Qiita Conference 2025 Autumn イベントレポート
Qiita Conference 2025 Autumn イベントレポート
イベント概要
本イベントをオンラインで視聴しました。
仕事の都合で聞けなかった、あるいは途中から参加したセッションもあり、資料を見て補完しながら書いた部分もあります。
Qiita Conference 2025 Autumn(キータ カンファレンス 2025 オータム) - Qiita
印象に残った内容
AI Challenge Dayグランプリ受賞に学ぶエージェントAIの精度向上術
- 短期間でAI制度を向上させる方法
- 評価スクリプトの作成に最初に着手することで評価を自動化して高速かつ安定的にサイクルを回す
- 一覧化する
- 小さく試して徐々に高度化させる
- 具体的には
- LangGraphは高度なエラーハンドリングとワークフローに強い
- AI処理を局所化することで軽量で保守的で安定性がある
- 検索フィルタとデータ結合の組み合わせを工夫
- プロントはMarkdown、英語、Few-shotプロンプティングで
ゼロからv0まで / From 0 to v0
- v0 とは
- バイドコーディングアプリ
- 自然言語、画像やFigma、URLを渡すとWebアプリを作成してくれる
- Next.js、React、Tailwindで構成されVercelへワンクリックでデプロイできる
- Vercel社が作成している
- 最近エージェントモードが対応になった
- アウトプットの品質が向上した
- 使い方
- Connectボタンででネイティブ統合の一覧がでて、追加すると初期設定など設定される
- デザインモードだと、プロンプト不要で直接プロパティを編集すればコード修正できる
- 強み
- Vercelとの垂直統合、エコシステムも使用可能
- 本番にスケールするアプリとして提供できる状態になる
- アナリティクスも確認できる
- AI Gatewayが使える
- 1つのAPIキーだけで多数のAIモデルと接続できる
- Vercelとの垂直統合、エコシステムも使用可能
- サンプル
- AI Gateway+NanoBanana
- 画像をアップロードすると全ての写真をアップロードした人物の写真に変える
- 4時間くらいの作成
- カメラフィルター。プロンプトと写真を送って人物を変えずに作成する
- 画像をアップロードすると全ての写真をアップロードした人物の写真に変える
- AI Gateway+NanoBanana
- VideCodingの現状
- 米国開発者の92%はAIコーディングツールを使っている
- v0ユーザーの63%はエンジニアではない
- →開発サイクルはもっと短くしてフィードバックを早く得ることを重視することが重要
AI時代のソフトウェア開発を考える(2025/11短縮版)
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開発規模が大きくなった場合に発生する問題が、短期間で表面化するようになった
- 技術的負債の急速な積み上げによる開発スループットの低下
- レビューしきれない量のコード
- unknown unknown の領域の拡大
- セキュリティリスクの増大
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リソース効率よりフロー効率を重視する
- ボトルネックを解消しなければスループットは上がらない
- レビュー待ちの PR は在庫である
- ペアプロ・モブプロでフロー効率を高める
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ビルドトラップを避ける
- AI も新機能追加に走りがち
- アウトプットより、アウトカムやインパクトに目を向ける
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VideoCoding によって「自分のためのコード」を素早く作ることは容易になったが、「他者が使うソフトウェア」を作る段階ではまだ適合しない部分が多い
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VideoCodingからAgenticCodingへ
- 複雑でなく他社との差別化にもつながらない部分は AI に委託する
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AI は暴走や迷走も起こすため、バージョン管理・テスト・自動化は不可欠
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品質特性は定量的に表現して AI に伝える
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当面はモノレポ構成が有利
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ドキュメントはプレーンテキストで、コードの近くに置かなければすぐに腐る
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git による変化トレーサビリティの確保
- Conventional Commits
- keep a changelog
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「バグゼロ=リスクゼロ」という信仰から離れる
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確信や把握のレベルをあえて下げることで、開発スループットを向上させる
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known unknown や unknown unknown 領域には、Property-based Test やオブザーバビリティの向上で対抗する
- (Property-based Test:システムが満たすべき性質(プロパティ)を定義しその性質を満たすであろう入力をランダムに生成し検証する自動テスト手法)
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レビュー負荷を軽減する工夫:
- diff を最小化しすぎると共通化できず、かえって複雑性が増す
- 振る舞いの変更と構造の変更は分ける
- 振る舞いの変更は不可逆であるため、丁寧にレビューする
- 構造の変更は仕組み化してレビューコストを限りなくゼロに近づける
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最初から正しい設計はできない
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外部環境が変化するため、時間が経つと「正しくなくなる」こともある
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AIは知識の増幅器であり、その性能は使う側の能力に比例する
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コーディングはやめるべきか?
- 「すべき/すべきでない」という二択は、不確実性の高い状況では失敗につながりやすい
- 複数の可能性を並べて比較・評価するのが良い
- 決定を遅らせ、選択肢を広く持つことで柔軟性が生まれる
- 変化そのものを楽しむ姿勢が大切
MCPサーバー「モディフィウス」で変更容易性の向上をスケールする
MCPサーバー「モディフィウス」で変更容易性の向上をスケールする / modifius - Speaker Deck
- コード品質チームとして設計支援したが1人稼働で手が回っていない
- MCPサーバーで変化容易性を包括的に支援機能を提供する
- 技術負債の分析、設計改善の提案、テスト実装など
- なぜMCPサーバーなのか?
- 高品質な回答には適切なプロンプトが不可欠であり、MCPサーバーはそのプロンプト群として機能させているため
- 特定のAIエージェントに依存せず、横断的に支援機能を提供できるため
ソフトウェア開発現代史: 日本のソフトウェア工学が直面する、ハードウェアの進化に隠された「二重停滞」
ソフトウェア開発現代史: 日本のソフトウェア工学が直面する、ハードウェアの進化に隠された「二重停滞」 #開発生産性con_findy - Speaker Deck
- 誤解されたウォーターフォールが広まり遅延挫折なども問題が発生する
- ウォーターフォールのリスクが軽減されリスク対策が生まれる
- アジャイルは日本の成功体験だった完璧な品質で一回納品の思考と対立する
- 学ぶ、疑う、問うで過去の成功体験から固執せず、環境変化を重視して、思考停止しないようにしよう
プロダクトづくりから、システムづくりへ
作る、試す、正す。 〜アジャイルなモノづくりのための全体戦略〜(超概要) | ドクセル
- モノコトヒトによる営みがトキによって変わっていく構造をシステムと呼ぶ
- 技術負債も組織負債も時間を伴う問題でシステム
- それぞれの営みで下記を狙う
- ソフトウェア: アウトプット
- プロダクト: アウトカム
- システム: インパクト
- システムとして捉えることで時間軸や全体を意識し、影響をマネージできる
ベテランによるAI時代のプログラミング(2025年秋版)
- コンパイラの発展で低レイヤーの手作業が減ったのと同様に、今後は人間が一から全てを開発しないとなっていく
- エージェントを使うだけのケースが多い
- 意図を文章で伝えてタスクを実行してもらう
- リファクタリングにも活用している
- こちらが期待する以上の変更を気を利かせて行ってくれることもある
- ただし、自分が詳しくない領域では気づけない点も多く、過信は禁物
- ドキュメント生成も優秀だが、意図しない内容を付け加えることもある
- メモリリークを見つけられない、デバッグは得意ではないなど、限界もある
- 目的を決めるのは人間
- コードのあるべき方向性を決めるのも人間
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- 問題把握能力-
- AI には身体や欲求がないため、何が本質的な問題かを判断するのは人間
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- 問題解決能力-
- AI が候補を出すことはできるが、選択・決定するのは人間
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- 責任能力-
- トラブルに対して責任を取るのは人間
- 必要なら頭を下げるのも人間
- トラブルを予測し、未然に防ぐ
- 実践しなければ学べない
- 未来予測は外れるもの
- 常に考え続けることが重要
- 「自分が付加できる価値は何か?」「今の自分にできることは何か?」を問い続け、責任を持って行動する
感想
- v0 は本当にすごい。簡単なアプリ開発ならもう開発者がやることないんじゃ?と思うほど。プロンプトひとつで 3 分以内に動くものができていた
- VideoCoding は、初音ミクの登場で作曲が手軽になったことと同じ現象なのかなと感じた
- 「MVP 開発は必ず技術負債を生む」という話があったが、本当にその通りだと思う。システムとして捉えること、それを開発者とPOと同じ報告を見る必要が大事だと思った
- 学ぶこと・疑うこと・問い続けることを忘れると、この時代は置いていかれそうだと感じる
- こういうジャンルごちゃまぜのカンファレンスは、AI の話題ばかりで正直将来が不安になる。「コードを書くのをやめるべきか」はまだ決められないからこそ、変化を楽しむ心持ちを大事にしていきたい
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