【合格体験記】AWS Certified Security - Specialty(SCS-C03)の受験レポート

はじめに(この記事でわかること)
2026/1/31にAWS Certified Security – Specialty(以下 SCS-C03)を受験し、合格しました。
本記事では、これからSCS-C03を受験しようとしている方向けに、以下の内容をまとめています。
- 出題傾向(SCS-C02からの変更点を含む)
- 勉強方法と使用した教材
- 実際に受験して感じたポイントや所感
特に、2025/12/1にSCS-C02からSCS-C03へ試験がアップデートされたことにより、
「従来の対策がどこまで通用するのか?」と気になっている方の参考になれば幸いです。
受験者スペック
- AWSの実務経験あり
- 主に触ってきた領域
- VPC / Security Group / Network Firewall
- S3 / KMS / ログ設計
- 取得資格
- AWS Certified Solutions Architect – Professional
- AWS Certified DevOps Engineer – Professional
- CTFの経験あり
AWS Certified Security – Specialty(SCS-C03)とは
SCS-C03 は、AWS 環境における セキュリティ設計・運用・インシデント対応を評価する上級者向け資格です。
2025/12/1 より、従来のSCS-C02からSCS-C03にアップデートされ、
試験分野の再構成や重点領域の見直しが行われました。
公式情報:
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-security-specialty/
試験概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | AWS Certified Security – Specialty |
| 試験コード | SCS-C03 |
| 試験時間 | 170 分 |
| 問題数 | 約 65 問 |
| 出題形式 | 単一選択 / 複数選択 |
| 合格ライン | 750 / 1,000 |
試験ガイド
SCS-C03試験ガイドに基づき、AWS Certified Security - Specialty試験内容を以下にまとめました。
試験分野(ドメイン)と配点の変更
SCS-C03では、分野の名称変更と再構成が行われました。特にIAM(Identity and Access Management)の配点が増加(16%→20%)し、最も重視される分野となっています。
| 分野 | SCS-C02 (現行) | SCS-C03 (新) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 第1分野 | 脅威検出とインシデント対応 (14%) | 検出 (16%) | 再編・配点増 |
| 第2分野 | セキュリティロギングとモニタリング (18%) | インシデント対応 (14%) | 再編・配点減 |
| 第3分野 | インフラストラクチャのセキュリティ (20%) | インフラストラクチャのセキュリティ (18%) | 配点減 |
| 第4分野 | Identity and Access Management (16%) | Identity and Access Management (20%) | 配点増 |
| 第5分野 | データ保護 (18%) | データ保護 (18%) | 変化なし |
| 第6分野 | 管理とセキュリティガバナンス (14%) | セキュリティ基盤とガバナンス (14%) | 名称変更のみ |
SCS-C02の第1分野「脅威検出とインシデント対応」と第2分野「セキュリティロギングとモニタリング」が再構築され、SCS-C03ではシンプルに「検出」と「インシデント対応」という区分に整理されました。
新たに追加されたトピック
SCS-C03では、最新の技術トレンドやフレームワークに対応するため、以下の内容が明示的に追加されました。
-
生成AI(GenAI)のセキュリティ
- 生成AIアプリケーションの保護とガードレールの実装(LLMアプリケーション向けのOWASP Top 10保護の適用など)が追加されました。
- 対象サービスとして、Amazon Bedrock、Amazon Q Business、Amazon Q Developerなどがリストに追加されています。
-
新しいデータ形式と統合:
- AWSエッジサービスとサードパーティーサービスの統合設定において、OCSF(Open Cybersecurity Schema Framework)形式のデータ取り込みが含まれました。
-
暗号化とキー管理の深化:
- 転送中のリソース間暗号化(Amazon EMR、Amazon EKS、SageMaker AI、Nitro暗号化など)。
- インポートされたキーマテリアルとAWS生成キーマテリアルの違いの説明。
- 単一または複数リージョンにわたる暗号化キーと証明書の管理(AWS Private Certificate Authorityなど)。
-
データ保護の強化:
- 機密データのマスク処理(CloudWatch Logsデータ保護ポリシー、SNSメッセージデータ保護など)。
範囲外となったトピック
SCS-C03では、より実践的かつ現代的なタスクに焦点を絞るため、以下の項目が範囲外となりました。
-
古い形式や特定のドキュメント:
- AWS Security Finding Format (ASFF)。
- 「AWSセキュリティインシデント対応ガイド」という特定のドキュメントへの参照。
-
基本的なネットワーク概念:
- TCP/IPネットワークの基本概念(UDPとTCPの比較、ポート、OSI参照モデルなど)や、到達可能性分析の特定の手法が削除されました。
- 特定のレガシーな設定: - S3の静的ウェブホスティング設定。
- プライベートVIFとパブリックVIFを使用したクロスリージョンネットワーク設計。
- TCP/IPネットワークの基本概念(UDPとTCPの比較、ポート、OSI参照モデルなど)や、到達可能性分析の特定の手法が削除されました。
-
その他:
- アーキテクチャレビューとコスト分析を通じたセキュリティギャップの特定。
- ホストベースのセキュリティ(ホストベースのファイアウォールなど)。
勉強方法
CloudTech
試験ガイドを確認した結果、基本的な構成はSCS-C02と大きく変わらないと判断し、CloudTechを中心に学習しました。
- 期間:2週間
- 総勉強時間:平日4時間
- 問題数:220問
まずは1周解き、間違えた問題についてはChatGPT等を使って理解を深めました。
Udemy
CloudTechではSCS-C03に対応していない部分があるかと思い、UdemyでSCS-C02からSCS-C03への変更した動画のみ閲覧しました。
AWS認定Specialty – Security(SCS-C03)試験 対策トレーニングコース | Udemy
試験結果
- スコア:823/1000
- 試験時間:140分(見直し含めて)
所感
CloudTech の問題と比べて、IAM(Identity and Access Management) 関連の出題が多いという印象が強かったです。
一方で、生成 AI 関連のトピックは試験ガイドで想定されているほど多くは感じませんでした。
現時点(2026/1/31)では、SCS-C03に完全対応した問題集はまだ少ないため、これから受験する方はAWS Black Beltなど公式資料を活用した理解重視の学習が有効だと思います。
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