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若手のエンジニアはこう育てろ
以下は、ある古株エンジニアの私見である。
まともに食っていける力をつけさせよう
- この時代に一つの企業で定年まで働けるわけがない。
- 一つの企業・一つの部署でしかやっていけないという思い込みが、自らの判断を歪めてしまう。
- 卑屈な生き方を生じさせたり、自分を追い詰めてしまって不幸な状況になってしまう。
よそでも通用する力がなければ、自社でも通用しない
- 自分の頭で考えられる力をつけさせよう
- 学び続ける習慣を大事にしよう
- 結果を出せるやり方を共有しよう
- ゴールを明確にする。
- 手作業の繰り返しを減らしていく
- レポートの作成を自動化していく
- ツールを共有化していく
よその人があなたの価値が理解できるようにしておこう
- OSSへの寄与をしよう
- 技術ブログを書こう。
よそよりも開発しやすい環境を作ろう
- 楽しく開発しよう
- 懸念点をあげつらう必要はない。
- ある時点のある成果の範囲は、常にどこか不十分である。だからあげつらう目的ならば、いつだってあげつらうことができる。
- 例:ニュートンの万有引力の法則は、なぜ引力が生じるのかを説明してはいない。
- 「どうやったら、十分な性能がでていることを、第3者にわかるようにできますか」を本人・チームが果たしていけば、懸念点は自然に解消される。
- 「最新のアルゴリズムとの比較はありますか」などという漠然とした質問は、コストパフォーマンスが悪い方向への捻じ曲げだ。
- 仕事・研究のどちらでも、上記の質問をすると、作業者は、コストパフォーマンスの悪い地獄に落ちる。そして、開発済みの成果が評価されない。
- 漠然とした「最新のアルゴリズムとの比較はありますか」は相手にするな。
- 「この分野で、〇〇◯に着目した△△△というアルゴリズムがでています。それとの比較ではどうですか」という対象を絞った質問に対してだけ相手をしよう。
- そのような明確な質問と比較対象ならば、対応が可能だ。
- 楽しく開発した方が結果を出しやすい。
- 懸念点をあげつらう必要はない。
- チームとして協力しあおう
- 同じ部署の人を相対比較するのは愚策だ。
- 協力関係をぶち壊す「成果主義」は愚策だ。
- 若手がチームとして機能するようにしよう。
- 相互にレビューし合い、力を高めあえる関係を作ること。
- ツール・ライブラリの再利用を活用しよう
- 楽をしよう。
- 個別の課題に対する個々の解決よりも、使い回しの効くツールを共有しよう。
よそよりも働きやすい環境を作ろう
- 専業主婦が不可能な時代には、子育て可能な労働条件が必要だ
- フレックスタイムは重要:保育園への送り迎え
- リモートワークも重要:風邪を引いた子どもを自宅で看病しながら仕事をする必要がある。
変化に対して対応できる力をつけさせること
- ChatGPTに代表される技術の進展は確実に世の中を変えていく。そういう変化の中で自分自身を変えていける力をもたせること
性能が確保できていることの証拠を残そう
- テスト・性能評価の自動化にとりくもう。
- 利用者視点にたったときにOKと言える条件を判断できる力をつける。
潰されるな・逃げろ
- 理不尽な状況には必ずといっていいほど出くわす。
- マジメにしっかり結果を出していたって、理不尽な状況には出くわす。
- 「おとなしいヤツ」ほど狙われる。
- 潰されるな、逃げろ
よその人があなたの価値が理解できるようにしておくことは、あなたの身を守る。 - 法律違反を強要するような組織から逃げれるようにしておく
- 公文書偽造を強要されるような組織からは逃げろ
-「月45時間・年360時間」を超える残業を強要する企業からは転職できるようにしておこう。 - マジメに取り組むだけがいいわけじゃない。
- 公文書偽造を強要されるような組織からは逃げろ
- 自分本位で自分の人生を生きよう
社会の仕組みにだまされるな
リボ払い はダメ
社会制度に騙される人になるな
- 定年まで引き落とせない金って「自分の金」っていえるのか
- 確定拠出年金・「iDeCo」(個人型確定拠出年金)
- こどもの教育を終えて、こどもが経済的に自律的にできるまでの負担は大きい
- 社会保険料の会社負担額は、会社にとっての労務費という点で、従業員の個人負担と何ら区別を生じない。
-「ねんきん定期便」に会社負担額の合計が書いていないのは理不尽だ。 - 厚生年金の費用を国民年金への付け替えは財産権の侵害だ。
- 今の若手は、30年前の若手よりも、過大な社会保障料をとられている。
あなたを食い物にすることしか考えていない人たちが存在する
- だから、ちゃんとした行動をすることだ。
- 行動を起こさない限り、食い物にされ続ける。
自分の考えは妥当かどうか、検証するループを回し続けろ
- 私が、この文章で書いている内容がどれだけ有効・どれだけ適切であるのか知らない。
- だから言う。この文章を読んだあなたは、自分の考えが妥当かどうか検証するループを回し続けてください。
大きな変化を予想しよう
- 人は正常化バイアスでものをとらえてしまう。そのため、確実に進行中の変化を見失ってしまう。
- 大きな変化を予測して、他社よりも早く行動することが、市場に入り込んでいくのに必要。
- 大きな変化は、いままでのビジネスの前提条件を変えてしまう。
- それを予測して対策をとらないと、ビジネスが無くなってしまう。
- 例:NEC・パナソニックの携帯電話事業からの撤退
- 事業の枠組みが変わってしまうことへの対策を考えないという不誠実な経営による結果だと私は思っている。
- 組織の規模よりも組織の質こそが重要である。
あなたの働きで社会が豊かになるとき、「優秀なエンジニア」になれる
Youtube 後5年で老人は侮蔑の対象になる。
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