GensparkでAIキャラクターイラストを作る方法
はじめに
ブログやnoteで連載記事を書くとき、キャラクターイラストがあると記事の魅力が格段に上がります。しかし、イラストを外注すると費用がかかりますし、自分で描くスキルがない人も多いでしょう。
そこで活用したいのがAI画像生成です。
この記事では、私が実際にブログ連載のキャラクターイラストを作成するために使っているGoogle Geminiの画像生成機能「Nano Banana Pro」について紹介します。
実際に作成したイラストがこちらです:

月次会議で困惑する主人公・尾形
Nano Banana Proとは
Nano Banana Proは、Google DeepMindが開発したGeminiの画像生成機能です。
正式名称は「Gemini 3 Pro Image」で、2025年11月に公開されました。従来の画像生成AIと比べて、特にテキストの正確な描写とキャラクターの一貫性維持に優れています。
2つのモード
| モード | 正式名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| 高速モード | Gemini 2.5 Flash Image | 速度重視、大量生成向け |
| 思考モード | Gemini 3 Pro Image(Nano Banana Pro) | 高品質、複雑な指示に対応 |
Nano Banana Proの主な特徴
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 日本語テキスト対応 | 画像内の日本語が文字化けしにくい |
| キャラクター一貫性 | 最大5人のキャラクターを一貫して描ける |
| 参照画像入力 | 最大14枚の画像を参照可能 |
| 高解像度 | 最大4K解像度で出力可能 |
| 推論能力 | Gemini 3の推論能力で複雑な指示を理解 |
Geminiでの使い方
Nano Banana Proは、Geminiアプリまたはブラウザ版で利用できます。
手順
- Geminiにアクセス
- ツールメニューから「🍌画像を作成」を選択
- モデルメニューから「思考モード」を選択(これがNano Banana Pro)
- プロンプトを入力、または参照画像をアップロード

🍌画像を作成ボタンを選択
思考モード(Nano Banana Pro)を選択
私の使い方:Genspark経由
実は私は、Geminiを直接使うのではなく「Genspark」というAI検索エンジンを経由してNano Banana Proを使っています。
Gensparkには複数のAI画像生成モデルが統合されており、その中にNano Banana Proも含まれています。Gensparkを使うメリットや具体的な操作方法については、次回の記事(第2話)で詳しく解説します。
今回は、Nano Banana Pro自体の特徴とプロンプトのコツにフォーカスします。
キャラクターの一貫性を保つコツ
連載記事で重要なのは、同じキャラクターを複数の画像で一貫して描くことです。
AI画像生成の弱点は、毎回違う顔になりやすいこと。これを防ぐためのコツを紹介します。
同じキャラクター「尾形」を別のシーンで描いた例:

会議後、一人で考え込む尾形(同じキャラクターを維持)
1. 参照画像を必ず添付する
最も重要なのは、毎回同じ参照画像を添付することです。
【手順】
1. 最初に「基準となるキャラクター画像」を1枚生成
2. その画像を保存しておく
3. 以降の生成では、必ずその画像を添付して「このキャラクターで」と指示
2. キャラクター設定を文書化する
プロンプトに毎回同じ特徴を入れるため、設定を文書化しておきます。
【尾形のキャラクター設定】
- 日本人男性、20代後半
- 短い黒髪、メガネなし
- 親しみやすい顔立ち
- 服装:ネイビーブルーのポロシャツ、グレーのチノパン
3. 英語で一貫性を強調する
プロンプトには、以下のフレーズを必ず入れます:
same character as reference imagesame faceconsistent appearance
実際のプロンプト例
ステップ1:日本語で背景を説明
まず、日本語で全体の背景を説明します:
【プロジェクト背景】
ベトナムの日系製造業で働く若手社員「尾形」の成長物語を描く
ブログ連載の第1話用イラストです。
【シーン説明】
月次経営会議の場面。主人公の尾形が、会議中に配布資料と
部長の報告の数字が違うことに気づき、困惑している。
【重要な服装設定】
- 全員がネイビーブルーのポロシャツ+灰色チノパンを着用
- スーツやネクタイは絶対に着用しない(工場のユニフォーム)
【参照画像】
添付の画像が尾形のキャラクターです。この顔・髪型を維持してください。
ステップ2:英語で詳細指示
その後、英語で詳細なプロンプトを送ります:
Anime-style illustration of a Japanese office meeting scene.
CHARACTER - OGATA (main focus):
- Same face as reference image
- Young Japanese man, late 20s
- Short black hair, friendly face
- Looking at papers with confused expression
- Wearing navy blue polo shirt with small logo
- Gray chino pants
- Employee ID badge on lanyard
- NO suit, NO tie
SETTING:
- Conference room, fluorescent lighting
- Wooden conference table
- Plain, utilitarian atmosphere
STYLE:
- Anime/manga illustration style
- Bright, approachable atmosphere
- Consistent character appearance
CRITICAL - DO NOT INCLUDE:
- Suits or ties on anyone
- Modern/stylish interior
- Different face from reference
よくある問題と対処法
問題1:スーツを着てしまう
原因:「ビジネス」「会議」というキーワードからスーツを連想
対処法:
-
NO SUITSを大文字で強調 -
factory uniformと明記 - 日本語でも「スーツは絶対に着用しない」と補足
問題2:顔が毎回変わる
原因:参照画像の添付忘れ、または認識されていない
対処法:
- 参照画像を必ず添付
-
same face as referenceを強調 - 生成後、顔が違ったら「顔を参照画像に近づけて」と修正依頼
問題3:背景が意図と違う
原因:背景の設定が曖昧
対処法:
- 場所の詳細設定を事前に文書化
- 「〇〇は禁止」を明確に指定(例:窓から高層ビルが見えるのは禁止)
設定ファイルの管理
連載を続けるなら、以下のような設定ファイルを作っておくと便利です:
# ビジュアル設定
## キャラクター設定
- 尾形:20代後半、黒髪、メガネなし、ポロシャツ
## 場所設定
- 会議室:窓なし、蛍光灯、木目調テーブル
- オフィス:オープンフロア、古いPC
## 共通ルール
- 全員ユニフォーム(ポロシャツ+チノパン)
- スーツ禁止
- モダンなインテリア禁止
まとめ
Nano Banana ProはGeminiの画像生成機能で、キャラクターイラスト作成に非常に便利です。
一貫性を保つための5つのポイント:
- 参照画像を毎回添付する
- キャラクター設定を文書化しておく
- 禁止事項を明確に指定する
- 日本語+英語の両方でプロンプトを書く
- 設定ファイルで管理する
次回は、私が実際に使っている「Genspark」経由でのNano Banana Pro活用法を紹介します。複数のAIモデルを使い分けるメリットについても解説予定です。
ぜひ試してみてください!
Discussion