draw.ioでのLaTeX形式の数式を表示できないトラブルシューティング
はじめに
こんにちは、M-Yamashitaです。
先日、Backstageに掲載するガイドラインを作成していた際に、数式を入れる必要がありました。MarkdownではLaTeXの機能を使用することで数式を書くことができるようですが、当時のBackstageではLaTeXのサポートがありませんでした。
そのため、LaTeXの代わりに数式を含んだ画像を掲載しようと考え、draw.ioで数式を書くことを考えました。
ですが、この数式を書くという作業に少し詰まってしまったので、解決策を記事にしておきます。
前提
- draw.ioのバージョン: v24.0.3
draw.ioで数式を書くための基本設定
公式ドキュメントに、数式を書くための手順が掲載されています。これに沿って数式を書きます。
流れとしては次の通りです。
-
数式組版(Mathematical Typesetting)の有効化
下記画像のように、Mathematical Typesettingのチェックをつけます。- 英語Ver:
- 日本語Ver:
- 英語Ver:
-
LaTeX記法による入力方法で数式を手で入力する
テキストボックスを選択し、LaTeXで数式を入力します。入力時には最初と最後に$$をつけることをお忘れなく。
フォーカスを外すと数式が表示されます。

トラブルシューティング
前述の手順で数式は入力できるのですが、操作方法によっては数式が表示されない場合があります。特に、LaTeXの数式を外部からコピー&ペーストした場合などに、フォーカスを外しても反映されないケースがよく見られます。
例として、他のサイトからLaTeXの数式をコピーして貼り付けます。

この数式のフォーカスを外しても、LaTeXの入力した数式のままとなり、変更が反映されません。

この問題に関しては、公式FAQの Maths is not rendered にて解決策が提示されています。
やり方としては以下の通りです。
- テキストボックス内のLaTeXの数式を全て選択します。
- メニューバーにある
<>ボタンをクリックします。 - 1で選択したLaTeXの数式にHTMLタグが含まれている場合、そのHTMLタグを削除します。
- フォーカスを外すと数式が表示されます。
実際に<>ボタンをクリックすると、以下のようにHTMLタグが現れることがあります。

これを削除してプレーンなテキストに戻すことで、数式が正しくレンダリングされます。
なお、HTMLタグが意図せず追加されてしまうケースについて、どのパターンでそうなるのかは厳密には不明ですが、Webサイトからのコピペ時に書式情報(フォントや色など)まで一緒に貼り付けてしまった場合に発生しやすいようです。
おわりに
今回はちょっとしたTipsである、draw.ioで数式を書くための基本設定と、表示されない時のトラブルシューティングについて記事にしました。
公式ドキュメントには記載はあるのですが、ちょっと気づきづらかったので記事にしました。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
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