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LimeSuiteNGをソースからビルドする
LimeSDR mini V2やXTRXを使うために、LimeSuiteNG(next generation)をソースからビルドします。GUIやGNU Radioのプラグインなどは使わないので、公式のGetting startedの手順を参考にしながら、CLIの開発に必要な機能のみビルドします。
Windows 11でビルド
- Visual Studio 2026をインストール(VS2022でも同じです)
インストールの設定で、Desktop development with C++を選びます。 - スタートメニューから
x64 Native Tools Command Prompt for VSを起動 - LimeSuiteNGをGitHubのリポジトリからcloneしてビルドDLLやライブラリ、CLIツールが
git clone https://github.com/myriadrf/LimeSuiteNG.git cd LimeSuiteNG mkdir build cd build cmake .. -DBUILD_GUI=OFF -DBUILD_PLUGINS=OFF cmake --build . --config ReleaseLimeSuiteNG\build\binフォルダにビルドされます。 - (Optional)ビルドしたソフトウェアをインストール
x64 Native Tools Command Prompt for VSを管理者権限で起動し、buildフォルダで次のコマンドを実行します。DLLやライブラリ、CLIツールがcmake --install . --config ReleaseC:\Program Files (x86)\limesuitengにインストールされます。
Windows Driverのインストール
LimeSDR mini V2をWindowsで動かすためには、FTDIのドライバが必要です。
- FTDIのサイトからFTD3XXドライバをダウン―ド
https://ftdichip.com/drivers/d3xx-drivers/
X64版の1.3.0.10をダウンロードします。setup executableではないので注意してください。新しいドライバの1.4.0.1も動作しないことが報告されています。 - ダウンロードした
FTD3XXDriver_WHQLCertified_v1.3.0.10.zipを展開 - LimeSDR mini V2を接続し、デバイスマネージャーを起動
LimeSDR mini V2はunknow deviceとして認識されています。 - デバイスを右クリックして、
Update driverを選択 -
Browse my computer for driversを選択して、2.で展開したドライバのフォルダを選択 - ドライバをインストール
インストールが成功すると、デバイスマネージャでFTDI FT601 USB 3.0 Bridge Deviceとして認識されます。
Ubuntuでビルド
- ビルドに必要なツールをインストール
sudo apt install build-essential git cmake make libusb-1.0-0-dev - LimeSuiteNGをGitHubのリポジトリからcloneしてビルド
git clone https://github.com/myriadrf/LimeSuiteNG.git cd LimeSuiteNG mkdir build cd build cmake .. -DBUILD_GUI=OFF -DBUILD_PLUGINS=OFF -DBUILD_DRIVERS_LIMEPCIE=OFF make - ビルドしたソフトウェアをインストール
sudo make install sudo ldconfig
(追記:2025/12/03)Ubuntuでのインストールの際に、modinfo: ERROR: Module limepcie not found.というエラーが発生して、インストールに失敗します。PCIeのドライバはとりあえず不要なので、エラーを回避するために、cmakeの際にlimepcieのビルドをOFFにしています。
(追記:2025/12/04)modinfoのエラーは、Ubuntuのkernelがアップデートされたときに、cmakeのキャッシュが古いインストール先のままなので発生するようです。buildフォルダを削除し、再度ビルドすることで解決します。さらに、limepcieモジュールをインストールするためには、BIOSでSecure Bootをdisableしておく必要があります。
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