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エンジニアからPdMへキャリアチェンジして半年──変わったこと、感じたこと

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この記事は株式会社カオナビ Advent Calendar 2025の17日目の記事です。

こんにちは! エンジニアからPdMにキャリアチェンジした奥津です。
2024年7月から半年間、PdMとして挑戦してきた経験を
自己インタビューの形式で、アドベントカレンダーで共有します。
今後のキャリアを考えている方の参考になれば嬉しいです。

なぜエンジニアからPdMへキャリアチェンジしたのですか?

弊社では「ユーザ視点で考える」ことをValueの一つに掲げており、
エンジニアも、ユーザの課題に向き合うことが求められていました。
そのため、開発チーム内でもユーザインタビューに参加したり、データ分析をもとに顧客行動を読み解く機会がありました。
エンジニアとして、そのようにユーザの課題に向き合うなかで、「どうやって作るか」だけでなく、
「何を、なぜ作るのか」を自分自身で考え、決めていきたいという気持ちが強くなっていきました。

また、AIエージェントツールの浸透により、実装面での生産性が大きく向上していく状況を感じていました。
そうした中で、実装だけでなく企画や意思決定の領域にスキルの幅を広げたいと考えるようになったことも、PdMへの挑戦を後押しした理由の一つです。

社内でどうやって職種変更を進めたのですか?

カオナビには「ジブンらしく、オトナらしく。」というカルチャーがあり、
自分の仕事とキャリアに主体性を持つことが推奨されています。

PdMへの興味が出てきた頃、
まずはエンジニアリングマネージャーに相談することにしました。
「PdMの仕事を見習いのような形で経験させてもらうことはできますか?」と打診したところ、機会を探してくださることになりました。

社内留学 で
職能を超えた挑戦をしている方の例もあったため、私も同じような形で挑戦できないか相談しました。

機会を探している間、社内のPdM輪読会に参加したり、データ分析について共有する会に参加したりして知見を広げていきました。

その後、2025年7月からプロジェクトの中でPdM的な役割を部分的に担う機会をいただき、
2025年10月からは正式にPdMとしてチームに参画することになりました。

余談 PdM輪読会で読んでいた本

PdM輪読会では、プロダクトマネジャーのバイブルと呼ばれる INSPIRED を読んでいました。
社内のPdMの方も「折に触れて読み返している」とおっしゃるほど、学びの多い一冊です。

この本で特に印象に残ったのは、大きく2点です。

PdMに必要な知識範囲の広さ

技術、ビジネス、UX、データ分析など、あらゆる領域を理解し、
それらを統合してプロダクトの意思決定をする必要があります。

その広さは驚きであり、同時に不安でもありました。

プロダクトへの情熱

優れたPdMは、ただ機能を管理するだけでなく、
プロダクトを愛し、ユーザの課題解決に本気で取り組む人である。
本を通じて、この姿勢の重要性が繰り返し強調されていました。

この部分を読んだとき、新卒で入ったSIerでの出来事を思い出しました。
当時「カイゼン・ジャーニー」を読んで胸を熱くし、
受託開発の範囲を超えて、クライアントの本質的な課題解決に踏み込もうとしたことがありました。
結果的には挫折してしまいましたが、あの頃の情熱が、蘇ってきました。

エンジニアとPdMの一番大きな違いは何ですか?

PdMになって最も大きく変わったのは、「やるべきタスクは明確に定義されていない」という点です。
エンジニアのときは要件がある程度明確化された状態でタスクがありましたが、
PdMは「何をするか」から自分で決める必要があります。

例えば:

  • 未来の企画について

    • カスタマー部門にヒアリングすべきか?
    • データ分析から仮説を立てるべきか?
    • どんな形式で企画を提案するか?
  • 進行中の案件について

    • 今後の障壁となることは何か?
    • 何をいつまでに決めないといけないか?
    • どの判断を優先すべきか?

このように、状況に応じて自分でやることを決めていくこと、これがPdMの日常だと実感しています。

PdMになって半年、どうですか?

正直に言うと、圧倒的に知識が足りないと日々感じています。
PdMに必要な知識は、プロダクトに関わる全領域に及びます。
技術的な理解はもちろん、ビジネスモデル、市場動向、競合分析、UXデザイン、データ分析、法務・セキュリティなど挙げればキリがありません。
PdMは「広く浅く」ではなく「広く、そしてそれぞれをある程度深く」理解する必要があります。
今は自分の「できること」「できないこと」を可視化して、一つずつ埋めていく日々です。

でも、楽しいです。
特に気持ちが上がるのは、HRTechの未来について語り合える瞬間です。
「これからの私たちのプロダクトはどうあるべきか」「人の成長と評価は両立できるのか」など
こうしたテーマについて、議論できることに、PdMとしての喜びを感じています。
「何を作るか」を考える立場だからこそ、
プロダクトの未来を描く議論に深く関われる。この醍醐味が、充実感を与えてくれています。

今後の展望は?

まだPdMとしては駆け出しで、学ぶべきことが山積みの状態ですが、
一つひとつスキルを身につけながら、自分が企画した機能を世に出すことが今の目標です。

HRTechは、正解が決まっていない領域だと思っています。
だからこそ、社会課題の解決を見据えながら良い方法を探り、
社会に、個人に、本当に役立つプロダクトを作っていきたいです。

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