🐈

【もう迷わない】業務改善がうまくいかない人に贈る、課題選びの『超基本』

に公開

もしあなたが今そんな悩みを抱えているなら、今回の記事がきっと役に立つはずです。

あなたは今まさに、現場の業務を変えたいと思っている。
でも目の前にはクレーム・人手不足・在庫ロス・育成の問題…
課題が山積みで、どれから着手すべきか決められない。

その結果、

  • 上司に言われたことをやってみる
  • 気になるところを手直しする
  • 手順をちょっとだけ変えてみる

そんな「思いつきの改善」に手を出しては、結局何も変わらない。
こんなスパイラルを繰り返していませんか?

いつも結果を出せない自分に絶望して、いつの間にか行動が止まってしまってませんか?

でも成果が出ないのは、あなたのセンスがないからではありません。
あなたが成果を出せない最大の理由は「取り組むべき課題を間違えている」からです。

改善の成果は、気合や努力ではなく、選ぶ「課題」で9割決まります。
逆に言えば、課題選択を間違えば、業務改善の成果は出ません。

明日から成果につながる業務改善を実行するために、この記事を最後まで読んで、成果を出すための正しい課題選択の方法を学んでいきましょう!

成果が出ない現場に共通する「落とし穴」

具体的な手順の解説に入る前にまずあなたに質問です。

あなたの現場で「改善しよう」と思ったとき、最初にやることは何ですか

  • 上司に言われたことから始める
  • 気になる部分に手を加えてみる
  • 新しいルールを作ってみる

こんな思いつきの手順で改善を進めようとしてませんか?
…残念ながらこうした行動は「対処」であって「改善」ではありません。

なぜなら本当の業務改善とは「現場の数字を変えること」だからです。

改善とは『数値で語れる成果』を出すことです。

  • クレーム件数が20件→8件に減った
  • レジの待ち時間が10分→7分になった
  • 離職率が3ヶ月で半減した
  • 欠品率が20%改善された

こうした成果が出ていない限り「改善した」とは言えません。

そして数字が変わらない理由は明確です。
それは「なんとなく」で選んだ課題に取り組んでいるからです。

改善は「戦略」。感情ではなく、論理で動け

  • 面倒に感じる部分を変えようとする
  • 見た目で気になる箇所から手を出す
  • 上司の顔色で優先順位を決める

改善活動で失敗する現場の多くはこれです。
つまり「思いつき」や「雰囲気」で課題を選んでしまっているんです。
そして、そんな「思いつき」や「雰囲気」でなんとなく選んだ課題に取り組んでみても、劇的な成果は生まれません。

何も変わらないだけでなく、思いつきで実施した改善策によって現場は混乱し、あなた自身の信頼すら失ってしまいます。

だから課題に取り組む前に、一歩踏みとどまってあなた自身に問いかけてほしいんです。

📌その改善は、本当に「今すぐやるべき課題」ですか?
📌どんな数値を変えるために、あなたはそれに取り組もうとしていますか?

この2つの問いに即答できないとしたら、それは「感情ベース」で動いている証拠かもしれません。

「忙しいから」「なんとなく気になるから」「上司に言われたから」
──こうした判断軸は、すべて「感覚」であって「戦略」ではありません。

現場改善は、限られた時間・人員・リソースの中で「何を選び、何を選ばないか」を決める『経営判断』に近いものです。
だからこそ感情ではなく、数字や論理といった「戦略」で動く必要があるんです。

この「戦略的思考」を持てるかどうかで、改善の成果は天と地ほど変わります。

業務改善で成果を出す3ステップ

ではここからは、成果に直結する「課題選択の正しいやり方」を解説します。

この3ステップを使えば、
やるべき課題が明確になり
迷わず、成果に直結するアクションが取れるようになります。

ステップ 1:「業務の棚卸し」で、全体像を『見える化』せよ

まず最初にやるべきは分析でも計画でもなく「現場の実態を把握すること」です。
具体的には、あなたやチームが1日でやっている業務を「すべて」書き出すことです。

  • どんな作業をしているか
  • 誰と関わっているか
  • どこに時間がかかっているか
  • スムーズな作業、ストレスの多い作業は?
  • 頻度・時間・使用ツール など

この作業を実施することで、改善すべき課題の「前提」が見えてくる様になります。
無駄や非効率が可視化され、数値インパクトの大きいポイントが浮かび上がってくる様になります。

改善はあなたの頭の中だけでは進みません。
書き出して「見える化」することが、すべての出発点です。

ステップ 2:「利益にどう影響するか?」で課題を選別する

企業の目的は「利益を出すこと」です。
つまりあなたがやろうとしている業務改善も「売上を上げる」か「コストを下げる」かに直結していなければ意味がありません

しかし改善の現場でありがちなのが「やりやすいこと」「気になること」から手をつけてしまうこと。
これが本当に多いです。
だから成果の出ない業務改善プロジェクトが非常に多いんです。

時間もリソースも有限な以上、本当に成果につながることだけに集中する必要があるんです。

では、どうやってその「選ぶべき課題」を見極めるのか?
そこで役立つのが次の2つの視点です。

①数値インパクトの視点
業務改善の目的は「現場の数字を変えること」です。
つまり、その業務改善によって「何がどれだけ変わるのか?」を明確にする必要があります。

この「数値的インパクト」が大きいほど、限られた時間の中でも大きな効果が見込めます。
だからこそ「どの課題がより強く利益に貢献するか?」という視点で比較することが重要なのです。

②実行可能性の視点
一方で、どれだけ数値インパクトが大きくても、そもそも実行できなければそれは「絵に描いた餅」で終わってしまいます。

  • 自分の権限で動けるか?
  • チームや上司の協力が必要か?
  • コストやリスクは許容範囲か?
  • 明日からでも着手できるか?

こうした「実行のしやすさ」を明確にすることで「今、本当に取り組める改善」にフォーカスできるようになります。

では、出てきた複数の課題の中からどれを選ぶべきか?
ここで重要なのが「課題を横並びで比較し、数字で優先度をつけること」です。

なんとなく「これが大事そう」という感覚ではなく、数字を使って論理的に判断することで、ブレない選択ができます。

また、こうして数値化されたデータがあることで、

なぜこの課題に取り組むのか?
なぜ他の課題より優先すべきなのか?

といった点を上司や関係者にも明確に説明しやすくなります。
「思いつき」ではなく、「戦略的判断」として信頼されるようになるのです。

例えば以下のような表を使って取り組むべき課題を決めていきます。

この表を元に判断すると、
👉 今、最優先で取り組むべき課題は「レジ対応時間の短縮」
👉 次点で「在庫管理の徹底」も改善効果が期待できる
となります。

こうして数字で優先順位をつけることで、感情や思いつきに左右されず、現場で成果が出やすい順に着実に進められるようになります。

ステップ 3:計画に落とし、仲間を巻き込んで「現実」にする

ここまでで「やるべき課題の選定」までは完了しました。
でもそれだけでは現場は1ミリも変わりません。

最後のステップは「計画を実行に移し、現場を動かすこと」です。

業務改善は絶対に一人ではできません。
なぜなら業務というのは常に「一連の流れ」でできているからです。

  • レジ業務は「接客→会計→袋詰め」の流れ
  • 商品補充は「発注→検品→陳列」の流れ
  • 教育業務は「マニュアル→OJT→評価」の流れ

つまり、あなたの改善が「他の誰かの業務」にも必ず関係してくるということです。

だからこそ「周囲の人を巻き込む力」が必要不可欠なんです。

「でも、人を巻き込むのって苦手なんだよな…」
そう感じる人はとても多いと思います。

「断られたらどうしよう」
「迷惑だと思われたくない」
「自分にそんな立場ないし…」
「説明がうまくできない」

こんな不安を持っている人は次の3つを意識してみてください。

①「自分ごと」から「みんなごと」に変換する
→「自分がやりたい」ではなく「みんなのために変えたい」にする

②数字でメリットを伝える
→「これを改善すれば、1日○○分業務が短縮できます」といったように、実施するメリットをわかりやすく数値で伝えます

③小さく「相談ベース」で始める
→「5分だけ話を聞いてほしい」「○○さんの意見を聞かせてほしい」など、人を巻き込むことへのハードルを下げる

そして何よりも大事なのは「一度断られても諦めないこと
改善活動では「NO」と言われる場面は必ずあります。
でもそれは終わりではありません。

  • なぜ断られたのか?
  • どこが伝わっていなかったのか?
  • 相手のメリットは明確だったか?

こうした点を見直し、改善して、もう一度伝え直すんです。
これができる人こそ本当に現場を動かせる人です。

たかが1回断られただけで諦めるような人には、人はついてきません。
なぜならそれはあなた自身が本気でない証拠だから。

まとめ

あらためて今回ご紹介した改善活動を成功させる3ステップを振り返りましょう。

①既存業務の棚卸し
→ 全体像を見える化し、真の課題を発見します

②利益×実行可能性で課題を選ぶ
→ 数値に直結する「本当にやるべきこと」に集中します

③周囲を巻き込んで、改善を実現させる
→ チームで動くことで、改善を「現実」にしていきます

この3つのステップを踏んでいくことで、あなたの業務改善活動は着実に成果につながっていく様になります。

エンジニア転職×業務改善力を武器にしたい方へ

現在僕は「未経験から本気でエンジニア転職を目指す」方向けの新しいサービスを準備しています。
現時点では2025年6月からサポート開始を予定しています。

  • 業務改善の力を武器にしたい
  • 技術だけでなく、現場で「価値を出せるエンジニア」になりたい
  • 具体的なロードマップが欲しい

そんな方は、ぜひ今のうちに僕の公式LINEを登録しておいてください。
登録していただいている方にサービスの最新情報や先行案内を配信しています!
👉公式LINEはこちら

学んだだけで終わらせないために

「今日はいいこと学んだなー」
これで終わってしまっては、あなたは何も変わりません。
学んだことはアウトプットに繋げて初めて使える技術となります。

そのアウトプットの第一歩として、今あなたが「改善したい課題」を教えてください。

  • 今、どんな問題に悩んでいるか?
  • それは売上 or コスト、どちらに影響するか?
  • 誰を巻き込めばうまくいきそうか?

こういったことをぜひコメント欄で教えて下さい。
まずはアウトプットから始めましょう。
それが成長の第一歩です。

業務改善の成否は「取り組む課題を選ぶ力」と「周囲を巻き込む力」で決まります。

あなたのその一歩が、あなたの現場、あなたのキャリア、あなたの未来を変えていきます。
今回の記事がその最初のきっかけになれば嬉しいです。

Discussion