海外メンバー向けに英語で勉強会を開催した際の知見
はじめに
はじめまして。GAOGAO の null です。
本記事では GAOGAO 社内にて主に海外メンバー向けに英語で勉強会を実施した際の知見を共有します。
英語に自信がない方でも参考にできるかと思いますので、英語での勉強会やミーティングに興味のある方は、是非ご一読いただけますと幸いです!
背景 & 動機
弊社 GAOGAO では東南アジアを中心に、海外メンバーが多数在籍しています。
そこで、各国のメンバー間の交流の促進し、また共にスキルアップするべく、英語にて社内勉強会を開催することにしました。
ゴール & 概要
ゴールは「TypeScript の実践的な知識を身につけ、ライブラリ等の型定義ファイルを解読することができる」でした。また、テーマに関しては、以前 TypeScript Handbook 輪読会を実施したこともあり、その流れを汲んだ形です。以下、概要です。
項目 | 概要 | 補足 |
---|---|---|
頻度 | 週 1 回 | |
回数 | 計 6 回 | |
人数 | 4 ~ 8 人 | |
場所 | Zoom | |
教材 | Type Challenge | easy レベルの問題 + 関連の midium レベルの問題 |
実施方式 | 講義型 | 一講義あたり 30 - 60 分程度 |
勉強会の準備・運営タスク
知見
ここでは主に、英語での資料作成に関する知見を紹介します。
① スライド作成
資料は Marp で作成しました。拡張機能 Marp for VSCode を用いることで、VSCode 上てスライドを編集することができます。不明点や英語の文言に悩んだ際は Cline を活用し、効率化を図りました。スライドは全て自分で準備する必要があったので、そこそこ時間短縮できたと思います。モデルは無料で使える Gemini-2.0 系を利用していました。
Marp 参考記事
② スピーカーノートの作成
自分の英語力ではスピーカーノートは必須でした。ある程度資料が完成した時点で、Marp CLI を用いてスライドの pdf を生成し、Gemini に突っ込みました。(Google AI Studio 経由)。
そこそこいい感じの台本が返ってくるので、自分が発表しやすいように、文量を削ったり表現の微調整を適宜行ったりしました。
プロンプト
Assuming an A2 high-level English speaker, please create speaker notes for each slide in a colloquial style as a TypeScript expert.
③ 発表練習
第一回を実施した時点で、英語のリズム感があまりにも酷かったので、声出し練習を 1 回挟むことにしました。その際、スピーカーノートに対して、句読点や改行 (リズム重視、文法無視) を追加することで、読むだけでリズミカル!なスピーカーノートに仕上げる小細工を覚えました。
その他
Mentimeter を導入し、適宜投票を実施しました。
当初は、自分の英語のスキル不足により、柔軟かつインタラクティブな発表が難しかったため、処方箋として導入したのですが、感触はかなり良かったです。今回のような小規模な勉強会だと、無料プランでも問題なく使えるので、今後も使っていきたいです。
困ったこと
Q & A。気合い 😇
今後について
来月より O'Reilly の Software Engineering at Google の輪読会を英語で開催予定です。
ご興味のある方は、グローバルエンジニアコミュニティGAOGAO CLUB に参加して、一緒に学習しましょう!
最後に
弊社 GAOGAO の代表が、書籍 「エンジニア組織の英語化変革 EX」 を出版しました。こちらもご興味のある方は、手に取っていただけると幸いです!
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