画像生成AIでラノベ風プレゼン資料を作成した全手順
スライド作成にかける本質的でない時間は減らしたい
月に一回LTをやるようにしています。
伝えたいことを伝えるためにスライド資料を作る必要があります。
伝えたいことを決めてもスライドを作成するのって結構時間がかかりますよね。
文字の配置、文字の大きさ、色、フォント、添えるイラスト、作図...
当人くらいしか気にならないことも気にし出したら最後、時間をどんどん吸い取られます。
なので最近はMarkdownからスライド資料を作れるMarpを使用して、レイアウトについて考える工数を極力削減しています。
Marpで作ったスライド
CSSでデザインをカスタマイズできるので、こだわろうと思えば自由度高くスライドを作成できます。
ぜひみんなも試してみてください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
味がしない
で、終わりじゃないです。
テンプレートをカスタムして、野暮ったさは消しているつもりなのですが、どうも味気なさが残る。
そこで、「タイトルスライドは頑張ればいんじゃね」という仮説のもと色々試行錯誤して個人的には満足のいくものが作れたので、そのやり方について書いていきます。
タイトルスライドAI生成という味付け
完成した画像
こんな画像を作成しました、という結果を先に載せます。

作り方はこちらです。
作成手順
- ChatGPTでブレインストーミング
- Midjourneyで画像生成
- Midjourneyで細部調整
- Canvaで仕上げ
以下、やり方の解説です。
ChatGPTでアイディア出し
生成AIブームに先鞭をつけたChatGPTがClaudeや他のAIチャットと優れている点、それは画像生成の使い勝手の良さ。適当なプロンプトで質の高いイラストを生成してくれます。
2025年7月現在、ChatGPTでサクッと作成したであろう漫画風のイラストが、かつてのいやすとやのように増えているのを感じます。
ただ私はChatGPTで作られたイラストを見ると、「ChatGPTで作ったイラストだな」と思っちゃってそれ以上の感情が湧かなくなります。
個人の美的こだわりではありますが、ChatGPT生成のイラストそのまま成果物には採用せず、絵でいう下書きとして扱います。
そしてこの時点では自分の頭の中になんのイメージもありません。
「AIコードレビューが面倒すぎるのでテスト駆動開発で解決しようとして読んだら、根本的に俺の勘違いだった」 というタイトルだけは決まっています。
タイトルで全部説明しちゃっている感じがライトノベルっぽいので、ラノベ風にしようかな、程度のイメージは持っています。
最初にできたのはこんな感じ。

「ラノベ」というワードに引っ張られすぎて萌え〜な女の子を出してくれましたが、なんか違うなと思ったので、もう一度生成

焦ってる男性が出力されて、悪役令嬢とのコンビにしようかな、というアイディアが湧いてきたのでプロンプトを修正。ついでに文字は入れないように注文。とか色々考えた末にできた画像がこちら。

イメージが固まってきたので、次の手順に移ります。
さらに画像を作り込んでいくためにMidjourneyを使います。
Midjourneyでブラッシュアップ
Midjourneyは画像生成のAIです(課金が必要です)
画像生成系はいろんなサービスがありますが、機能が豊富でアップデートも頻繁にあるので、気に入っています。
その他、課金してでも使う理由は次のようなものがあります。
- niji・journey(ニジジャーニー)が使える
midjouenryの機能の一つで、漫画・アニメ絵に特化した画像を生成できます。他の画像生成AIってどうしてもバタくさいというか、日本人からしたら違和感のあるイラストを出してくるので手を出しにくいのですが、nijiはその辺を全く感じさせないイラストを生成してくれます - 出力設定が豊富
例えばこの画像の画風にして、だとかこのイラストのキャラクターを生成結果に含めてといった痒いところに手が届くような設定ができるので、思い通りの画像を作成できる可能性が高まります。裏を返せば、延々AIのガチャを回して、疲弊することが減ります。
- ChatGPTのイラストをもとに背景を足す
- あらかじめ用意しておいた、中世の幻想的な画像をスタイル参照で設定して画像生成します。
- midjourneyはデフォルトで、候補を4つずつ出してくれるので、次々とアイディア出しをさせることができます



イメージ通りの画像ができました。
- 画像サイズを変更(画像を拡張)
- しかしこのままでは問題が。そう、スライドのサイズは大体16:9なんですが、手元の画像は正方形。
- Midjourneyは画像のリサイズもお手のものです。元画像に一切手を加えることなく、イラストを拡張してくれるのは相当ありがたいです。
ニジジャーニーは日本語のプロンプトでも満足のいくテイストを出力してくれるので、その点も重宝しています。
たまに英語で渡している時もありますが、ChatGPTに考えてもらいます。
イラストを拡張してスライドに最適化
Canvaで仕上げ
AIじゃないですが、最近Canvaでプレゼンする人がちらほら見るようになったので触ってみます。課金する必要はありません。
クラウドサービスなのに操作感がとても良く、触っているうちに、自然と手に馴染んでいきます。
一番驚いたのはフォントの種類。
パワーポイントだと正直Biz UDかメイリオくらいしかフォントの選択肢がなかったんですが、数え切れないほどの日本語フォントの選択肢がありました。
「ラノベPOP」というそのものズバリなフォントがあったので、そのフォントを押し出すことにしました。

そうしてこうして楽しくタイトルスライドを完成させることができました。
スライドの内容はこちらから確認することはできます。
内容のデザインは特にこだわっていませんが、タイトルスライドをこだわることで、かなり差別化を図れるのではないかと思いました。
最後に
以上になります。
無味無臭になりがちなAI補助のスライドでも、アイキャッチを工夫をすることで差別化できるスライドに変身します。
このスライドを使用したLTイベントがオンラインイベントだったので誰かに感想を求めることができませんでした。なので当然表紙について誰からも言及されなかったので、その感情を解き放つ意味でこの記事をしたためました。
次回どこかでLTをする際も、AIを活用したタイトルスライドを作ろうと思っています!
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