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エンジニアリングの哲学をAI Agentと考えた - 10時間・25万字の思考実験の記録
AI Agentと書いた25万字の技術書の話
こんにちは、n.hです。
先日、AI Agentと一緒に技術書を書くという実験をしてみました。テーマは「エンジニアリングの哲学」。10時間で25万字を書き上げました。
なぜやったのか
深夜のコーディング中、ふとした瞬間に浮かんだ疑問:
「プログラミングって本質的に何なんだろう」
この疑問をAI Agentと一緒に考えてみたら、思いがけず面白い本ができました。
使ったAgent
メインのAgent構成:
- claude sonnet + dify (思考整理・文章生成)
- エディタ周り (VSCode + Docs)
面白かった発見
- AIとの対話の特徴:
- 哲学の話が妙に上手い
- コードと概念を結びつけるのが得意
- 思考が整理されていく感覚
- 意外な化学反応:
// Agent「プラトンのイデア論って、こう書けるかも」
interface PlatonicIdea<T> {
essence: T;
manifest(): Implementation<T>;
}
- Agent特有の動き:
- 文脈を保持しながらの発展的な会話
- 意外な角度からの示唆
- 概念の具体化の速さ
課題だった点
- 文脈の維持が時々難しい
- たまに深い穴に落ちる
- 時間管理の重要性
得られた知見
- Agent活用のコツ:
- 対話的な思考の有効性
- 具体例と抽象の往復
- 方向修正の重要性
- 内容面での発見:
- 技術と哲学の意外な近さ
- AI時代の本質的な問い
- エンジニアリングの根幹
次に向けて
この実験は、AI時代のコンテンツ生成の一つの可能性を示せたかなと思います。続編も考え中です。
興味を持った方は、ぜひ本編も読んでみてください。予想以上の発見があるかもしれません。
※本の全文はこちらで公開しています。
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