😊

AWSアソシエイト3冠 合格体験記

2023/03/23に公開

はじめに

negocia株式会社で機械学習エンジニアを担当している神谷です。
AWS認定アソシエイト3資格に合格しました。
勉強に使った教材を紹介します。
これから受験する方の参考になれば幸いです。

negocia株式会社について

negocia株式会社では3つのValueを行動指針とし、「うれしい広告」の実現を目指しています。

Values

  • Professional Pride プロであり続ける
  • Praise the Challenge 挑戦を楽しむ
  • Ownership for All 全てにオーナシップをもつ

興味を持たれた方は採用情報をご覧ください。

資格

合格した資格は次の3つです。

試験名 コード 取得年月
AWS Certified Solutions Architect - Associate SAA-C02 2022年02月
AWS Certified Developer - Associate DVA-C01 2022年08月
AWS Certified SysOps Administrator - Associate SOA-C02 2023年01月

全ての試験で65問の選択問題が出題されました。
またAWS Certified SysOps Administrator - Associateのみ試験ラボがありました。

試験ラボ

試験ラボは提供された AWS アカウントの AWS マネジメントコンソールまたは AWS CLI で、特定のシナリオに必要なタスクを完了する試験です。

私は使わなかったのですが、SysOps試験を申し込むと試験ラボの体験ができるようになるそうです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

また、2023年3月3日現在の試験ガイドによると

2023年3月28日以降、追って通知するまで AWS Certified SysOps Administrator - Associate 試験で試験ラボの出題がなくなります。

とのことです。SysOps試験申し込み前に試験ラボの有無を確認すると良いでしょう。

受験の意義

AWSは多くのサービスがあり2023年3月現在のサービス数は242です。また活発にアップデートされておりre:Invent 2021では7個, re:Invent 2022では11個の新規サービスがローンチされています。技術の変化に追従するため、継続して学ぶ必要があります。
学ぶといっても具体的に何をするのが良いのでしょうか?もちろん業務でAWSを使う過程で必要な勉強はしますが、それが十分なのか、自分のスキルレベルがどれくらいなのかを客観的に判断することは難しいという課題があります。

AWS認定は、これらの課題を解決することができます。つまり、客観的に見て必要なスキルを身につけ、知識を証明できます。

AWS 認定を取得すると、新しい役割を求める場合でも、新プロジェクトを担当するためのスキルをアピールする場合でも、チームで主力のエキスパートになる場合でも、キャリアの推進に役立ちます。また、AWS 認定試験は、関連した役割または技術分野のエキスパートが作成しているため、これらの試験のいずれかについて準備すると、その分野の業務に従事する熟練者が特定した必要なスキルを磨くことができます。
https://aws.amazon.com/jp/certification/

AWS 認定について
AWS 認定の取得を目指して学習するほど、専門家の幅広いインサイト、リソース、プログラムの特典を受け取ることができます。AWS は、初心者の場合でも、新たに認定を受ける場合でも、クラウドに関する専門知識を効果的に証明するのに役立ちます。
https://aws.amazon.com/jp/certification/certification-prep/

試験の選択

AWS認定は4種類に分類されます。

資格を受験する順番についてはSteps to start your AWS Certification journeyというブログが参考になります。

I started my certification journey with the AWS Certified Solutions Architect – Associate certification. It was instrumental in validating my ability to design, build, and deploy cloud-based applications. I suggest this certification if you have some experience working in the cloud but don’t know where to start. If you write and deploy cloud-based applications, take the AWS Certified Developer – Associate exam.

(日本語訳) 私は、AWS 認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト認定から認定の旅を始めました。 クラウドベースのアプリケーションを設計、構築、展開する能力を検証するのに役立ちました。クラウドでの作業経験はあるが、どこから始めればよいかわからない場合は、この認定資格をお勧めします。

I recently took the AWS Certified Solutions Architect – Professional certification and in my opinion, it is one of the most difficult, albeit sought after certifications to achieve. Professional certifications validate the ability to design, deploy, and evaluate applications on AWS within diverse, complex requirements. There are multiple right answers to choose from and you have to select the best solution based on requirements provided. It tests your ability to understand the problem at hand and recommend an architectural solution. It took me five-six months with seven hours/week of study, and although the AWS Solution Architect – Associate certification isn’t a pre-requisite, I would highly recommend earning it before aiming for the professional-level certifications.

(日本語訳) 私は最近、AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル認定を取得しました。私の意見では、これは取得が求められている認定ではありますが、最も難しいものの 1 つです。プロフェッショナル認定は、多様で複雑な要件内で AWS でアプリケーションを設計、デプロイ、および評価する能力を検証します。選択できる正解は複数あり、提供された要件に基づいて最適なソリューションを選択する必要があります。目の前の問題を理解し、アーキテクチャ上の解決策を推奨する能力をテストします。AWS ソリューション アーキテクト – アソシエイト認定は前提条件ではありませんが、プロフェッショナル レベルの認定を目指す前に取得することを強くお勧めします。

要約すると

  • 初めての試験はソリューションアーキテクト - アソシエイトがお勧め
  • ソリューションアーキテクト - プロフェッショナルの前にソリューションアーキテクト アソシエイトを取得すべき

ということです。

私はこのお勧めに従い、はじめにソリューションアーキテクト - アソシエイト(SAA)を受験しました。SAAの合格後は、同じアソシエイトレベルの資格を3つ揃えることを目指しました。
DVAとSOAのどちらを先に受験するかについて、まずはSOAと問題形式が同じで取得しやすいDVAを受験し、最後にSOAを受験しました。なおSOAのみ受験ラボがあるので独自の対策が必要でした。

実際に受験した感想として、順番はこれがベストだったと感じています。特にSAAはAWSの概要をつかむのに最適で教材も多いのではじめに受験して良かったです。

教材

4種類の教材を使って勉強しました。

教材 問題数 備考
サンプル問題 10 AWS公式。無料。
Official Practice Question Set 20 AWS公式。無料。
書籍 100+ 非公式。有料。
Udemy 100+ 非公式。有料。

まずはAWS公式かつ無料のサンプル問題とOfficial Practice Question Setを解きました。
ただし、これらだけだと問題数が少なかったので、書籍やUdemyで問題数の不足を補いました。

なお、合格ラインの参考として、受験前の正解率は、AWSのサンプル問題と練習問題が8割〜9割、Udemyの高難易度問題集が5割〜6割くらいでした。

サンプル問題

AWS公式のサンプル問題です。
各認定の紹介ページの「サンプル問題をダウンロード」からPDFをダウンロードできます。
試験ガイドと合わせて確認すると良いでしょう。

Official Practice Question Set

AWS公式の模擬試験です。
使い方はこちらの記事がわかりやすいです。
自動で採点してくれるのが便利です。

書籍

書籍は分野別にまとめられているので弱点箇所を重点的に補強することができました。

試験名 書籍名 書影
AWS Certified Solutions Architect - Associate AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト問題集
AWS Certified Developer - Associate ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト ポケットスタディ AWS認定デベロッパーアソシエイト
AWS Certified SysOps Administrator - Associate AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト

Udemy

Udemyは問題数が多いのがメリットです。なおSysOps試験についてはUdemyで日本語の模擬試験が見つからなかったので使っていません。

試験名 Udemy
AWS Certified Solutions Architect - Associate 【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
AWS Certified Developer - Associate AWS 認定デベロッパー アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)
AWS Certified SysOps Administrator - Associate なし

おわりに

最後に受験して良かったことを書いておきます。

試験範囲となるAWSのサービス数は60以上あります。
試験勉強を通してAWSサービスの新しい利用方法を学ぶことができました。
また、学んだ知識をプロダクト改善に繋げることができました。

試験勉強を通して得た知見の例

今後の課題

アソシエイト3資格に合格することができたので、次はプロフェッショナル資格の取得を目指します。

Discussion