第4章:シミュレータで PLC とタッチパネルを動かしてみる
第4章:シミュレータで PLC とタッチパネルを動かしてみる
本章では、
KV-STUDIO / VT-STUDIO のシミュレータを起動し、
実際に画面操作とラダーの動作を確認 します。
この章の目的は、
- 画面操作と PLC デバイスの対応関係を理解すること
- 「なぜこのラダー構成になっているのか」を体感すること
です。
※ 本章は
第3.5章でサンプルプロジェクトを起動できていること
を前提としています。
4.1 シミュレータ起動の順序
シミュレータは、
必ず以下の順番で起動 します。
- KV-STUDIO のシミュレータを起動
- VT-STUDIO のシミュレータを起動(KV-STUDIO と接続)
この順序を守らないと、
VT 側が PLC に接続できません。
4.2 KV-STUDIO のシミュレータを起動する
① シミュレータ起動メニュー
KV-STUDIO 上部メニューから、
以下を選択します。
- [モニタ/シミュレータ]
- [シミュレータ]

② 表示モードの切り替え確認
画面表示が
[エディタ]→[シミュレータ]
に切り替わります。

③ シミュレータ実行
▶(実行)ボタンを押し、
PLC のスキャンを開始します。

4.3 VT-STUDIO のシミュレータを起動する
※ 先に KV-STUDIO のシミュレータが起動している必要があります
① VT シミュレータ起動
VT-STUDIO の上部メニューから、
以下を選択します。
- [ツール]
- [VTシミュレータ起動]

② 接続方法の選択
「KV STUDIO と接続」を選択し、
[KV STUDIO 設定]を押します。

③ KV-STUDIO 連携確認
「現在起動中の KV STUDIO と連携」が
選択されていることを確認し、
[OK]を選択します。

④ シミュレーション開始
接続先が表示されていることを確認し、
[シミュレーション開始]を押します。

⑤ Windows ファイアウォール確認
初回起動時、
Windows Defender の警告が表示されます。
チェックを入れて
[アクセスを許可する]を選択してください。
本教材では KV-STUDIO と VT-STUDIO のシミュレータ連携を行うため、
ローカル PC 内での通信を許可する必要があります。実務環境ではセキュリティポリシーに従って設定を行う必要がありますが、
本章ではシミュレータの動作確認を優先し、
図のとおり設定してください。

⑥ VT シミュレータ起動完了
VT シミュレータ画面が表示されます。

4.4 スクリーン0001:スイッチ/ランプの動作確認
参照:
https://github.com/mono-tec/keyence_SelfStudy_Basics/blob/master/docs/LESSON.md
5.2 スクリーン0001:スイッチ/ランプ
操作手順
-
メニュー画面で「手動操作」を選択

-
手動操作画面が表示されます

R200(モーメンタリ制御)
- 緑スイッチ:R100
- 赤スイッチ:R101
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| R100 押下 | R200 ON |
| R101 押下 | R200 OFF |

KV-STUDIO 側では、
以下のようなラダー状態になります。
M0001:手動操作用

R210(SET / RESET)
- 青スイッチ:R110(SET)
- 灰スイッチ:R111(RESET)

M0001:手動操作用

4.5 スクリーン0002:数値比較の動作確認
ここからは、
実際に画面を操作しながら PLC 側の動作を確認していきます。
参照:
https://github.com/mono-tec/keyence_SelfStudy_Basics/blob/master/docs/LESSON.md
5.3 スクリーン0002:数値比較
数値一致時(DM000 = DM001)
- DM000 と DM001 に同じ値を入力
- 判定ボタン(R000)を押す
結果:
- R001:ON
- R002:OFF

M0002:状態表示

数値不一致時(DM000 ≠ DM001)
- DM000 と DM001 に異なる値を入力
- 判定ボタン(R000)を押す
結果:
- R001:OFF
- R002:ON

M0002:状態表示

4.6 シミュレータの終了
VT シミュレータ画面右上の
[×]を押して、シミュレータを終了します。
次の章について
次章では、
- ラダー構成を 1 行ずつ解説
- SET / RESET を使う理由
- モーメンタリと自己保持の考え方
など、
実務で必要になる考え方 を整理します。
- 第1章:KV-STUDIO と VT-STUDIO の役割を理解する
- 第1.5章:なぜ FA では PC ではなく PLC を使うのか
- 第2章:KV-STUDIO / VT-STUDIO のインストール
- 第3章:KV-STUDIO / VT-STUDIO ではじめてのプロジェクトを作る
- 第3.5章:サンプルプロジェクトをダウンロードして起動する
- 第4章:シミュレータで PLC とタッチパネルを動かしてみる
- 第5章:課題と次のステップ
※ 各記事は 実機なし・シミュレータ完結 で読める構成になっています。
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