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WSL 2とDockerを活用したRuby開発環境の構築

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はじめに

Windows 上でネイティブな Linux 環境を提供する WSL 2 と、軽量な仮想環境を構築できる Docker を組み合わせることで、Windows でも快適な Ruby 開発環境を手に入れることができます。

本記事では、以下の流れで WSL 2 + Docker による Ruby 開発環境の構築手順を解説します。

  • ✅ WSL 上の Ubuntu を起動
  • ✅ Docker + Docker Compose の導入
  • ✅ Ruby 実行環境のセットアップ
  • ✅ コンテナ内で Ruby を実行

まずは WSL のセットアップが済んでいない方は、以下の記事を参考にしてください👇

https://zenn.dev/oharu121/articles/d8d5037a1edfd8

1. Ubuntu を起動しよう

Windows の検索バーで「ターミナル」を入力し、ターミナルを起動

ターミナルを起動

ドロップダウンから「Ubuntu」を選択

Ubuntuを選択

Ubuntu が立ち上がれば準備完了です!

Ubuntu起動完了

2. Ruby 環境を構築しよう(Docker 編)

1. プロジェクトフォルダの作成

まずは作業用ディレクトリを作成します。

ディレクトリ作成

2. Dockerfile の作成

Ruby のベースイメージを指定した Dockerfile を作成します。

touch Dockerfile
code .
FROM ruby:3.2.3
WORKDIR /app

Dockerfile作成

3. docker-compose.yml の作成

Docker Compose を使って開発環境を立ち上げる設定ファイルを作成します。

touch compose.yml
services:
  app:
    build: .
    volumes:
      - .:/app

compose.yml作成

4. Docker コンテナのビルド

まず Docker Desktop を起動しておいてください。

🛑 Docker Desktop が起動していないと、以下の操作でエラーになります。

docker compose build

ビルド

3. Ruby を実行してみよう

1. コンテナ内に入る

docker compose run --rm app bash

bashに入る

2. Ruby コマンドを実行

ruby -e "puts 'hello world'"

hello world

3. コンテナから抜ける

exit

まとめ

WSL 2 + Docker を活用することで、Windows 環境でも高速で安定した Ruby 開発が可能になります。

  • ✅ WSL 2 により軽量な Linux 実行環境を構築
  • ✅ Docker によって Ruby 環境の再現性と分離性を確保
  • ✅ Windows の VSCode からスムーズに開発可能

Ruby の学習・開発を Windows 上で始めたい方は、ぜひこの構成を試してみてください!

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