AURのrstudio-desktop-binをインストールする
RStudioはR言語に関する統合開発環境です。

さて、このRStudioをArchLinuxで利用する場合、いくつかの選択肢があるのですが、AURにあるrstudio-desktop-binをインストールするのが最も簡単な方法です。
但し、様々な事情から、単純にyay rstudio-desktop-binでインストールすると、実行ファイルがPATHの通っている場所にインストールされない状況にあります。
この状況は、しばらく続いています。
実行ファイルが変な場所にあるだけなので、PATH通すか、シンボリックリンクを何処かPATHの通っているディレクトリに張るかしてもよいのですが、パッケージ自体を作り直す為のPKGBUILDファイルが掲示板住人によって提供されているので、これを使ってパッケージしなおすことで、「I use Arch, btw!」と言いやすくなります。
ただ、アップデートのインストール作業毎に、「あれ?どうするんだっけ?」となるのまでが、Archユーザーのお約束なので、ここにその手順をまとめておきます。
rstudio-desktop-binのページへ
まずは、Webブラウザで以下のページを開きます。
以下の様なページになりますが、右側の赤い丸の部分に注目してください。

rstudio-desktop-bin.tar.gzのダウンロード
そこにある、Download snapshotの部分をクリックして、作業用ファイルをダウンロードします。
作業用ディレクトリの準備
ダウンロード先にディレクトリに rstudio-desktop-bin.tar.gzというファイルがダウンロードされます。これを作業用ディレクトリに移動して解凍します。

~/Downloadディレクトリから~/tmpに移動して解凍している様子。
ファイルの解凍は以下のコマンドで行えます。
tar zxvf rstudio-desktop-bin.tar.gz
差し替えようPKGBUILD等の入手
rstudio-desktop-binのページを下の方へスクロールしていくと、コメント欄があり、そこのcbrnrさんのメッセージを探します。cbrnrの一番新しいメッセージには以下のようなPKGBUILDファイルが提供されるGistへのリンクが記されています。
"You can find an improved PKGBUILD with the latest version here:"
Gistのページにって、右上の「Embed」となっているメニューをクリックし、「Clone via https」に切り替えると、git cloneするURLを表示してくれるので、右側のコピーアイコンをクリックします。
そのURLを引数にシェルからgit cloneを実行することで、PKGBUILDと.SRCINFOファイルの入ったクローンのディレクトリが作成されます。
PKGBUILDの書き換え
rstudio-desktop-binディレクトリのPKGBUILDと.SRCINFOファイルをcbrnrさんのGistからクローンしたPKGBUILDと.SRCINFOで置き換えます。
クローンディレクトリ内からcpを使って置き換える一例です。
cp PKGBUILD ~/tmp/rstudio-desktop-bin/
cp .SRCINFO ~/tmp/rstudio-desktop-bin/
パッケージファイルの作成
パッケージファイルを作成しましょう。rstudio-desktop-binディレクトリに入り、次のコマンドを実行します。
makepkg
パッケージを作成する様子は以下の通りです。

作業が終わるとrstudio-desktop-bin-2025.05.1.513-2-x86_64.pkg.tar.zstの様な.zstという拡張子のファイルが作成されます。
自作パッケージのインストール
この出来上がったrstudio-desktop-bin-2025.05.1.513-2-x86_64.pkg.tar.zstの様な.zstをsudo pacman -Uでインストールします。
sudo pacman -U rstudio-desktop-bin-2025.05.1.513-2-x86_64.pkg.tar.zst
ファイル名は各自で確認しましょう。上記のコマンドラインをコピーしてもファイル名が違う可能性があります。
インストールの様子は以下の通りです。

RStudio最高
以上で、普通にrsutdioコマンドで起動できるようになります。
RStudioなしにR言語は使えないと言っても過言でないくらいに、RStudioは、Rの面倒を全て見てくれる統合開発環境!!なんて説明は、この記事のココまで読んでくれている人にはいらないですよねー。
実際、海外ではArchLinux上でRやRStudio使っている人が一定数いるようで、しかもユーザーはプロっぽい人が多いようです。
なぜそう思うのかといえば、ArchLinuxでのR関連トラブルに出会ってしまった場合、インターネットを検索(ArchWikiとかSNSとか何処かはその時次第)すると、トラブル発生から割と短時間で、何処からともなく、優秀な方々がサササササとやってきて、こうやったら直ったよ!や直したよ!とのやり取りがだいたい見つかるのです。
やっぱり、ArchLinux最高! We use Arch, BTW!!!
Discussion