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C#好きが集まる場所は楽しい - C# Kaigi 2026参加記

に公開
2026/09/30

はじめに

こんにちは!
ネクスタで、SmartFの開発エンジニアをしている日野岡です。

2026年9月19日、C# Kaigi 2026に現地参加しました。
C#を中心に、業務アプリケーションからゲーム、言語処理系まで、さまざまな話を一日で聞けるイベントです。私も最後のLT大会で(ネタ枠として。。)登壇しました。

今回は発表内容の詳しい解説というより、当日私が聞いた7つのセッションの概要と、楽しかった会場の雰囲気をお伝えできればと思い、記事にしてみました。

会場で感じたこと

冒頭で、主催者の何縫ねの。さんが、RubyKaigiやTSKaigiのような他言語のイベントをうらやましく思っていたと話されていました。C#でもこうして集まって楽しめるイベントが開かれたのは、私も参加者としてもうれしかったです。

会場は温かく、和気あいあいとした雰囲気でした。発表はかなりディープなのに、気負わず楽しめ、C#のコミュニティにはすごい人たちがいるなあと、何度も刺激を受けました。

聞いた7つのセッション

C#の現在地 進化の歴史と、AI時代の.NET Everywhere — neueccさん

C#の誕生から現在まで、言語がどのように進化してきたかを振り返る基調講演でした。値型やGenerics、LINQ、async/awaitなど、普段使っている機能が積み重なって今のC#につながっている。その歴史を通して聞けたのが、とても興味深かったです。発表資料も公開されています。

C#でのみ開発しているSmartFプロダクトの今までと今後 — 畠山圭佑さん

登壇したのは、当社の開発部部長でもある畠山さんです。製造業DXアプリ「SmartF」の開発経緯と、WinFormsからBlazor Serverを使ったウェブ化に向けた取り組みが語られました。普段から関わっているプロダクトの話ですが、会場で発表を聞くと、配布をはじめとする課題をあらためて考える機会になりました。発表資料はこちらです。

すこし踏み込む CancellationToken —— .NETの実装とか他言語比較とか — tkymさん

CancellationTokenの設計や内部実装を、ほかの言語とも比べながら掘り下げる発表でした。「待つのをやめる」ことと「処理そのものが止まる」ことは同じではありません。普段の非同期処理で、中止をどう扱っているかを振り返るよい機会になりました。発表資料も参照できます。

MagicOnion + quiche + UnityでgRPC over HTTP/3を実現する — nuskeyさん

Unityでは簡単に利用できないgRPC over HTTP/3を、MagicOnionとRust製のQUIC実装であるquicheを組み合わせて実現する話でした。「既存の環境では難しいなら、自分でつないで動かす」という挑戦が印象に残っています。Unityに触れている身としても、そのチャレンジ精神に刺激を受けました。発表資料も公開されています。

Cloudflare Workers 向けアプリを C# で構築する ~ WASM Native AOT への道~ — 何縫ねの。さん

C#のアプリをWASM Native AOTでビルドし、Cloudflare Workersで動かそうという発表でした。通常のサポートだけでは進めにくい組み合わせに、実装を工夫して挑む姿勢がすごい。前のセッションに続いて、「そこまでしてC#で動かすのか!」と楽しくなりました。発表資料も公開されています。

C#でブラウザ(JavaScript Engine, HTML Renderer)を自作して学んだ高速化、効率的なメモリの使い方 — akeit0さん

JavaScriptエンジンからHTMLレンダラーまで、C#でブラウザを自作した経験から最適化やメモリの使い方を語る発表でした。ブラウザを一から作る、という取り組みそのものに圧倒されました。C#で作れるものの広さを感じたセッションです。発表資料も公開されています。

C#コードの結合を可視化する:Roslyn解析による設計改善とリファクタリング判断 — Ryu Hanaokaさん

コードの結合を「減らせばよい」と単純に捉えず、強さ・距離・変動性から見ていく発表でした。Roslynなどを使ったdotnet-couplingで関係を可視化し、リファクタリングの判断材料にするという話が実践的でした。まずは自分でも一度使ってみたいです。発表資料も公開されています。

LTにも登壇しました

私はLT大会で「保存から結果確認まで何秒? DragonRubyで見直したC#のフィードバックループ」という発表をしました。DragonRubyでの開発体験をきっかけに、Unity、WinForms、Blazorで、コードの保存から変更結果を確認するまでの時間を考える内容です。当日のスライドはこちらに公開しています。

C#のイベントなのにRubyの話から入る構成でしたが、会場で笑いが起きてよかったです。聞くだけでも楽しい一日でしたが、自分もその場に少し参加できて、より楽しめました。

まとめ

一日を通して、C#でできることの広さと、好きな技術に向き合う人たちの熱量を感じました。難しい話に驚き、仕事に引き寄せて考え、LTでは一緒に笑える、楽しかった上に、たくさん刺激をもらえたイベントでした。

C#のこれからが楽しみになり、今後も使い続けたいと思えた一日でした。
来年も機会があればまた参加したいと思います!

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