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(詳解システム・パフォーマンス第2版の読書メモ)タイムスケール
タイムスケールの比較
読書メモです。詳解システム・パフォーマンス第2版の「2.3.2 タイムスケール」から表の一部を引用します。
オペレーション | レイテンシ |
---|---|
レジスタアクセス(CPUの1サイクル) | 0.3 ns |
L1キャッシュ | 0.9 ns |
L2キャッシュ | 3 ns |
L3キャッシュ | 10 ns |
メインメモリ(CPUからDRAM) | 100 ns |
SSD(フラッシュメモリ) | 10 us~100 us |
HDD(回転ディスク) | 1 ms~10 ms |
インターネット(サンフランシスコからニューヨーク) | 40 ms |
インターネット(サンフランシスコからイギリス)) | 81 ms |
インターネット(サンフランシスコからオーストラリア) | 183 ms |
補足
- 時間の表記について
- s→秒
- ms→ミリ秒
- us→マイクロ秒
- ns→ナノ秒
雑感
SSDやHDD、メモリの読み書きについての比較はよく見かけます。しかし、レジスタの読み書きを基準として一覧にまとめた表はあまり見かけないと思ってメモしました。
当然、CPUから離れるほど読み書きが遅くなります。おもしろいのはインターネットの帯域も比較に含めているところでしょうか。タイムスケールが違いすぎて一緒に比較する発想がありませんでした。
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