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JSTQB テストマネージャを受験した話

に公開

はじめに

テスト活動全体を体系的に整理したいと考え、このたび JSTQB テストマネージャを受験しました。

本記事では受験を検討している方に向けて、学習計画・対策のポイント・試験当日の戦略をまとめました。

試験概要

JSTQB Advanced Level テストマネージャは CBT 形式で、全国のテストセンターで随時受験できます。

試験時間は 180 分で CBT 形式の試験としてはまずまずの長丁場です。不合格の場合、再受験は 3 ヶ月後になるため、十分な準備をしてから臨みましょう。

ご注意: 2025 年 12 月より「テストマネージャ」から「テストマネジメント」へと試験名が変わり、試験時間も 180 分から 120 分へと変わります。

出題の特徴

問題はシラバスの内容がそのまま問われるものと、思考を問う設問が混在しています。

国語力だけで決めきれる問題もあったりしますが、シラバスに記載された定義や概念を理解した上でないと答えられない問題も多かった印象です。

学習方法

筆者は JSTQB テストアナリスト合格済みで、約 20 時間の学習で合格しました。

予備知識がない場合はもう少し時間がかかる可能性がありますが、計画的に学習すれば十分対応可能な難易度です。参考として、同時並行で学習していた Azure Administrator の方が個人的には難しく感じました。

シラバスの理解

シラバスは無料で公開されており、学習のベースはこちらで大丈夫です。

テスト技術者資格制度 Advanced Level シラバス日本語版 テストマネージャ

全文読める分量ではありますが、抽象的な表現も多く、いきなり最初から最後まで読み通すのはちょっと骨が折れるんじゃないかと思います。

個人的には

  1. シラバス全体を LLM に要約させて大枠を掴む
  2. それから精読する

の流れがおすすめです

シラバスの記述が正解基準になるため、最終的には細部まで正確に理解することが重要です。

問題集と用語の定着

問題集は少ないですが、無料で公開されている非認定問題集は絶対にやりましょう。

本番は結構長文の問題が多いので、問題集でボリューム感に慣れていないと面食らいます。ただし、非認定問題集では長文問題が連続しませんが、本番では長文が続くことがある点に注意してください。

英語になりますが、余裕があれば「ISTQB Test Manager Sample Exam」で検索すれば引っかかる公式のサンプル問題にも挑戦してみてください。

用語の定着は必須です。以下の用語は現場であまり聞かないかもしれませんが、試験では頻出します。

  • テスト分析
  • テスト条件
  • テストレベル
  • テストポリシー

NotebookLM の活用

NotebookLM はこの試験にはかなりハマりました。

自動生成してくれるテスト(4 択クイズ)やフラッシュカードやったり、チャットで ○× クイズ出してもらったりでかなり捗りました。

シラバスの内容が絶対っていう試験なので、普通に LLM とチャットするより、ソースに基づいた回答をしてくれる NotebookLM の有用性をより感じました。

出題傾向と対策ポイント

出題傾向を把握し、重点的に対策すべき領域を押さえておくことが効率的です。

計算問題は確実に得点

計算で答えが出せる問題は確実に得点したい分野です。

長文問題が多く配点も大きいと想定されるため、以下のような問題は落とさないようにしましょう。

  • コスト計算(テスト実行コスト、欠陥修正コストなど)
  • テストスイートの実行順最適化

テストプロセス改善フレームワーク

テストプロセス改善フレームワークは必出傾向です。

代表的なフレームワーク(TMMi、TPI NEXT、CTP、STEP など)の特徴をざっくりでも押さえておくと確実に点が取れます。

ただし新シラバスではこの領域の記述が減少しているため、今後の試験では比重が下がる可能性があります。

試験当日の戦略

試験時間は 180 分で、ちょうどよい時間配分でした。私の場合、見直し完了時に残り 5 分という状況でした。

長時間試験の鉄則として、水分は控えめにしておくことをおすすめします。

得られた知見

試験勉強を通じて、以下の知見を得ることができました。

テストプロセスの整理

テスト設計・実装・実行だけでなく、その前後の活動を体系的に理解できました。

特にテスト終了作業は軽視されがちですが、次のプロジェクトへの改善につなげる重要なフェーズです。試験勉強を機に、現場でのプロセス見直しのきっかけになりました。

リスクベースドテストの理解

リスクベースドテストの考え方と適用方法を深く学べました。

現場で実践する際の道筋が見え、優先度付けやテストレベルごとのリスク評価を具体的にイメージできるようになりました。

おわりに

受験から 5 日後くらいには試験の申し込みサイトに結果が反映され、無事合格となりました。

ここまで書いてなんですが、JSTQB テストマネージャは、2025 年以降シラバスが更新され、新試験に移行します。

主な変更点は以下の通りです。

  • 試験時間: 180 分 → 120 分
  • 内容: シーケンシャル開発中心 → アジャイル/ハイブリッドの比重増
  • テストプロセス改善フレームワークの記述が減少(出題比重低下の可能性)
  • 名称: 「テストマネージャ」→「テストマネジメント」

私は資料が豊富な現行試験の内にと更新前の試験を受験しましたが、2 時間なら気分的に受けやすくもなるので新試験もいずれ挑戦するかもしれません。

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