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SDETとして入社して3ヶ月間の振り返り

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はじめに

はじめまして。2025年11月にマネーフォワードにSDET(Software Development Engineer in Test)として中途入社したYoonと申します。入社してからもうすぐ3ヶ月になります。今回は、入社前と入社後に感じたことを中心に、この3ヶ月間の振り返りを書いてみたいと思います。

今までの経歴

まずは今までの経歴を簡単に述べます。

  • 韓国と日本で約4年間、SIerにて勤務
    • デスクトップアプリケーションの開発
  • QA業界に転身し、2年間テスト自動化を担当
    • メッセンジャーアプリのカメラ機能
    • LIVE配信のCMS
  • 2年間インプロセスのQAを担当
    • デジタルアルバムアプリのQA

このような経歴を経て、マネーフォワードにSDETとして入社しました。

マネーフォワード、そしてSDETに魅力を感じたポイント(入社前)

内部品質に関わることができる

これはSDETというポジション観点での話ですが、「今までの経歴」で前述したように、前職ではアプリの外部品質を管理するインプロセスQAエンジニアとして働いていました。

クロスファンクショナルチームの中で、日々の会議への参加はもちろん、プロダクトの仕様検討段階から品質観点での懸念を提示したり、ユーザー体験(UX)を損なう部分を指摘したりするなど、Shift-Leftな品質活動に積極的に取り組んでいました。このように外部品質に関わる業務に関しては充実した日々を過ごしていました。

会社によって組織体制や担当業務が異なるため「これが正解」とは一概に言えませんが、前職では内部品質に関してQAチームではなく開発エンジニア側が担っていました。もともと内部品質にも関わるSDET(もしくはSET)という職種の存在を知っていたこと、そしてQA業界に入る前の開発経験を十分に活かしきれていないもどかしさを感じていたことから、SDETというポジションに強く興味を持っていました。

ダイバーシティな業務環境

私は外国籍のため、この点は特に気にしていました。マネーフォワードは業務で英語を使う機会があり、外国籍の社員も多いと聞いていました。グローバルな環境であれば社内の雰囲気にも馴染みやすく安心感を持てそうですし、日本で働く外国人に起こり得る労務関連の手続きやトラブルの際にも、手厚いサポートが期待できると考えました。また、昔から英語を使って業務を行うことに憧れがあったため、それも同時に叶えられる良い機会だと思いました。

to Bのプロダクトに関わることができる

普段から「人生でなるべく色んなことを経験してみよう」という軸を持っています。これまでの経歴ではto C業界での経験しかなかったため、以前から関心のあったto Bプロダクトに関わることで、エンジニアとしての経験の幅を広げられる良いチャンスだと思いました。

実際に入社して感じたこと(入社後)

開発エンジニアが品質活動に自発的に協力してくれる

私が所属しているチームでは、小規模なプロジェクトの場合は開発エンジニアがテストを行う方針を採用しています。「テストは必ずQAチームが行う」と固定するのではなく、QAチームは中・大規模プロジェクトのQA業務に集中してリソースを最適化するという点において、チーム内で合意が取れていることが素晴らしいと思いました。テスト実行に限らず、テストケースの管理にもエンジニアの方々が関わっている姿を見て、チーム全体の品質に対する意識の高さを感じました。

生成AIの活用でQAプロセスが効率化されている

テスト実施前のQAプロセス(テスト分析、テスト設計など)において、業務で使用している各ツール(Notion, TestRailなど)のMCP(Model Context Protocol)を活用し、完成度の高いアウトプットを出していることに驚きました。これが可能な要因として、AIにインプットする情報が適切に定義・整理されていることが挙げられます。また、そのインプットとアウトプットがGitHubにてしっかりとバージョン管理されている点も素晴らしいと感じました。

QA/SDETの評価基準が明確で、キャリア形成の解像度が高い

これまで勤めてきた会社では、QA職種の評価基準が曖昧な場面が多くありました。極端な例ですが、「バグを○件見つける」といった目標設定にしてしまうと、プロダクトの品質向上という本来の目的と矛盾が生じてしまうため、QAエンジニアとして適切な評価基準を設けるのは簡単ではないという印象を持っていました。

しかし、マネーフォワードではQA職種の評価基準が個人のレベルごとに明確に定められており、さらにQAとSDETそれぞれの基準が存在することに感心しました。他社では難しかったことがマネーフォワードで実現できている要因について自分なりに考えてみたのですが、全社単位でQA部門を統括する「CQO室」の存在が大きいのではないかと思います。 CQO室が存在する企業で働くのは今回が初めてですが、この3ヶ月間で、CQO室が全社のQA組織が目指すべき方向性をしっかりと提示してくれていると感じました。

今後の目標

まずは、未経験であるAPIテストの習得を最優先課題として捉え、関連スキルを身につけて日常的にAPIテスト業務をこなせるようになりたいです。

また、DevOpsの考え方をテスト(QA)領域に適用し、テスト運用の効率化・自動化・継続化を実現する取り組みである「TestOps」にも興味を持っています。他のエンジニアの方々とも連携し、テストプロセスをより良い方向へ改善していきたいと考えています。

これらの目標に向けた取り組みについても、今後ブログで発信していきたいと思います。

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