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エンジニアのタイプを『内科医型』と『外科医型』で分類してみた
🧠 エンジニア分類:内科医型 vs 外科医型
概要
エンジニアのタイプを「内科医型(プリ系)」と「外科医型(ポスト系)」にたとえて分類します。
この比喩を使うことで、それぞれの役割や思考スタイルの違いが直感的に理解できます。
🩺 分類表
観点 | プリ系エンジニア(内科医型) | ポスト系エンジニア(外科医型) |
---|---|---|
主な役割 | 問題の予防・改善 行動変容の支援 |
問題の緊急処置・復旧 |
対象 | 一見「健康」だが潜在的に問題を抱える人・システム | 明確に「異常」な状態の人・システム |
アプローチ | 丁寧な説明と説得、改善習慣の提案 | 迅速な判断と処置、パッチ・切除・移植 |
スキルの特性 | 調査力・説得力・説明力・継続的改善 | 分析力・即断力・修復力・経験則重視 |
関心 | なぜ問題が起こるのか(構造と習慣) | どうやって復旧させるか(テクニックと手段) |
例 | プリセールス、QA、SRE(予兆検知系)、DX支援 | インフラ障害対応、バグ修正、移行対応、インシデント対応 |
🧬 具体例
プリ系(内科医型)
- 顧客が自覚していない技術的負債を可視化し、提案書で丁寧に改善計画を説明
- システムに不安要素がある段階でモニタリングを仕込み、先回りして予防する
- ソフトランディング重視、説得と教育のプロフェッショナル
ポスト系(外科医型)
- 急に落ちたサーバー、壊れたCI/CDパイプラインを即時修復
- 本番障害の対応。原因を問わず切って貼って動かす
- 現場判断・手技の巧みさが武器
⚖️ どちらが優れているか?
どちらも不可欠。
- プリ系がいなければ、問題が静かに進行して気づいたときには手遅れ。
- ポスト系がいなければ、いざというとき誰も対応できない。
🧪 応用分類(必要に応じて展開)
タイプ | 比喩 | 特徴 |
---|---|---|
研究者型エンジニア | 病理医 | 深層解析、未知の問題へのアプローチ |
コンサル型エンジニア | 産業医 | 組織全体の健康、制度設計・文化形成 |
ビルダー型エンジニア | 形成外科医 | 美しさ・ユーザビリティ重視、0→1の価値創出 |
🧩 補足
- 実際の現場では、1人のエンジニアが複数の型を兼ねることも多い。
- チームとして、バランスよく配置することが重要。
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