17日目:日本発の国際規格「IEC 62853 Open systems dependability」のご紹介
はじめに
このAdvent Calendarでは、過去に私が書いたテストや品質に関する記事の紹介をします。
本日紹介する記事はこちらです。
高信頼性システムを開発するために
日本発の国際規格「IEC 62853 Open systems dependability」のご紹介
掲載日:2020年6月
掲載メディア:ベリサーブナビゲーション(ベリサーブ)
生成AIによる要約
この記事では、日本発の国際規格 IEC 62853 (“Open Systems Dependability”) を手がかりに、「高信頼性システム」を開発するための考え方を整理しています。まず、高信頼性が要求されるシステムの特徴として「多様な構成要素」「変化への適応」「オープン性」「長期運用」を挙げ、それらを支えるためには単なる品質管理だけでなく、“システムとしての信頼性設計 (dependability)” が必要と論じています。具体的には、要求分析から設計・実装・運用にわたるライフサイクル全体での品質保証、リスクアセスメント、冗長性・フォールトトレランス設計、変更管理、ログ/監視/保守の仕組み整備などを、統一的な枠組みとして導入することを提案しています。さらに、Open Systems Dependability規格の適用により、異なるベンダーや技術を組み合わせた複雑・分散システムであっても、信頼性を保証する共通ルールを持つことが可能になるとしています。
記事に対する補足、訂正、最新情報など
- 本記事は、第三者検証会社ベリサーブが発行するWebマガジン「ベリサーブナビゲーション」への寄稿記事です。2020年6月号ということで、コロナ禍が始まる前後の時期に調整・執筆していました。
- 執筆依頼をいただいた際は別テーマの案もありましたが、いくつか提案した中から、最終的にオープンシステムディペンダビリティを扱うことに決まりました。
- 15日目の投稿にもあるように、DEOS協会でまとめた考え方が国際規格化されたことを知っていただきたく、その規格の概要を記事として整理しました。
- 記事中では国際規格IEC 62853が2018年に発行されたことに触れていますが、2020年にはJIS C 62853として日本語化されました。JIS(日本産業標準調査会)の「JIS検索」で規格番号を入力すると参照できます(ユーザー登録が必要です)。
- 記事末尾にある参考文献のうち、Webページを参照している次の3件はリンク切れになっているためご注意ください。
- [7] DEOS協会の前身としてJST CRESTプログラムの一環で活動していたころのサイト(閉鎖)。
- [11] 月刊ビジネスコミュニケーションの休刊に伴うサイト閉鎖。
- [14] 理化学研究所でのDEOS活用紹介ページ(閉鎖)。
さいごに
「ベリサーブナビゲーション」は、一読者として毎号楽しみにしていた媒体でした。そこから寄稿依頼をいただけたことは、大変光栄な経験でした。その期待に応えるべく、普段以上に専門性の高い内容で執筆させていただきました。
しばらく休刊状態が続いていましたが、2025年には3月・9月と再び発行されました。今後の継続を楽しみにするとともに、また寄稿の機会があればぜひお手伝いできればと思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。明日の投稿もどうぞお楽しみに。
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