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「嬉しい」「使いやすい」を最大化するサイト設計

2022/10/24に公開約2,100字

対象者

  • サイトの設計に関わる人
  • 具体的な計測方法などについて深く掘り下げるかはまだ未定です(技術者向けの内容になるかも)

想定する課題

  • ユーザーにとって嬉しいコンテンツと使いやすい機能を定義できていない
    • 「嬉しい」「使いやすい」の基準が分からない
  • ユーザーのタスクの完了率を最大化する設計ができていない
    • タスクとして、PVしか定義できていない
    • 完了率として、PVしか計測できていない

ユーザーにとって「嬉しい」「使いやすい」を定義する

一般的にユーザビリティの高いタスクは以下のような指標において優秀な成績を収めているとされています。ここでタスクとは、コンテンツ読了、機能利用などユーザーが目標に到達するために行う行動を指します。

  • Task success rate(タスクの完了率)
  • Time on task(タスクにかかった時間)
  • Use of search vs. navigation(検索の利用率)

see 5 UX KPIs You Need To Track - Every Interaction

目標到達プロセスを設定する

目標達成プロセスは、いくつかのステップによって構成され、ユーザーにどのようにサイトを使ってもらいたいかを定義します。各ステップがタスクとなりますが、目標達成も大きなタスクと言うことができます。

より詳細にサイトを設計するためのプロセス

ステップはできるだけ詳細に定義してください。PVではなく行動を単位として考えることで、サイト構成だけでなく、ページ内のコンテンツ・機能について議論することができるようになります。

  • Bad:ページビューをステップとする
  • Good:検索フォームの項目入力をステップとする

GA4 を利用している場合には、このステップは、PVだけではなく、あらゆるイベント、たとえばスクロールやクリックとして定義できます。ステップとして利用したいイベントを取得するための方法は後述します。

目標達成プロセスは複数存在してよいか?

目標達成プロセスが一通りであるサイトの方が少ないでしょう。ユーザーの趣向や時期、広告などによってプロセスは変わることがあります。その場合は、ユーザータイプの定義や経路の定義を行い、それに対応したプロセスを設定してください。

ステップに従ってページを設計

ユーザーに期待するステップを元に、ページ構成・サイト構成を設計してください。
プロセスが複数ある場合は、そのすべてを満たすような設計にする必要があります。プロセスのバッティングが起きた場合には、優先度の高い方にとって効果的な設計を採用してください。
これを実践すると、プロセスに影響を与えないコンテンツは必要のないコンテンツということができてしまいます。しかし、ユーザーの行動パターンをすべて網羅することは不可能ですから、完璧を目指す必要はありません。ただし、コンテンツを追加する場合には、本当に目標達成にとって効果的なものなのか?という問いを忘れないようにしてください。

また、

  • Time on task(タスクにかかった時間)
  • Use of search vs. navigation(検索の利用率)

の指標に則って、

  • ステップ数を最小限にする
  • 入力はできるだけ補完する
  • 検索ではなくリンクを用意する

などを意識してください。

ステップの成功率を計測する

実践として基本は GA4 の「探索」の「目標達成プロセス」を利用してください。
ここでは、

  • 各ステップを定義できる
  • ステップの完了率/放棄率を見られる

を実現することができます。

また、タグマネージャと GA4 を組み合わせて以下のようなイベントを計測することができます。

  • すべての要素のクリックイベント
    • HTML要素
    • テキスト
    • フォームの値
    • リンク先
  • スクロール率
  • ある要素の表示

ステップの成功率を向上させる

各ステップの成功率を向上させるような施策を検討してください。特に成功率の低いステップに重点を置いたり、施策のしやすいところから始めたりすると、何から手を付けてよいか迷うことが少なくなります。

プロセス変更の検討

どうしても、ステップの成功率を向上させることが難しいと判断した場合には、プロセスの変更を検討してください。

参考

Discussion

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