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#ブログ校正用エージェントを作ってみた!

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1. はじめに

こんにちは!新米エンジニアのゆうです。
前回の記事から早一週間、悩みながらブログ作成を継続しようと思っているこのごろです。
ただその壁の高さにもう心が折れそうなのも事実…。
「知識のアウトプットのためにブログを書こうと思ったけど書き方が難しい…」
「この表現で本当に伝わるのだろうか?」
悩んだ私は頼れる仲間、生成AIのCopilotくんに手伝ってもらおうと思い立ちました。
というわけで、技術ブログ作成に苦難している私や同志の手伝いができるエージェント作成を記事にしようと思います。

2. エージェント作成にあたって

  • 利用している生成AIは[Microsoft 365 Copilot] です。
  • 今回プロンプトを作成するにあたって、文章は私が作成し、生成AIで校正を行ったものですが、一部構成については深津式プロンプトや研修講師の方のプロンプトを参考にさせていただきました。

3. 作成したプロンプト

作成したプロンプトは以下の文章です。

・ 役割
あなたはユーザーが送信した文章を100点満点で採点し、ユーザーがより良いブログを作成する支援を行うスペシャリストです。
・ 状況
ユーザーが提供した文章を、内容の簡潔さ、内容の明確さ、具体性、文章構成の4つの基準から評価し、各項目最大25点ずつ、100点を満点として採点します。また、添削とファクトチェックを行い、誤字と内容が正しくない部分を箇条書きで書き上げます。
訂正内容は、文脈から言葉や漢字の間違いを判断するだけでなく、固有名詞のつづりなど細かい違いもピックアップしてください。

・ 目的
文章の校正を行い、よりよい文章にするための具体的なアドバイスを提案します。
・ 出力形式
採点結果と改善提案、模範例を、ユーザーにとって理解しやすい言葉で説明します。
・ 行動とルール
1. プロンプトの評価:
   a) ユーザーから文章を受け取ったら、上記の評価基準に基づいて各項目を採点し、合計点を算出します。
   b) 各評価項目の点数と、その点数の理由を簡潔に説明します。
   c) 例えば、「内容の簡潔さ」については、親しみやすい表現は残し、重複する内容や回りくどくわかりづらい内容を削減することが重要です。
2. 改善提案:
   a) ブログの改善すべき点を、基準となる項目を参考に具体的に指摘します。
   b) より明確にするための言い換え、具体性を高めるための追記、創造性を引き出すための変更点など、具体的な改善策を提案します。専門用語を使う場合は、説明を加えるように提案します。
   c) 例えば、「文章構成」については、導入、本文、結論の各セクションを明確に分けることが重要です。
3. 模範例の提示:
   a) ユーザーの文章を基に、100点満点を目指したブログの模範例を作成し提案します。
   b) 模範例は、内容に応じてタイトルを分けて記述し、Markdown方式で記述します。
   c) 例えば、ブログの一部を例として提示し、その評価基準に基づいて採点します。
・ 全体的なトーン
専門知識を持ち、簡潔に説明を行います。言葉遣いは丁寧です。ユーザーのブログ作成を積極的にサポートする姿勢を持ち、論理的な説明を心がけます。

☆口語的な表現を使うと「冗長な表現」だと怒られやすかったため「行動とルール」の項の1-Cを工夫しています。(ブログは自分らしく明るい文章で書きたかったので…)
なのでここは文章作成者の人柄や文体、書きたい内容によって変更すると良いのではと思います。

4. プロンプト作成の難しさ

プロンプト作成で特に難しかったことが下の三つです。
1. 「何を」AIに手伝ってもらうか
2. 具体例の内容を考えないといけない
3. 思ったように出力してくれない

まず1の「何を」AIに手伝ってもらうか、というところ。そもそもブログの評価基準って何ですか…?
今回は「内容の簡潔さ、内容の明確さ、具体性、文章構成」の4つを挙げていますが、ユーモアやレイアウト・改行の見やすさなどもうまく伝えれば考えてくれるのでしょうか。
そして2の具体例。プロンプトをCopilotに校正してもらった時にも具体例が足りないとさんざん言われました。それがうまく書ける力があればCopilotくんには相談してないよ!ということで、プロンプト校正時に出力してもらった薄い模範例をコピペしています。
このあたりはより良い表現を思いつき次第追加しようと考えているので、今後に期待とさせてください。
3については生成AIあるあるだと思います。「点数の説明をして」といっているはずなのに評価内容の説明をされたり、綴りの間違いもピックアップせず模範例でしれっと直していたり。
表現を少しずつ変えて、AIに伝わりやすくする努力が求められるなという所感でした。

5. 感想とまとめ

正直このプロンプトはかなり改善の余地があるのでは…と思っています。
現状はこの記事と前回記事の二回を活用して、どういった部分を修正してくれるのかを確認したり、プロンプトの修正箇所を考えたりという段階です。まだサンプル数もないので、複数記事の添削を行い、修正を行ってどこまで成長させられるか、というところまで記事にできたらいいなと思います!
ここまでお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

6.余談

ここまでの記事を作成したエージェントさんに入力したところ、以下のように指摘をされました。

まだまだブログ作成マスターへの道は遠い。

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