Webページを読むのが面倒なので、Claudeに丸投げするChrome拡張を作った
どうも、ラマです!
突然ですが、皆さんは長い技術記事を読むのが得意ですか?
私は苦手です。
いや、読めるんですよ?読めるんですけど、「PostgreSQLのMVCC実装について」みたいな記事を開いた瞬間、脳が「今日はもう十分働いた」と言い出すんです。まだ朝9時なのに。
怠惰は発明の母
そんな怠惰な私が考えたのが、「記事を読む作業をAIに丸投げする」という発想でした。
「いや、それただの要約サービスでは?」
そう思ったあなた、鋭い。でも既存の要約サービスって、なんか物足りないんですよね。
- 略語の意味がわからない(MVCCって何の略?)
- 概念が抽象的すぎて頭に入らない
- 「で、結局何が言いたいの?」ってなる
そこで作ったのがClaude Summarizerです。
何ができるの?
ワンクリック(またはショートカットキー)で、今見ているWebページをClaudeに送信して、「小学生でもわかる要約」を生成します。
具体的には:
- 用語集を自動生成 - 「MVCC = Multi-Version Concurrency Control(複数バージョン同時実行制御)」みたいに
- 図で説明 - アスキーアートやMermaid記法で視覚化
- 平易な言葉 - 専門用語には必ず噛み砕いた説明を追加
- 次に学ぶべきこと - 「この文脈ならこれも知っておくといいよ」をサジェスト

動作の仕組み
技術的には至ってシンプルです。
[ユーザー] → [Chrome拡張] → [claude.ai/new?q=...] → [Claude]
- 拡張機能のアイコンをクリック(またはショートカット)
- 現在のページのURLとタイトルを取得
- プロンプトに埋め込んでURLエンコード
-
claude.ai/new?q={プロンプト}#autosubmitで新しいタブを開く - Content Scriptが自動で送信ボタンをクリック
Claude APIを直接叩くのではなく、claude.aiをそのまま使うというのがポイントです。
なぜか?
- APIキーの管理が不要
- 課金を気にしなくていい(Proプランなら使い放題)
- いつものClaude UIで続きの会話もできる
コードのハイライト
URLでプロンプトを渡す
const claudeUrl = `https://claude.ai/new?model=${settings.model}&q=${encodeURIComponent(prompt)}#autosubmit`;
await chrome.tabs.create({ url: claudeUrl });
claude.aiは?q=パラメータでプロンプトを受け取れます。#autosubmitは自前のContent Scriptで処理するフラグです。
自動送信のContent Script
// claude.ai上で動作
if (!window.location.hash.includes("autosubmit")) {
return;
}
// 送信ボタンが有効になるまで待機
const sendButton = await waitForEnabledSendButton();
if (sendButton) {
sendButton.click();
}
claude.aiのUIはReactで構築されているため、ボタンが有効になるタイミングを待つ必要があります。ここが一番泥臭い部分でした。
プロンプトの工夫
デフォルトのプロンプトはこんな感じです:
「{pageTitle}」の要約
以下のURLのページを要約してください。
{url}
【重要:ウェブサイトの取得方法】
必ずweb fetch toolを使用してページの内容を取得してください。
(中略)
【要約のルール】
1. アルファベット略語の用語集を作成
2. 難しい概念は図で説明
3. 小学生でも理解できる言葉で
4. 次に学ぶべきことをサジェスト
ポイントは「web fetch toolを使え」と明示的に指示していること。
Claudeは賢いので、URLだけ渡すと「知ってる知識で答えちゃおう」とすることがあります。それを防ぐために「必ず実際にページを取得してから」と念押ししています。
インストール方法
- リポジトリをクローン
-
chrome://extensions/を開く - デベロッパーモードを有効化
- 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」
-
srcフォルダを選択
ショートカットキーを設定したい場合はchrome://extensions/shortcutsから設定できます。
使ってみた感想
実際に1週間ほど使ってみましたが、技術記事を読むハードルが明らかに下がりました。
用語集と図解が最初に提示されるので、ハイコンテキストでガンガン理解が進むんですよね。
特に良かったのは:
- 「とりあえず要約だけ見て、興味があったら原文を読む」というワークフローが確立できた
- 略語の意味をいちいち検索しなくてよくなった
- 「この概念、図で見たらめっちゃわかりやすいじゃん」という発見
今後の展望
- Chrome Web Storeへの公開(審査が面倒そう...)
- OpenAIとかGeminiへの対応
- 要約結果の保存機能など?
まとめ
怠惰は発明の母です。
「長い記事を読むのが面倒」という怠惰な気持ちから、こんな便利なツールが生まれました。
皆さんも「面倒だな」と思ったら、それは自動化のチャンスです。AIの力を借りて、どんどん楽をしていきましょう。
ではまた!🦙
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