GTC2026に参加してみての、エンジニア向け参加ガイド
2026年の3月に会社の厚意でGTCに参加できることになりました。事前準備で調べてみるとリサーチャー向けのレポート的なのは多いものの、エンジニアの参加体験談の情報があまりなかったので書いてみました。これからGTC(あるいはサンノゼ開催のテックイベント)に行かれる方の参考になれば幸いです。
GTCとは
NVIDIAが主催する世界最大のAIカンファレンスです。「テック界のスーパーボウル」とも呼ばれ、研究者・エンジニア・ビジネスリーダーが世界中から集まります。

開催時期・場所・費用
開催時期・場所
- 毎年3月開催、2026年は3/16(月)〜19(木)
- ワークショップはイベント前日に開催、2026年は3/15(日)
- サンノゼのコンベンションセンターと周辺ホテルと公園が会場
- キーノートは少し離れたSAPセンターで開催

チケットと費用
チケット構成は毎年変わりますが、2026年時点での概要は以下の通りです。
価格は高いのですが、エンジニアと交流したい、技術を学びたいというモチベーションならワークショップやトレーニングラボを参加する方がおすすめです。カンファレンスだけではエンジニア以外の人も多くて繋がるのが難しいですし、セッションはバーチャルでも割と見れるので現地参加する意味はそこまでない気がします。
- ワークショップ $495、単体購入可能
- カンファレンス(4Daysパス) $2,525(早期申し込みだと$2,172)
- トレーニングラボ、$500、単体購入は不可でカンファレンスパスに追加購入の形式
その他の情報としまして、
- 早期予約で割引あり、12月には予約が始まるので、早めに動くとホテルなど含めてお得(自分は12月頭には予約をしたので早期申し込みの扱いでした)
- ただ12月時点ではワークショップも概要のみ、カンファレンスのセッション情報も未公開、なので具体的な内容を見てから決めたいとなると2月以降になってきます
- ちなみにワークショップについては、公式サイト上では概要のみですが申込みページにいくとより詳細な内容が表示されていました
- キャンセルポリシー:2月23日(月)午後11時59分(PDT)以前のキャンセル料金は$50
- NVIDIAが協賛のコンペでは、景品としてゴールドチケットなどカンファレンスに無料招待されるものがあるので興味があれば挑戦してみるのも手だと思います(現地で知り合ったエンジニアにそういう方がいました)あとはポスター採択を狙うという手もあります。

渡航・宿泊
フライト
ZIPAIRが成田からサンノゼへ直行しており、価格・快適さともにおすすめです。片道9時間30分程度、往復で19.3万円でした(手荷物の預けと機内食付き)。機内はスターリンクでネットにもつながります。ただキャンセル時はお金がほぼ戻ってこないので、そこは保険などでフォローしておくと安全です。
宿泊
- GTCパスがあると地下鉄(VTA)が無料になるので、路線沿いのホテルが便利
- Green/Blueの路線が会場のコンベンションセンターに止まるので、それと空港からアクセスしやすい場所を選ぶといいと思います(自分はKarina駅から徒歩5分のホテルに泊まりました)
- VTAは10分間隔で運行しているので移動はスムーズ
- キッチン付きのホテルや長期滞在型ホテルにすると食費を抑えやすい
- セール(ブラックフライデー、サイバーウィークなど)や1週間の長期滞在割引を使うとお得に(自分は+1日でヨセミテを観光にあてて、6日だと$165なのが1週間だと$119になりました)
- Airbnbを利用している人もおり、宿泊先でエンジニアと交流するという手もあります
- 食事についてはイベントでもランチと17時に食事が提供されました

ワークショップ・ラボ
形式・内容
- Jupyterノートブックを使った実習形式(ロボティクスなど一部は専用マシンが提供)
- 事前にNVIDIAのDLIで何かしらコースを受けておくとスムーズです(無料のコースもあります)
- 100人くらい入る部屋でハンズオン形式、ワークショップは8時間、ラボは1.5~2時間
- AIの知識、英語とPython(ものによってC++など)が分かれば内容はついていけます
- イベント後も6ヶ月は演習環境にアクセスできます
- 難易度がBeginner ~ Advancedとありますが、そこまであてにならない気がしたので、興味があるものを選べばいいと思います
- Wi-Fiは会場内に飛んでいます(有線は使えませんでした)

参加するときの注意点
- GTCアプリのカレンダーで事前に追加しておく
- カレンダーで追加しておくと開始前に着けば入れます
- 追加なしだとStandbyの列に並び席に空きがあれば入ることができます
- 追加をしていても遅刻すると入れないことがあります
- GTCアプリでみると満席となってるセッションも、WEBでみると追加できることがありました
- イベントコードがあれば資料や実習環境にアクセスはできるので、知り合いができるとコードを共有したりしてより多くのラボ情報をGETできます
参加したワークショップ・ラボです。別の記事で紹介するかもしれません。
- Adding New Knowledge to LLMs
- Accelerate Video Frame Extraction and Labeling
- Always-On Autonomous AI Agents: Exploring the OpenClaw Abstraction
- Build a Video Analytics AI Agent With Vision Language Models
- Build Cost-Effective, Scalable RAG Pipelines: From Ingestion to Response Generation
- Build Domain AI Agents that Accurately Use Tools with Reinforcement Learning
- Compress, Cut, and Distill: Latest GenAI Model Compression Techniques in Practice
- Evaluation and Light Customization of Large Language Models
- Fine-Tuning a Telco Reasoning Model: A Guide to Synthetic Data, Tool Calling, and Evaluation
- Optimize LLM Inference and RL Training With SGLang
- Teach AI to Code in Every Language With NVIDIA NeMo
エンジニアとのつながり
カンファレンスのみの参加だと、英語に自信がないとなかなか声をかけにくいのが正直なところです。ただありがたいことにGTCアプリには参加者とやり取りができる機能がありました。プロフィールを登録して気が合いそうな参加者には事前にコンタクトが取れます。自分も同じワークショップに参加する人や、興味が近しい人と事前にやり取りして現地で会って話すという感じでした。ただアプリのメッセ機能が不安定だったので、最初のコンタクトだけGTCのアプリであとはLinkedInで連絡してました。
ワークショップやラボ以外だと企業展示が意外とおすすめです。AI関連の企業がベンチャーから大きいところまでかなりの数が集まっており、技術的な質問に答えられるように基本的にエンジニアもいます。そこで色々話を聞けたのも良い経験でした。どのエンジニアも本当にフレンドリーです。みんなで切り開いていこうというようなエネルギッシュな空気感でワクワクします。
あると便利なアプリ
- GTCの公式アプリ
- MPC、ESTA、入国時に楽です
- ZIPAIR、宿泊ホテルのアプリ
- Airalo(eSIM)、事前に入れておくと空港からつながります
- Clipper(交通系IC)、GTCパスがない状態での移動時に、現地でしかインストールできないので到着後にインストールするか、面倒ならUberでも
- Uber、ヨセミテ観光の時だけ利用しました
- LinkedIn、WhatsApp、Telegram、海外のエンジニアとの連絡用に
現金はお守りで$50持って行きましたが、結局使いませんでした。クレカで全部事足りました。
その他
- 会場によってはエアコンが強烈です。会場内は夏でも冷えるので羽織るもの持参がおすすめです
- キーノートは3時間前の8時頃に着いたら正面の良い席に座れました
- 入国審査やセキュリティチェックでは「ラップトップを出して」と英語で言われます、laptop = ノートPCと把握しとけばテンパりません
- ESTAの代理店サイトが多くあります。申請に5~10倍ほど値段がかかるので公式サイトかアプリから申請してください(自分は1回間違えてなんとか返金してもらいました)
まとめ
GTCはハードルが高そうに見えて、事前準備さえ整えれば十分楽しめます。問題は高額な参加費用だけです。
来年以降の参加を検討している方の参考になれば幸いです。費用・スケジュール・セッション内容は毎年変わるので、公式サイトを合わせて確認してください。
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