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Postmanから乗り換えるべき?Apidogの環境変数機能を徹底解説

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どうも、みなさん!最近、チームプロジェクトでPostmanからApidogに乗り換えたんですが、これが予想以上に便利で驚いています。今日は、実際にApidogを使って構築した「最強の環境設定」について、初心者目線でシェアしたいと思います!

なぜApidogに乗り換えたのか

正直に言うと、最初は「また新しいツールか...」と少し面倒くさく感じていました。でも、実際に使ってみると、特に環境変数の扱いがPostmanと比べて格段に使いやすいんですよね。

例えば、先日こんなことがありました。チームの新人さんが「開発環境のAPIが呼び出せない」と困っていたんです。Postmanだと環境設定が複雑で説明するのも一苦労...。でもApidogなら、環境設定が直感的で、すぐに解決できました!

Apidogの環境変数機能が超便利

Apidogの環境変数機能は本当に強力です。特に以下の点が気に入っています:

権限管理ができる環境共有

チーム開発では、APIの共有が必須ですよね。Apidogでは環境の共有に対して権限管理ができるので、「誰がどの環境にアクセスできるか」をきちんと制御できます。これ、セキュリティ意識の高いプロジェクトでは超重要なポイントです!

Base URLの特別扱い

環境変数が多くなってくると、一番よく使うBase URLを探すのが大変になりますよね。Apidogでは、この問題を解決するために、Base URLを特別扱いしています。環境変数の中から自動的に抽出されるので、いちいち探す手間がなくなります。リクエスト送信時も自動的に付加されるので、本当に便利です!

apidog-base-url

全局変数(グローバル変数)の活用法

全局変数は、プロジェクト内のすべてのAPI、スクリプト、環境間でデータを共有できる機能です。環境管理ページの左上から設定できます。

全局変数には2種類あります:
apidog-グローバル変数

プロジェクト内共有

プロジェクト内のすべてのAPIで共有して使用できます。例えば、ログインAPIでトークンを取得して全局変数に保存し、その後のビジネスAPIで認証に使用するといった流れが簡単に実現できます。

チーム内共有

チーム全体で共有して使用できる変数です。マイクロサービスのような、プロジェクト間で変数を共有する必要がある場合に特に便利です。例えば、ログインプロジェクトで取得したトークンを財務プロジェクトのAPIで使用するといったケースです。

全局パラメータで作業効率アップ

全局パラメータは、プロジェクト全体で共通のパラメータを定義できる機能です。すべてのAPIリクエストに自動的に含まれるので、テスト効率と一貫性が向上します。

全局パラメータは以下の場所に設定できます:

  1. Header(リクエストヘッダー)
  2. Cookie(Cookie情報)
  3. Query(URLクエリパラメータ)
  4. Body(リクエストボディパラメータ)

例えば、すべてのAPIリクエストに共通のヘッダーを追加したい場合、いちいち各リクエストに設定する必要がなく、全局パラメータとして一度設定するだけでOKです。これ、地味ですが本当に時間の節約になります!

環境の使い分け

「環境」は開発チームでよく使われる用語で、「開発環境」「テスト環境」「本番環境」などの異なる作業シナリオを区別するために使用されます。各環境は1台または複数のサーバーに対応しています。

クライアントが特定の環境を選択すると、すべてのリクエストがその環境のサーバーに送信されます。環境を切り替えると、リクエストは自動的に新しいサーバーグループに転送されます。これにより、開発からテスト、本番環境まで、スムーズな移行が可能になります。

リモート値とローカル値

各変数には、リモート値とローカル値の2つがあります:

  • リモート値:変数のパラメータ(環境またはグローバル)で設定された値です。この値はApidogのサーバーと同期され、パラメータを共有するとチームメンバーと共有されます。チームコラボレーションに役立ちますが、リモート値のデータはチーム内の他のメンバーがアクセスできる可能性があるため、公開される可能性があることに注意してください。
    環境-リモート値

  • ローカル値:インターフェースリクエストの送信時に使用される値です。Apidogサーバーと同期されず、共有APIドキュメント、環境、またはグローバル変数にも保存されません。つまり、パスワードなどの機密情報はローカル値として設定するのが安全ということですね。
    環境-ローカル値

変数の優先順位

異なるタイプの変数が同じ名前を持つ場合、変数の有効優先順位は次のとおりです:

チームグローバル変数 < プロジェクトグローバル変数 < 環境変数 < テストデータ変数 < 一時変数

この優先順位を理解しておくと、変数の値が予期せず上書きされるといった問題を防げます。

リクエストテストでレスポンス値を取得する

Apidogでは、リクエストの前後にスクリプトを挿入し、スクリプトを使用して環境内の値を取得および更新できます。

スクリプトの種類

  • 前処理:リクエスト送信前に書かれたスクリプトを実行します

  • 後処理:リクエスト完了後に書かれたスクリプトを実行します

前置/後置操作の充実度がPostmanを圧倒!

APIテストでは、リクエストの前後に様々な操作を行うことが重要です。この点でもApidogはPostmanより一歩先を行っています!特に、操作の種類と使いやすさが段違いなんですよ。

前置/後置操作列表

Apidogでは以下の前置/後置操作が利用できます:

  • アサーション:後置操作でのみ使用可能。レスポンスデータが期待値や条件に合致するかを検証するルールを定義できます。ステータスコード、レスポンスボディ、リクエストヘッダーなど、多様な断言タイプをサポートしています。Postmanにも同様の機能はありますが、Apidogの方がUI操作が直感的で初心者にも使いやすいです。

  • 抽出変数:後置操作でのみ使用可能。レスポンス(JSON、XMLまたはプレーンテキスト)から値を抽出して変数として保存できます。JSONPathやXPath式を使ってレスポンス内の特定部分を指定でき、これらの変数は後続のリクエストや他の操作で使用できます。Postmanでも可能ですが、Apidogではより視覚的に操作できるので、スクリプトに不慣れな人でも簡単に使えます。

  • データベース操作:前置と後置の両方で使用可能。データベースに接続してSQLクエリを実行し、クエリ結果を変数として保存して後続の処理に使用できます。リレーショナルデータベースやNoSQLデータベースなど、様々なタイプのデータベースをサポートしています。これはPostmanにはない大きな強みで、特にバックエンド開発者には重宝する機能です!

  • カスタムスクリプト:前置と後置の両方で使用可能。JavaScriptコードを記述できるスクリプト環境を提供します。スクリプトはインターフェースリクエスト、レスポンスデータ、環境変数にアクセスでき、特に視覚的な操作では簡単に実現できない複雑なロジックの実装に適しています。Postmanと同様の機能ですが、Apidogではコード補完や構文ハイライトが優れているので、コーディングがより快適です。

  • 共通スクリプト:前置と後置の両方で使用可能。複数の操作やシナリオで共有できる再利用可能なスクリプトフラグメントを作成できます。よく使うロジックやユーティリティ関数をカプセル化するのに適しており、スクリプトの再利用性と保守性を高めます。これはチーム開発では特に重要で、Apidogではライブラリのように管理できるのが素晴らしいです。

  • 待機時間:前置と後置の両方で使用可能。リクエストの送信前後に遅延や待機期間を導入できます。実際のシナリオをシミュレートしたり、非同期レスポンスを処理したりするのに適しており、システムが期待される時間順序で操作を実行することを保証します。Postmanでもスクリプトで実現できますが、Apidogではボタン一つで設定できるので便利です。

ApidogとPostmanの前置/後置操作の比較

正直に言うと、Postmanでもスクリプトを使えば同様のことはできるんですが、Apidogの方が圧倒的に使いやすいです。特に以下の点が優れています:

  1. 視覚的な操作: Apidogでは多くの操作がGUIで直感的に設定できるため、JavaScriptに詳しくない人でも簡単に使えます。

  2. データベース連携: Postmanにはない機能で、特にバックエンドテストでは非常に便利です。

  3. 共通スクリプト管理: チーム全体でスクリプトを共有・管理する機能が充実しており、コードの再利用性が高まります。

  4. 操作の組み合わせ: 複数の操作を組み合わせたワークフローが作りやすく、複雑なテストシナリオも簡単に構築できます。

  5. 学習曲線: 初心者にとって、Apidogの方が学習ハードルが低く、すぐに生産性を上げられます。

特にチーム開発では、これらの違いが大きな効率差につながります。新人教育コストの削減にもなるので、チームリーダーの方には特におすすめですよ!

まとめ:Apidogで変わる開発ワークフロー

正直、最初はツール移行に抵抗がありましたが、今ではチーム全体がApidogの便利さに驚いています。特に環境変数と全局パラメータの機能は、APIテストの効率を大幅に向上させました。

Postmanからの移行を考えている方には、ぜひ一度試してみることをお勧めします。最初は慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば元には戻れないくらい便利だと感じるはずです。

APIテストツールの進化は目覚ましく、今後もより使いやすく、より強力なツールが登場することでしょう。でも現時点では、Apidogは間違いなく最強の選択肢の一つだと思います!

みなさんも、ぜひ自分なりの「最強の環境設定」を見つけてみてください。何か質問や共有したい設定があれば、コメントで教えてくださいね!

参考

https://docs.apidog.com/jp/apidogの環境と変数-577823m0

https://docs.apidog.com/jp/apidogでの前後処理-588246m0

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