機能がサポートされていません。ターミナルを使用して操作します。
-
ターミナルを開く:
- GitHub Desktopの「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
-
タグの作成:
-
タグを付けたいコミットに対してタグを作成します。
git tag -a <タグ名> -m "タグの説明"
-
-
リモートにプッシュ:
-
タグをリモートに反映させます。
git push origin <タグ名>
-
11. パッチ (Patch)
概要:
パッチは、特定の変更内容だけを抜き出して記録・共有するための方法です。
GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopには直接のパッチ作成機能はありませんが、ターミナルを併用して行います。
-
ターミナルを開く:
- 「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
-
パッチの作成:
-
特定のコミットのパッチを作成します。
git format-patch -1 <コミットID>
-
-
パッチの適用:
-
受け取ったパッチを適用する場合:
git apply <パッチファイル名>
-
12. プッシュ (Push)
概要:
プッシュは、ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに送る操作です。
GitHub Desktopでの操作:
-
プッシュの実行:
- 画面右上にある「Push origin」ボタンをクリックします。
-
ブランチの選択:
- 必要に応じて「Current Branch」からブランチを選び、適切なブランチをプッシュします。
13. プル (Pull)
概要:
プルは、リモートリポジトリの最新状態をローカルリポジトリに取り込む操作です。
GitHub Desktopでの操作:
-
プルの実行:
- 画面右上にある「Pull origin」ボタンをクリックします。
-
マージの確認:
- 自動的にリモートの変更内容がローカルに反映されます。
- コンフリクトが発生した場合は、「Changes」タブで手動で解消します。
14. フェッチ (Fetch)
概要:
フェッチは、リモートリポジトリの変更内容をローカルに取り込まず、検出だけする操作です。
GitHub Desktopでの操作:
-
フェッチの実行:
- 画面右上にある「Fetch origin」ボタンをクリックします。
-
変更内容の確認:
- 「History」タブでリモートの変更内容を確認し、必要に応じてプルを実行します。
15. スタッシュ (Stash)
概要:
スタッシュは、現在の作業内容を一時的に保存し、後で再開できる機能です。
GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopではスタッシュ機能が直接サポートされていないため、ターミナルを使用します。
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ターミナルを開く:
- 「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
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スタッシュの作成:
-
現在の変更をスタッシュします。
git stash
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-
スタッシュの適用:
-
スタッシュを再適用します。
git stash apply
-
16. スカッシュ (Squash)
概要:
スカッシュは、複数のコミットを1つにまとめる操作です。
GitHub Desktopでの操作:
GitHub Desktopにはスカッシュ機能が直接サポートされていません。ターミナルで操作します。
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ターミナルを開く:
- 「Repository」→「Open in Terminal」を選択します。
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インタラクティブリベースの開始:
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スカッシュしたいコミットを指定してリベースを開始します。
git rebase -i HEAD~<対象コミット数>
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コミットの統合:
- 表示されたリストで、統合したいコミットの「pick」を「squash」に変更します。
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コミットメッセージの編集:
- 統合後のコミットメッセージを編集します。
-
リベースの終了:
- 操作を保存し、リベースを完了します。
まとめ
GitHub Desktopはシンプルな操作に特化しているため、高度な機能(リベース、スタッシュ、スカッシュなど)はターミナルで補完する必要があります。それでも、直感的なUIで基本操作がスムーズに行えるため、初心者にとって非常に便利なツールです。
個人的な総括
GitHubからダウンロードしたり、色々便利に使わせて貰っていたのですが、GitHubとは別にGitという仕組みがあると知ったときは驚きました!
Gitはなかなか難しいですが、コードの管理や共有が楽になると分かり、導入を決意しました。特に私のPOKEMONプロジェクトでは、コードが膨大になってきているため、これからGitを活用していこうと思います。
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