XSLTを使いながらTEI/XMLファイルを編集する
概要
XSLTを使いながらTEI/XMLファイルを編集する方法の一例を紹介します。
関連
以下の記事で、VSCodeの拡張機能を使いながら、XSLTの結果をプレビューする方法を紹介しました。
本記事では、上記の拡張機能を使用せず、より単純にXSLTを使いながらTEI/XMLファイルを編集する方法を紹介します。
拡張機能のインストール
VSCodeで以下の拡張機能をインストールします。
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Live Server
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Scholarly XML
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Auto Close Tag
加えて、以下の2つの拡張機能が、Scholarly XMLにおいて推奨されています。ただ、私の使い方では不便になってしまう場面もあったので、とりあえず任意とします。
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Auto Rename Tag
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Close HTML/XML tag
ファイルのダウンロードなど
以下のサンプルリポジトリを対象にします。
以下により、ファイルをダウンロードします。そして、VSCodeで開きます。
git clone https://github.com/nakamura196/tei-xml-xslt-vscode
code tei-xml-xslt-vscode
そして、画面右下のGo Liveをクリックします。
デフォルトでは、http://127.0.0.1:5500/がブラウザで開かれ、以下のフォルダが表示されます。
そして、teiフォルダ内のexample1.xml
を開くと、以下のように表示されます。
http://127.0.0.1:5500/tei/example1.xml
TEI/XMLファイルの編集
VSCodeでTEI/XMLファイルを編集します。
そして、ブラウザで開いているページを更新すると、編集内容が反映されます。
これを繰り返し、TEI/XMLファイルを編集しながらプレビュー結果を確認します。
ファイルの変更
example1.xml
をコピーすることにより、新規のファイルを作成することができます。
またxsl
ファイルは以下のように相対パスで指定されています。
<?xml-stylesheet type="text/xsl" href="../xsl/make-CETEIcean.xsl"?>
新規にxslファイル
を作成し、上記の相対パスを変更することにより、他のxsl
ファイルを用いたXSLTを実行できます。
参考
VSCodeでTEI/XMLファイルを編集する場合、Github Copilotなどを使って、AIによるサジェストを受けることができます。
またCursorを使って、AIによるアシストを受けることもできます。XSLファイルの編集にあたっては、AIによるアシストが特に便利でした。
縦書きにしたい。
のような自然言語で指示することにより、xslファイルを編集できました。
まとめ
上記の手順はあくまで一例ですが、TEI/XMLファイルの編集にあたり、参考になりましたら幸いです。
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