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Flexcardを使ってみる

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Omnistudio Flexcardとは

Salesforce上で 「情報をコンパクトにまとめて見せる」ためのUIコンポーネント です。

顧客情報や取引データなどを、カード型でわかりやすく表示できます
データをただ表示するだけでなく、ボタンを置いてアクション(更新・遷移など) もできます
コーディング不要(ローコード)で、ドラッグ&ドロップ操作で作成できます

https://help.salesforce.com/s/articleView?id=xcloud.os_omnistudio_flexcards_24388.htm&type=5

Flexcardを使ってみる

取引先のレコードページに配置する取引先責任者のUIコンポーネントを作成します。


Flexcardの新規作成

リストビューから、Flexcardを新規作成します。


データソースの設定

FlexCardを作るときには必ず、「表示する情報」をどこから取るかを選ぶ必要があります。
(不要の場合は、Noneを選択します)

データソースには次のような種類がありますが、今回は事前に作成したData Mapperを使用します。

https://zenn.dev/omni1/articles/f5efc0c876f9da

Data Mapper定義を選択し、必要なInputも指定します。

AccountIdとしては、FlexCardを表示しているレコード(例:Account)のIdを渡したいです。
FlexCardでは、標準で {recordId} という特殊な変数が使えるため、これを設定します。

{recordId} として、TEST VALUEを入力し、Fetchをクリックすると、データが取得できていることを確認できます。

Result JSON Pathの説明に従って指定すると、TABLE形式で表示できました。


Elementの配置

Flexcardでは、右サイドバーに配置できるElementが用意されています。
データソースで取得した値は、画像のようにあらかじめ用意されています。

Field Labelや、Placeholder(データがまだないときに仮で置いておくもの)を指定します。
Elementの右側はクリックでつかめるようになっており、12段階で幅を指定できます。

Text というElementを用いて、表示させることも可能です。

Action というElementを配置してみます。

Actionの内容は複数指定できます。
このレコードを編集できるように指定します。


Styleの設定

Styleタブは、パーツ(Elements)やカード全体の見た目(デザイン)を整える場所です。
Elementsやカード全体をクリックして選択したあと、デザインを指定します。

  • フォント
  • 背景
  • 余白
  • 幅や高さ(レスポンシブ対応)
  • より細かいCSS

ボタンの位置を、右寄せにしました。

名前の下にMargin(Elementの外側の余白)を追加しました。


Preview

PREVIEWは、作成中のFlexCardが「本番ではどう見えるか」を確認するためのモードです。
必要があれば戻って修正し、問題なければ、Activateします!


Flexcardの配置

任意のレコードページにおいて、Lightning App Builderを開きます。

  • 歯車アイコン(設定) → 編集ページ(Edit Page)

標準のコンポーネントにFlexcardがあるのでそれを配置し、右パネルで作成したFlexcard定義を選び、有効化します。

配置できました。


まとめ

今回は、Omnistudio Flexcardを調査しました。

次回は、複雑なガイド付きプロセスを作成するOmniscriptを作成します。

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