AWS re:Invent 2025で開催!NTTデータグローバルアーキテクトコミュニティMeetup レポート

AWS re:Invent 2025 の開催期間中、NTT DATAグループの各国エンジニアが一堂に会し、対面でのグローバルミートアップを実施しました。本イベントは、NTT DATAグループにおけるグローバルアーキテクトコミュニティ Global Tech Masters Community(GTMC)の活動の一環(※1)として行われました。
※1 Global Tech Masters Community(旧 Global Cloud Architect Community)とは、当社のトップレベルの技術者が集まるグローバルコミュニティです。こちらは過去開催した対面イベントの活動紹介です。
本記事では、本ミートアップのねらいや当日のセッション内容を振り返りながら、エンジニア同士の交流や学びを通じて得られた成果について紹介します。
1. イベント概要・ねらい

AWS re:Invent 2025 の開催期間中、NTT DATAグループの各国エンジニアがラスベガスに集まる機会を活用し、対面でのミートアップを実施しました。本イベントは、普段は地域や組織が異なるエンジニア同士が直接交流し、技術的な取り組みやre:Inventでの学びを共有することで、グローバルなつながりを強めることを目的としています。
当日は、各国のエンジニアによるライトニングトークに加え、当社主催のGlobal JAM(※2)で優勝した若手エンジニアのヒーローインタビューや、参加者全員による自己紹介の時間も設けました。re:Inventで得た最新の知見や刺激をその場で持ち寄り、国境を越えてエンジニア同士が対話することで、相互理解の深化とエンジニアエクスペリエンスの向上を図ることをねらいとしています。
※2 AWS Jamとは、Amazon Web Service (AWS)上で起きたトラブルシューティングを実践的に学べるイベントです。こちらは当社で開催されたGlobal AWS JAMの様子です。
2. イベントでやったこと
2-1. オープニング

イベントの冒頭では、本ミートアップの位置づけや目的について共有しました。AWS re:Inventというグローバルイベントに合わせて開催することで、各国に分散しているNTT DATAグループのエンジニアが一堂に会し、日頃は得がたい対面での交流や意見交換を行うねらいを確認しました。
あわせて、本イベントのアジェンダやセッション構成を説明し、「最新技術を一方的に聞く場」ではなく、参加者同士が積極的に話し、学びを持ち帰る場であることを共有しました。
2-2. AWS Community Builder の活動紹介

NTT DATA SpainのAWS AmbassadorであるIreneより、AWS Community Builderとしての活動紹介が行われました。Ireneは、スペイン・バルセロナを中心としたAWSユーザーコミュニティの取り組みについて紹介し、コミュニティ活動がエンジニア同士の学びや成長の場として果たしている役割を共有しました。
発表では、技術的な情報発信やイベント運営を通じて、個人のスキル向上だけでなく、地域全体のエンジニアリング力を底上げしていくことの重要性が語られました。また、こうしたコミュニティ活動が、日々の業務や新しい技術への挑戦にも良い影響を与えていることが紹介されました。
2-3. AWS Ambassador の活動紹介

次に、NTT DATA SpainのAlejandroより、AWS Ambassadorとしての活動と、個人プロジェクトにおける取り組みが紹介されました。Alejandroは、AWS AmbassadorおよびCloud Center of Excellence(CoE)の立場から、社内外で行っている技術支援や情報発信の取り組みについて紹介しました。
あわせて、自身のブログや学習プラットフォームといった個人プロジェクトにおいて、AIツールを活用して作業効率を向上させている事例を紹介しました。ブログ記事の改善や翻訳など、これまで多くの時間を要していた作業を効率化することで、より多くのアウトプットや継続的な発信につなげている点が共有されました。
2-4. MEKIKI Initiative と Generative AI PoC の紹介

続いて、NTT DATA Group本社のTakashiより、MEKIKI Initiativeの取り組みと、Generative AIに関するPoCの紹介が行われました。MEKIKI Initiativeは、急速に進化するAI関連技術の中から、実際のビジネスや業務で活用可能な技術を見極め、検証・評価していくことを目的とした活動です。
本セッションでは、Amazon BedrockおよびAgentCoreを活用したPoCの事例を通じて、Agentic AIの技術的な特徴や実装時のポイントが紹介されました。また、実際に検証を行う中で見えてきた運用面での課題や、ログ・トレーシングといった可観測性(Observability)の重要性についても共有され、最新技術を「使って理解する」姿勢の重要性が示されました。
2-5. AWS Jam Winner インタビュー

後半では、NTT DATA グローバルで実施された AWS Jamにおいて優秀な成績を収めた若手エンジニアによるインタビューが行われました。グローバルイベントである re:Invent に参加することで、視野を広げ、今後の成長につなげたいという若手エンジニアの前向きな姿勢が印象的でした。
2-6. 全員参加セッション(Self Introduction)

参加者全員による自己紹介の時間を設けました。それぞれが所属組織や担当領域、re:Inventに参加した目的、関心のある技術分野などを共有し、お互いのバックグラウンドを知る機会となりました。
国や組織、経験年数の異なるエンジニアが一人ずつ言葉を交わすことで、共通点や新たな気づきが生まれ、その後の対話につながる土台が形成されました。本セッションは、グローバルミートアップならではの一体感を醸成する時間となりました。

3. グローバルミートアップが必要な理由
GTMC は、国・組織の壁を越えてエンジニアをつなぐ挑戦です。だからこそ、直接集まって対話を行い、相互理解の解像度を高める場がコミュニティの推進力になります。
re:Invent 期間の集結を活かした今回のミートアップは、まさにその実践の場でした。ここからは、なぜこの営みが重要で、どんな課題と向き合っているのかをご紹介します。
3-1. 20万人規模のエンジニアが国境・リージョンを越えて協働するということ

NTT DATAグループはグローバルで約20万人の仲間がいる巨大な組織です。そのなかで、エンジニアが国やリージョンの枠を越えて「本当の意味で」つながり、協働していくためには、お互いの背景・強み・課題を理解し合う土台づくりが欠かせません。
同じ会社の名前を背負っていても、技術環境や市場特性、プロジェクトの優先度、カルチャーは拠点ごとに異なります。だからこそ、顔を合わせて対話する機会が相互理解の近道になります。
3-2. 時差とロケーションの違いがコミュニティ継続の難易度を跳ね上げる
当社のグローバルアーキテクトコミュニティ(GTMC)の運営で常につきまとうのが時差と地理的な分散です。
タイムゾーン調整は運営コストを押し上げたり、就業時間が重ならないことで参加メンバーが固定化したりと、議論の輪がリージョン単位で閉じてしまうリスクもあります。
だからこそ私たちは、定期的なオンラインミートアップや不定期の対面イベントで集まる場を設けています。できる限り各国のエンジニアが参加しやすい環境作りを行い、コミュニケーションやディスカッションを継続することを大切にしています。
今後も、対面とオンラインのハイブリッドな活動で、NTTデータエンジニアのグローバルコミュニティを盛り上げていきたいと考えています。
3-3. 事例やアセットを“共有できる関係性”そのものを育てる必要がある
エンジニア間でユースケース事例やアセットの共有を行うことは、IT技術をグローバルに活用できるケイパビリティを養うために必要不可欠な営みです。ただし、共有が自然に回り始めるにはツールや場の用意だけでは不十分と考えます。
「文脈の補完」「価値の翻訳」「相談できる関係性づくり」があって初めて循環が生まれます。
私たちは対面の対話を通じて、共有の前提となる信頼と心理的な距離の短縮に向き合っています。これがコミュニティ運営のいちばんの山場でもあります。
3-4. 社外コミュニティ連携で若手エンジニアの世界を広げる
さらに GTMC では、若手エンジニアの成長を加速させるため、AWS User Group などの海外テックコミュニティとも連携し、LT・プレゼン登壇の機会提供やクロスコミュニティでの対話の場をつくっています。
言語やロケーションの壁を乗り越えて発信する経験は、クラウド技術の習得だけでなく、グローバルで戦えるエンジニアエクスペリエンスそのものを鍛える場になります。
4. 達成された成果
4-1. グローバルエンジニア間のつながりの深化
本イベントを通じて、普段は国や組織を越えて接点を持ちにくいエンジニア同士が、対面で交流する機会が生まれました。セッションや自己紹介を通じて、それぞれの取り組みや関心領域を知ることで、単なる顔合わせにとどまらない関係性の構築につながりました。
re:Inventという共通の体験を背景に議論することで、技術的な話題だけでなく、キャリアや日々の課題についても率直な意見交換が行われ、今後の継続的なコミュニケーションに向けた土台が形成されました。
4-2. 若手エンジニアの挑戦と成長の後押し
AWS Jam Winner インタビューや自己紹介の場を通じて、若手エンジニアが自らの経験や考えを発信する機会が生まれました。グローバルな場で発言する経験は、技術力の向上だけでなく、自信や視野の拡大にもつながるものです。
こうした挑戦の機会を提供することで、若手エンジニアが次の目標を描きやすくなり、継続的な学習や成長へのモチベーション向上につながる成果が得られました。
4-3. 今後に向けて
今回のミートアップを通じて、グローバルで活躍するエンジニア同士が直接つながり、互いの取り組みや課題を共有することの価値を改めて確認することができました。re:Inventという共通の文脈の中で得られた学びや気づきは、各自の業務や今後の技術的な挑戦に活かされていくことが期待されます。
今後も、このような機会を通じてグローバルな技術交流や人材育成を継続し、NTT DATAグループ全体としてのエンジニアリング力の向上につなげていきます。

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