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初Swift、4ヵ月でiPhoneアプリをリリースした話

2025/03/10に公開

「欲しいアプリが見つからないなら、自分で作ろう。」

同人活動のような気軽な気持ちで開発したAA専用ビューア「YaRU Viewer」がついに完成しました。
こんなに気軽にソフトを作れるようになったのも、AIのおかげ。この記事は、初めてSwiftに挑戦したにもかかわらず、短期間でアプリをリリースできた喜びを共有したいという衝動から書かれている。

SwiftUIの第一印象

値型が多く使いやすい一方で、ネストが深いとすぐにコンパイルエラーが起きてしまう煩わしさが第一印象だった。
UIについては、用意されたものを素直に使えば分かりやすく超便利。
ただし、少し変則的な使い方をすると途端に破綻するのは、どのライブラリでも共通することなのでご愛敬。
開発前に仕様と技術をきちんと決めることが重要なのは、どの言語でも変わらない。

AIによるエラー解説は本当に便利

小規模なソースコードであれば、エラーメッセージとソースコードを入力するだけでだいたい良い回答が得られるのは周知の事実。
今までに比べデバッグにかかる時間が圧倒的に減り、顎が外れっぱなしだった。(驚き屋仕草)
開発を始めた2024年11月時点ではAIモデルが4oとo1しかなく、的外れな回答もあったけど、o3mini-hightが登場してからはほとんどの問題が解決してしまった。凄い時代だよホント。
ただ、JavaScriptやPythonと比べるとAI回答の精度はまだまだいまひとつ。
今後は公式ドキュメントの精度がますます重要になっていくのかなと思う。
(SwiftのコンパイラがOSS化されたのも、この流れを汲んだのだよね)

実際の開発期間は3か月

実は2月の段階でプログラム自体は完成していたんだけど、開発者登録や実機デバッグ、フォントのライセンス申請、アプリ登録作業などに1ヶ月ほどかかってしまった。
毎日平日も土日も、1日2時間ほど開発した感じで、トータルの開発時間は約180時間くらいだと思う。
AIがなかったら6ヶ月は確実にかかっていたし、飽きちゃうことも考えたら1年かかったかもしれない。

同人誌感覚でソフトを作れる時代になった

開発を始めたきっかけは、iPhoneでAA長編作品を快適に読めるアプリがなかったから。
iPhoneでAA長編作品を読もうとすると投稿に合わせたスクロールが面倒なんだよね。あとフォントが違って見難い。
そんな思いを抱えていたら、ちょうどMac miniがリニューアル発売されて「欲しいアプリを自分で作ろう」と動機エンジンが回転したって訳です。

開発開始からリリースまでは4ヶ月。構想はもっと前からあったけど、同人誌を作って頒布するのと同じような感覚でリリースできてしまった。これは大きな事件だ。
完成した「YaRU Viewer」がApp Storeに並んだ瞬間は、即売会で自分の同人誌を初めて手に取ったときの感動に近いものがあった。これがあるから個人製作はやめられない。
本当に個人製作にとって良い時代になりました。

▼ ダウンロードはこちらから
「YaRU Viewer」をApp Storeで開く

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