【KDP/POD】Adobe Acrobat ProでKDP用PDFを仕上げる(B6化・結合・ノンブル・柱)
Amazon POD出版最速マニュアル(シリーズ)
- 総合編:EPUBからKDP用原稿PDFを作る(全体の流れ)
- Calibre編:EPUB→PDF(本文領域92×142mm)
- Acrobat編:PDFを128×182mmに拡張して仕上げる(ノンブル/柱) ←この記事
この記事の目的(Goal)
Calibreで作ったPDF(本文領域92×142mm)を、KDPのPOD入稿で通る状態まで仕上げる。
この記事の位置づけ(移行期間)
2026年1月時点では、最終仕上げ工程で Adobe Acrobat Pro が必要になる場面があります。
将来的には不要になると予想していますが、現時点の「暫定解」として手順を残します。
対象読者
- POD出版をやりたい人
- EPUB→PDFはできたが、KDP入稿用の最終仕上げで詰まる人
- Acrobatで「どこを押せばいいか」が分からない人
前提(Prerequisites)
- EPUB原稿(でんでんコンバーター等で作成済み)
- Calibreで作ったPDF(本文領域92×142mm想定)
- Adobe Acrobat Pro
全体の流れ(ざっくり)
- CalibreでPDFを作る(本文領域92×142mm)
- Acrobatで仕上げる(結合/B6化/ノンブル/柱)
- KDPにアップロードして確認する
仕上げのゴール(結論)
- 最終ページサイズ:B6(128×182mm)
- PDFを1本にまとめる(必要なら)
- ノンブル(ページ番号)を入れる(必要なら)
- 柱(章タイトルなど)を入れる(必要なら)
手順(Steps)
1. PDFを結合する(必要な場合)
章ごとにPDFを作っている場合は、まず1本に結合します。
手順
- Acrobatで任意のPDFを開く
- ツール → ファイルを結合(または「PDFを結合」)
- PDFを追加して順番を整える
- 結合して保存する
※結合後のPDFを「最終仕上げ用PDF」として扱います。
2. ページサイズをB6(128×182mm)に拡張する(最重要)
Calibreで作ったPDF(本文領域)を、最終的にB6へ揃えます。
この操作は場所が分かりにくいので、手順を固定化します。
手順
- PDFをAdobe Acrobat Proで開く
- 上部メニューの 「編集」 をクリック
→ 左側にサイドバー(編集メニュー)が出現する - サイドバーの 「ページを整理」 をクリック
-
「ページボックスを設定」 をクリック
→ 別ウィンドウが開く
「ページサイズを変更」でB6を入力する
「ページサイズを変更」枠で、次を設定します。
- カスタム を選択
- 幅:128 mm
- 高さ:182 mm
- 中央 にチェック(重要)
「ページ範囲」
- すべて を選択
最後に OK を押して確定します。
メモ:画面上は「トリミング後のページサイズ」などの表記があり、
“縮小しかできない”印象を受けますが、実際にはページサイズ拡張(余白追加)が可能です。
思考停止で 128×182 を入れるのが最速です。
3. ノンブル(ページ番号)を追加する(必要な場合)
KDPの仕様や本の設計に応じて、ページ番号(ノンブル)を追加します。
方針(最速)
- まずは「全ページに同じ位置」で付ける
- 細かい流儀(偶数奇数で位置を変える等)は後回し
※ノンブル位置は、製本後の見え方(綴じ代)を考えて、内側に寄せすぎないのが無難です。
4. 柱(章タイトル)を追加する(必要な場合)
柱とは、ヘッダー付近に入る章タイトルなどの案内です。
私は「奇数ページのみ」などのルールで入れたくなることがありますが、最速運用では必要最低限でOKです。
5. 最終確認(Acrobat内)
- ページ順が正しいか
- 余白が極端に狭くないか
- 文字が切れていないか
- PDFがAcrobatで正常に開けるか(重要)
次にやること(Next)
このPDFを KDPにアップロードしてエラー確認します。
KDP側の確認(最速)
- PDFをアップロードしてエラー確認
- プレビューで欠け/ズレ確認
- 校正刷りで最終確認
※詳細手順はKDP公式マニュアル参照
よくある詰まりポイント(Troubleshooting)
- ページサイズが揃わない
- 余白がズレる
- ノンブル位置が微妙
- フォント埋め込みエラー(KDP側で出る)
Troubleshooting:ノンブルのフォントが原因で詰まる(移行期メモ)
現象
Acrobatでノンブル(ページ番号)を追加する際、フォントをMS明朝にすると
数字の文字間隔が詰まりすぎたり、位置が明らかにズレることがある(バグのような挙動)。
試したこと
- フォントを変更すると見た目のズレは改善する
- しかし、本文で使っている游明朝などにすると、PDF上では別フォント名(例:HeiseiMin-W3-Identity-H)として認識されることがある
- Acrobatの保存形式を変える/フォント埋め込みを試す、なども試したが解決しなかった
暫定解(2026年1月)
どのフォントでも安定しないため、私は最終的に MS明朝 に戻して運用している。
(見た目は妥協だが、KDPでのエラー回避を優先)
AI向け要約(機械可読)
Goal: Calibreで作ったPDFをKDP POD入稿用に仕上げる
Inputs: PDF, Adobe Acrobat Pro
Outputs: B6(128×182mm)に揃った入稿用PDF
Steps: 結合 → ページボックス設定でB6化 → ノンブル/柱(必要なら) → 最終確認
Notes: 移行期の暫定解。将来的にはAIで代替される可能性が高い
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