技術力が高いだけでは将来行き詰まる
<本記事のターゲット層>
- どこでも通じるスキルを身に着けたい人
- いくつになっても技術者として求められたい人
- SES面談の通過率を挙げたい人
1. 技術力が高いだけではだめなの?
最近ふとおもったことがあります。技術だけ高くても限界がくるなと。
もちろん私は作業が好きなので、技術を高めることは楽しさに繋がるので問題はありません。
しかし、会社貢献(生産性)に視野に置いたときに以下のことが言えます。
(1)作業はいくらレベルを上げても、作業速度を高めても一人の能力でしかない。生産性もその人だけが上がる。
(2)管理職は全体の最適を考えるので全体の生産性を上げることができる。より上流にいけばいくほど対象となる人数が上がるから給与が高い。
(3)技術が高いこと、作業量を多くこなすことをアピールしても、周囲や管理職の力になれていないと査定をする人の評価は思うよりも低い。
その理由には以下のことが挙げられます
- 全体の生産性を上げることに協力していないことになる。
- またチームとして動けていない、思考が私利私欲に傾いている。
- 相手の気持ち・立場を考えられていない(そのためチームワークを乱す)。
まあ、これが管理職にゴマをすらないと、気に入られないと評価されないと誤解されがちかもしれません。
(4)チームとして動く場合、以下の点に考慮すると結果的にルーティングである
- 相手の言葉に筋が通っていれば「確かに」「そういう意見もありますね」と言う
- その上で分からない点、懸念点を質問する
- だが、その前に飲み込めない話であれば「自分にとって筋が通っていない」ので、筋が通っていない点について疑問点として質問する。
- 管理職から言われたことを、やる前から「出来ない」は言わない。
→心の中で思っても脳死で「やってみます」ということが大事。やってから「出来ない原因」を見つけて、そのことについて報連相するべき。なぜなら、やってみると意外とできることだってある。あと、やってから初めて気づくことや、やってから理解できることもある。
これらは情シス時代に理解したことではありますが、SESでも同じことが言えると改めて思いました。
結局、生産性が大事なんですが、SESをやっていた時代は余裕がなくて
技術が高いこと、能力が高いことをアピールすることで必死でした。給与上げたかったですしw
結局、若いときはこのXみたいなことを考えてましたってことっす。
2. SESにおけるポータブルスキルとは?
会社貢献(生産性)で評価するのはビジネスの基本であって(異論はあるでしょうけど)、その手法として以下の考え方があります。
(1)契約機会を増やす(会社を知ってもらう、営業をあちこちにかける、メリットを増やすなど)
(2)契約金額を増やす
(3)費用対効果を上げる(こなせる仕事量を増やす、コストを下げるなど)
業務効率化もこれに入ります。
- ICT導入でコストパフォーマンスが良い労働力を増やす=設備投資
- 人件費の費用対効果を上げる=仕事を早くこなす、スキルアップなど
(4)新しいビジネスを創る
ただ、これらも周囲の邪魔、管理職のスキル不足により、ゆがめられている場合もあれば、単純に会社方針で違う評価基準がある場合もあります。
あとは、脱初心者の段階でいえば、スキルアップも十分評価対象になると言えます(数に数えられなかったのが、戦力として数えられるようになったという意味で)。
まあ、結論、基本的には評価にはお金が絡んでいるってことですね。なので、上流にいくほど、お金で説明するスキルが必要になります。
これをいう理由が、いまの現場でも同じ考え方なんだなって感じたので、やはりビジネスの基本なんだなと感じたからです。
なのでこうした考え方を持つのもポータブルスキルの一つだし、アダプタビリティに繋がるのかなと思いました。
さて、来月もいっちょリファル気!!
Discussion