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40%キーボードのキーマップ <48キー(12列)から40キー(10列)への移行>

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はじめに

自分がメインで利用している40キー(10列)の40%キーボードのキーマップについて書きます。
どういったキーマップで、どういった意図があるのかをできるだけ分かりやすく説明できればと思います。

48キーの場合は 12列 × 4行 が一般的かなと思います。
40キーの場合は 10列 × 4行 であり、元々少ないキー数からさらに8キー減るためキーマップにより工夫が求められますよね。
僕が48キーから40キーに移行した際に検討して、今も使っているキーマップを整理します。

(参考:別記事) 40%キーボードのキーマップ <48キー(12列)>

以前、↓の記事で48キー(12列 × 4行)の40%キーボードのキーマップについて書きました。
https://zenn.dev/namikaze_40p/articles/keyboard_keymaps-40percent

使っているキーボード

格子配列の縦4列×横10列のレイアウトのキーボードは以下のものを使っています。
他にtorabo_tsuki(S)cocot38miniなども似たキーマップで利用していますが、それらは40キー未満なので本記事では対象外です。

キーボード名(URL) キー数 一体型/分割型 一言メモ
picot_O44 最大44個 一体型 トラックボールの上下4キーはトラックボール用のキーに割り当てているため実質40キー。
bancouver40 40個 一体型 とにかく軽くて薄い。choc v1スイッチ対応。

キーマップ

今回はシンプルなbancouver40のレイアウトで説明します。

なお、Remapなどは使っていないため、スプレッドシートでキーマップ図を作っています。
(QMKでビルドするときにRemapを使えるようにする方法をまだ調べることができず・・・)

空白のセルはキー未指定です。
/区切りで改行しているセルは改行前が長押し、改行後が単押しです。Shift/-の場合は長押しでShift、単推しで-が入力できます。

Layer0

Layer0はアルファベットとよく使うキーを配置しています。
人差し指〜小指のホームポジションからの移動を極力減らすために親指を活用しています。
キー数的にどうしても一部の記号は別レイヤーに配置せざるを得ないため、文章を打つ上で入力頻度の高い,, ., -を本レイヤーに配置しています。
他の記号(;, :, ', ", /, ?)は別レイヤーに配置していますが、覚えやすいように配置したことで慣れるとそれらのキーの使い勝手も個人的には落ちていないです。

Layer0

ポイント   キーの場所     説明
右手親指のEnter G5セル Enterが親指で押せる位置にあるとホームポジションからの移動量が減ります。
左手親指のShift F5セル 親指にShiftがあるとアルファベットの大文字入力のときにホームポジションからの移動量を極端に減らせます。K4セルにあるShiftはショートカットキー用です。
-の位置 K4セル -は日本語入力時に伸ばし棒として高頻度で利用するためLayer0に配置しています。また、右Shiftの単押しを-に割り当てることで一般的なキーボードの右Shiftの位置を変えずに済みます。
Layer1切替の位置 B5セル この左下の位置にあることで左手小指の付け根でLayer1に切り替えることができます。ただ、48キーと比較して40キーでは全体の横幅が狭くなり左手小指の付け根では若干押しづらくもあります。そのため、最近はDFのキーをコンボキーで設定して同時押しでLayer1への切替も実現しています。コンボキーでレイヤー切替さえしてしまえば、DFのキーの片方だけ押したまま(例えばFキーは離してDキーだけ押し続ける)にすればレイヤーは固定されるため、意外と操作感は悪くないです。
Back Spaceの位置 K3セル 当初このキーの配置は相当悩みました。親指キーあたりに配置している人も多いですが、48キーのキーマップと差分が大きくなるのが嫌だったこと、またホームポジションからの移動量を減らしたいと思い、この位置にしました。慣れの問題はありますが、この位置にあるとタイプミスの修正時が 右手小指の移動なしでできる ため、運指への効果は相当大きく、結果的に個人的にはベストな配置です。

Layer1

Layer1はテンキーで利用するキーなどを配置しています。
テンキーの配列を意識しつつ、右手ホームポジションにキーを集約しています。
D8セルのLayer1 OffLayer4Layer1を固定状態にしたときに解除するためのトリガーです。

Layer1

ポイント   キーの場所     説明
4の位置 H8セル Jキーには一般的に突起(ホームポジションマーク)があると思いますが、そこに4を配置することでホームポジションからの数字入力をしやすくしています。
0の位置 H10セル テンキーの配列に寄せるため01の真下にしています。
Layer3切替の位置 H10セル Layer3切替の位置を他のLayerと統一しつつ、0キーを長押しでLayer3に切り替えるようにして数字入力しながらカーソル移動がすぐにできるようにしています。
Layer2切替の位置 E10セル Layer2切替の位置を他のLayerと統一しつつ、Layer3に切り替えるようにして数字入力しながら四則演算の+, -, *, /や時刻で必要な:がすぐにできるようにしています。当初はLayer1にそれらの記号を配置していましたが、B10セルのLayer1を押したままにして本レイヤーからLayer3に移動できるようにしてしまえばLayer3の配置のまま記号を利用できるため覚えやすいことがメリットです。
Tabの位置 E8セル Layer1切替のキーを押しつつB7セルのTabを押すのが少し難しいため、押しやすいF8セルにもTabを配置しています。

Layer2

Layer2は記号とFunctionのキーを配置しています。
Layer0で入力できる記号と括弧系の記号((), [], {})以外をすべてLayer2に集約しています。
Shiftを押さずにすべての記号を入力できるようにしています。

Layer2

ポイント   キーの場所     説明
!*の位置 B12〜I12セル 覚えやすいように一般的なUSキーボードでShiftを押しながら18のキーを押したときに入力できる記号と同じ順序で配置しています。
/, ?の位置 J12, K12セル !が左上にあるので覚えやすいように?を右上に配置しました。また、一般的に?を入力する際はShift/の組み合わせなので、?の左側に/を配置しています。
Shiftなしでの記号入力 G14〜K14セル 覚えやすいように&Shiftなしで簡単に入力できるようにShiftなしとShiftありの記号を上下の位置にセットで配置しています。

Layer3

Layer3は移動関連と括弧系の記号((), [], {})のキーを配置しています。
マウス操作を左手、カーソル移動やページ切替を右手に集約しています。
左右どちらもホームポジション付近になるようにしています。

Layer3

ポイント   キーの場所     説明
マウスカーソル移動矢印(←↓↑→)の位置 D18セル付近、I18セル付近 マウスカーソル移動矢印(←↓↑→)の移動を左右の手で同じになるように配置しています。
マウスホイール操作の位置 D19セル付近、I20, I21 横スクロール、マウスホイールのクリックをするためにマウスカーソル移動の近くにマウスホイール操作を配置しています。上下スクロールはキーマップの空きがないこと、また覚えやすいようにPage UpPage Downのキーの真下に配置しています。(上スクロールと下スクロールが上下逆なのはOS側でスクロール方向を逆に設定している兼ね合いです。)
(), [], {}の位置 F17, G17, F18, G18, F19, G19セル 左手で開き括弧、右手で閉じ括弧を入力する形にして中央に集めて配置しています。

Layer4

Layer4Layer2Layer3の同時押しで有効になるLayerです。
誤操作したくないものを配置しています。

Layer4

ポイント   キーの場所     説明
Layer1に固定するキーの配置 D23セル 片手でLayer1の数字を入力したいときのためにLayer1に固定するキーを配置しています。ひたすら数字を入力し続けるときにも利用しています。

さいごに

経験上、48キーに慣れていれば40キーに慣れることはそこまで大変ではないと思います。
ただ、物理的にどうしてもTabキーやCtrlやShiftなどの修飾キーが両端に配置できないため、レイヤーやコンボキーによる同時押しが必要になります。
また、各レイヤーの配置も空きがなくなってキー配置の密度が濃くなり、混乱しやすいかもしれません。

そこに慣れないと 「そこまでして40キーにする必要ある?」 と考えてしまうかもしれません。

個人的には 特定のキーボードだけを集中して使いたい人は40キーよりは両端に修飾キーなどがある48キーくらいの方が良い かなと思います。
48キーでもホームポジションからの移動量的に十分に運指効率は良いですし、Tabキーや修飾キーにも1キーで入力できます。
運指効率と使い勝手のバランスが取りやすいキー数だと思います。

40キーに挑戦する価値が出てくるのは、色々なコンパクトキーボードを使いたい人 かなと思います。
40キー未満の魅力的なキーボードは沢山あるので、40キーを使えるかどうかで選択肢がグンっと広がると思います。
個人的には、40キーのキーボードは普段の作業(文章入力、コーディング、各種アプリのショートカット入力など)で使っていますが、1つも不自由なことがないです。
不自由に感じたことは40キーに慣れるまでの時間だけで、慣れてからは手元でコンパクトに収まって使い勝手の良い最高のキーボードです。

40キーは無理に人に薦めることはできないキーボードと思います。
ですが、コンパクトなキーボードに愛着を持てて、慣れるまで使っていこうと思える人であれば、きっと最高の体験になると思います。

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