22日目:サービスの品質保証からDXの品質保証へ
はじめに
このAdvent Calendarでは、過去に私が書いたテストや品質に関する記事の紹介をします。
本日紹介する記事はこちらです。
掲載日:2024年4月10日
掲載メディア:DATA INSIGHT(NTT DATA)
生成AIによる要約
この記事では、従来の「システム/ソフトウェア品質」だけでなく、利用者が体験する「サービス品質」に焦点を移し、さらにその先として「DX(デジタルトランスフォーメーション)時代の品質保証」の必要性を論じています。従来、ソフトウェア開発では製品そのものの機能や信頼性に重点が置かれていましたが、それだけでは不十分であり、サービス全体の品質――たとえば応答性、継続性、ユーザー満足、運用・提供品質など――への配慮が不可欠と指摘しています。記事では、サービス品質を評価・保証するための既存の研究や規格(例:ISO/IEC TS 25011)を紹介しています。さらに、これらの考え方を社内外のDX取り組みに応用し、サービスとして価値を届けるための「サービス品質保証」から「DX品質保証」への進化を提案しています。
記事に対する補足、訂正、最新情報など
- 2023年度から2024年度にかけて、DXの品質保証をテーマに活動しました。しかし「DX品質」という言葉の解釈が人によって異なり、定義も曖昧だったため、議論をする中で最終的にはサービスの品質に焦点を当てることにしました。
- この分野は私にとって未知の領域だったため、まずは過去の研究や取り組みを調査するところから始めました。書籍・論文・規格などに多くの知見が蓄積されており、新たな発見がいくつもありました。同時に、自分が専門としてきた領域がいかに狭かったかを痛感しました。
- また、この記事より3年前に、弊社の別メンバーがDX品質保証について検討していました。その内容も改めて確認しましたが、非常によくできたモデルだと感じました。こちらの記事です:
DXの品質保証ってなんだろう? - 元の記事で紹介している検討結果は、プロジェクトマネジメント学会の2024年度春季研究発表大会にて、「DXサービス品質の管理・評価に関する一考察」というタイトルで発表しました。
- 一方で、社内のニーズや他業務との優先度の兼ね合いから、この取り組み自体はいったん中断しています。本来であれば、追加の検証結果を学会で発表する予定もありましたが、残念ながら実現には至っていません。
さいごに
今回の取り組みを通じて驚いたのは、サービス品質の基本的な考え方は1980年代には既に体系化されていたという点です。その後、サービスの形態や社会の状況が大きく変化しても、根幹となる考え方は今なお通用するものであり、先人の知恵の深さを改めて実感しました。
上でも述べた通り現在は志半ばではありますが、記事中にも何度か登場する「価値」の管理・評価は、まさにサービス品質保証の延長線上にあるテーマだと考えています。引き続き情報をウォッチしながら、適切なタイミングで検討を再開し、形にしていきたいと思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。明日の投稿もどうぞお楽しみに。
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