この便利機能、知ってた?意外と知られていないCursorのUI機能解説
概要
Cursorを扱った記事は多いですが、案外UIとか基本機能についてまとめた記事が少なかったので制作。公式ドキュメントや紹介動画の端っこに載っているような便利機能もあったりと「もっと目立つように書いて欲しいな」という機能もあったので、本記事では基本のキに立ち返って解説します。
@web:検索ブラウザによる情報取得
@web を使うと、Cursorが検索ブラウザを利用して回答してくれます。
GoogleのAI要約みたいなものですね。
検索ブラウザに戻らずシームレスに開発できるので便利です。

直接@webと打つか、右下GUIから選択可能。
Searched web Cursorの部分をクリックしたら参照元となるサイトリンクも見れます。

@doc:ドキュメントベースでの参照
@docで、世界中の主要言語や有名ライブラリ/サービスに関連するドキュメントを参照可能。
対象を選択するだけで、その公式仕様に沿った回答やコード生成を行ってくれます。
単なる一般知識ではなく、ドキュメントを前提とした深い知識をコンテキストに追加可能です。
- 仕様に沿った説明がほしいとき
- 特定ライブラリ前提で実装してほしいとき
に特に有効です。
たまにしか使わない言語やサービスは、この手法が手軽で便利です。
ただ頻繁に使う言語はRulesやDocsで事前にカスタマイズ/固定設定しておく方が良いと思います。

公式が用意した良質なドキュメントをもとに、高品質な回答を得られます。
沢山候補があるのでSearchの部分で目的のドキュメントを検索してください。

@doc add:コンテキストを明示的に追加する
@doc add は、「参照可能なドキュメントに目的の情報がない」場合や
全く新しいドキュメントを一から追加したい場合に便利な機能です。
URLを入力するだけで、Cursorがその内容を読み取り、ドキュメントとして取り込みます。
正確には、内容をそのまま保存するというよりも、参照用のインデックスとして登録するイメージに近いですが。以降はそのURLの情報をコンテキストとして指定/活用できるようになります。

(Searchの部分でPHPと書いたらPHP関連のドキュメントが出てますね)
Add new docで追加可能です。
ドキュメント選択画面の一番下までスクロールしましょう。
選択したら、URLを打ち込むためのポップアップが出現します
URLを打ち込んで設定していきましょう。
ちなみに、Add new ruleを選んだら新ルールをここから追加も可能です。
作業完了後に通知音を鳴らす
Completion Soundを有効にすると、
長めの処理や自動レビュー完了時に音で通知されます。
- バックグラウンド処理中に別作業をしたい場合
- レビュー待ちが多い場合
地味ですが、作業効率が意外と上がる機能です。
「チャットの回答時間長いから別の作業をしているか..」で時間を無駄にしないで済みます。
設定画面>Notifications > Completion Soundから設定可能。

手動レビュー機能:diffベースでの確認
@Branch(Diff with Main)を使うことで、
mainブランチと作業ブランチの差分を自動で読み取り、レビューさせることができます。
例えば、
- 「この差分でPRを出して問題ないかレビューして」
- 「PRを出したい。コメントに記載する事項をまとめて」
といった指示が可能です。

差分を自動で解析してくれるため、
レビュー観点の抜け漏れチェックや説明文の整理に非常に便利です。
汎用的に使えるコマンドであり、
Rulesやスラッシュコマンドと組み合わせることで、さらに実用性が高まります。
@Branch(Diff with Main) PR出す前に内容に問題ないかレビューして
まずはプロジェクト内のファイル構成と、開いているtest.pyの中身を確認してから、
コードの内容・構成・スタイル・潜在的なバグや改善点を指摘します。
必要ならその場で修正案も提案します。
レビュー結果
致命的な問題(SyntaxError)
L13 の末尾に余分な文字 s が付いているため、このままだと実行時に構文エラーになります。
修正案: print("done")s → print("done")
ロジック面
コメントどおりの動作は概ねできています。
for ループ: 10回 "test" を表示。
while ループ: 10回 "test" を表示し、その後 i == 10 なので "done" を1回表示。
for と while 両方を使ったサンプルコードとしては問題ありません。
↑(わざとエラーを起こしてみた結果)
ちゃんと問題箇所あったら、上記みたいに指摘してくれます。
Agentモードにしてたら、上記をもとにボタン一発で修正させたりも可能です。
チャット欄のドーナツマーク:現在の状態を可視化

右から5番目のドーナツ型のアイコンへカーソルを当ててみてください。
以下を確認できます。
- 使用中のコンテキスト量
- 現在参照されているルールや設定
「自分が作ったルールって本当にAIは参照してるの?」
と感じた場合は、まずここを確認しましょう。
コンテキストは履歴や指示をAIが解釈/維持する為に必要なものです。
が、個人的にはどんどん新規チャットは開いて良いと思ってます。
コンテキストは長くなるほど、以下の現象が現れる為です。
- それまでの履歴を維持し続ける必要がある
- トークン使用量が増える
- ルールや重要な前提が埋もれる可能性がある
いわゆる Lost in the Middle と呼ばれる現象への対策です。
これは、長いコンテキストを扱う際に[冒頭の情報]と[直近の情報]
が相対的に強く参照されやすく、中央部分の情報が弱くなりやすい傾向の事です。
コンテキストが長く、複雑になるほど
この傾向は顕著になります。
AIが指示した命令とは異なった挙動をする/以前伝えた重要なルールを参照しなくなる
といった現象が起こる原因でもあります。
チャットは「長く続ける」よりも、「適切に区切る」ほうが結果的に精度が上がるケースは多いです。
まとめ
本記事を読んで「知らなかった!」という機能があったら嬉しいです。
CursorはUI含め、非常に変化が速く激しいです。
この記事の内容もいつまで有効か分かりません。
変更があればできる限り更新はするつもりですが、あまり過信はせず参考程度にどうぞ。
以下、変更が入ったら変更内容とその日時を記載しますね。
初回作成日:2026/02/12
備考(@web の安全性について)
@webは、外部サイトの情報を検索し回答の参考にする機能です。
能動的に何かを実行したりするものでもありませんし、そう高いリスクまでは考慮しなくて良いでしょう。
一方で、公式ドキュメントには「会話履歴」や「現在開いているファイル」等の情報をもとに検索クエリが生成される(事もある)との記載もあります。
もし不安でしたら、設定画面のBrowser Protection 設定を有効化したりも出来ます。
こういった設定画面から見直したりも考えてみて下さい。
反対に、便利だからずっと使いたいという人は
今後@webを常時利用するように設定する事も可能です。
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