第3章:KV-STUDIO / VT-STUDIO ではじめてのプロジェクトを作る
第3章:KV-STUDIO / VT-STUDIO ではじめてのプロジェクトを作る
本章では、
KV-STUDIO および VT-STUDIO を起動し、新規プロジェクトを作成して保存するまで
を行います。
本シリーズは、
- 実機なし
- シミュレータ利用
を前提としています。
そのため本章では、
代表的な型番を指定してプロジェクトを作成します。
※ 本章では
ラダー作成・画面部品の作成はまだ行いません。
KV-STUDIO:新規プロジェクトを作成する
① メニューから「新規作成」を選択する
KV-STUDIO を起動したら、
メニューから以下を選択します。
- [ファイル]
- [プロジェクトの新規作成]

② プロジェクト新規作成画面
「プロジェクト新規作成」画面が表示されます。

以下のように設定します。
- 対応機種:
KV-8000 - プロジェクト名:
KV_SelfStudy_Basics - コメント:
自習用サンプル(PLCとHMIの基本動作確認)
保存先フォルダは
デフォルトのままで問題ありません。
※ ここで選択している KV-8000 は、
KEYENCE の PLC 製品では以下のような機種を指します。https://www.keyence.co.jp/products/controls/plc-building/kv-8000/models/kv-8000/
本記事では実機を使用しないため、
詳細な仕様や構成は気にせず進めて問題ありません。
設定後、「OK」を選択します。
③ 運転記録設定の確認
続いて、
「運転記録設定を自動設定しますか?」
という確認ダイアログが表示されます。

ここでは、
[後で設定] を選択します。
運転記録機能は、
今回の学習内容では使用しません。
④ ユニット構成設定の確認
プロジェクト作成後、
「ユニット構成設定の確認」ダイアログが表示されます。

ここでは、
[いいえ] を選択してください。
※ 実際の設備では、
PLC 本体に電源ユニットや I/O ユニット、通信ユニットなどを組み合わせて使用します。例えば、KV-8000 シリーズでは以下のようなユニットが用意されています。
https://www.keyence.co.jp/products/controls/plc-building/kv-8000/variations/io-unit.jsp
学習用途では、
デフォルト構成のままで問題ありません。
⑤ プロジェクト作成完了
新規プロジェクトが作成され、
KV-STUDIO のメイン画面が表示されます。

この時点では、
- プロジェクトは作成済み
- ラダーは未作成
- まだ何も動作しない
状態です。
ここまででできていること(KV-STUDIO)
- KV-8000 を指定した PLC プロジェクトを作成
- プロジェクトを保存
- 次の作業に進む準備が完了
VT-STUDIO:新規プロジェクトを作成する
① メニューから「新規作成」を選択する
VT-STUDIO を起動したら、
メニューから以下を選択します。
- [ファイル]
- [新規作成]

② VT 機種設定を行う
メニューまたは自動表示されるダイアログから
VT 機種設定 を行います。

設定内容は以下の通りです。
- シリーズ:VT5 シリーズ
- 機種:VT5-WX12
- 解像度:XGA(1024×768)
- 画面方向:横画面
※ 本記事で使用しているタッチパネル VT5-WX12 は、
KEYENCE の HMI 製品では以下のような機種です。https://www.keyence.co.jp/products/controls/hmi/vt5/models/vt5-wx12/
学習用途では、
解像度や色数の違いは気にしなくて問題ありません。
設定内容を確認したら、
続いて 「PLC 機種設定」 を選択します。
③ PLC 機種設定を確認する
PLC 機種設定画面が表示されます。

本記事では、以下を使用します。
- メーカー:キーエンス
- 機種:KV-8000 シリーズ(イーサネット)
- 通信方式:イーサネット(UDP)
実機接続を行わないため、
細かな通信設定はデフォルトのままで問題ありません。
設定内容を確認したら、
「OK」 を選択します。
④ 初期画面を確認する
プロジェクトが作成され、
VT-STUDIO の編集画面が表示されます。

この時点では、
- 画面は未作成
- 画面ID「0000」が存在
- まだ何も表示されない
状態です。
⑤ プロジェクトを保存する
機種設定が完了したら、
プロジェクトを保存します。
メニューから以下を選択します。
- [ファイル]
- [名前を付けて保存]

- ファイル名:
VT_SelfStudy_Basics.vfx - 保存場所:
KV-STUDIO のプロジェクトと同じフォルダ
保存後、「保存」を選択します。

※ VT-STUDIO では、
機種設定完了後にプロジェクトを保存する流れになります。
ここまででできていること(VT-STUDIO)
- VT-STUDIO の新規プロジェクト作成
- PLC 機種(KV-8000)の指定
- タッチパネル機種(VT5-WX12)の指定
- プロジェクト保存
次の章について
次の章では、
- 画面ID「0000」にメニュー画面を作成し
- 画面遷移用のボタンを配置する
ことで、
VT-STUDIO による画面作成を始めていきます。
📚 本シリーズの記事一覧(KEYENCE PLC 自習編)
本シリーズでは、
KEYENCE 製 PLC(KV)とタッチパネル(VT)を
「なぜそうなっているのか」から理解することを目的に、
シミュレータを使った自習教材として整理しています。
- 第1章:KV-STUDIO と VT-STUDIO の役割を理解する
- 第1.5章:なぜ FA では PC ではなく PLC を使うのか
- 第2章:KV-STUDIO / VT-STUDIO のインストール
- 第3章:KV-STUDIO / VT-STUDIO ではじめてのプロジェクトを作る
- 第3.5章:サンプルプロジェクトをダウンロードして起動する
- 第4章:シミュレータで PLC とタッチパネルを動かしてみる
- 第5章:課題と次のステップ
※ 各記事は 実機なし・シミュレータ完結 で読める構成になっています。
Discussion