二度目の挑戦でRuby Silverに合格しました
🙋 はじめに
先日 Ruby 技術者認定試験の Silver に合格しましたので、試験までの過程などを備忘録的にまとめておきたいと思います。
なお、後述しますが、2回目の試験で合格しました。1回不合格を経験しているのです。
1回目の試験で不合格だった反省点も踏まえ、ご紹介したいと思います。
自己紹介
昨年から Web エンジニアへと転職した、Ruby 歴 1 年のしがないエンジニアです。
Web エンジニアになる前は主に、オンプレ環境でのレガシーエンジニアとして戦場を生き抜いてきました。
なので、言語は違えどある程度はプログラム開発についての知識は持っており、0.8 くらいからの挑戦と言えるかもしれません。
とはいえ、Ruby の特性上、これまで使用してきた言語とはクセが違うためそこは少し苦戦したポイントでもありました。
受験の動機
Web エンジニアへとジョブチェンジしたことで、最初に参加したプロジェクトが Ruby を使用するプロジェクトでした。
プロジェクト参加前から研修期間として Ruby の学習もしていましたが、目に見える形として資格をとっておこうと、受験に至った次第です。
と、言いながら試験を受けるまでに半年ほどかかっているのですが、無事に合格したのでモーマンタイということで。
🎯 Ruby Silver試験とは
わざわざこの記事を見ている方には、説明不要かと思いますが、備忘も兼ねて試験概要についても軽くまとめておきます。
試験概要
試験名称は Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver version 3:
Ruby の文法知識、クラスとオブジェクト、および標準ライブラリの知識について、基本的な技術レベルを持つことを認定する試験です。
この記事の作成時点では Ruby 3 に対応した認定試験が行われています。
試験時間は 90 分の CBT 方式。
問題数は 50 問の選択式で、合格ラインは 75% 以上、つまり 38 問以上の正解が必要ということですね。
受験費用は ¥16,500 。高い。
学割は半額なので在学中にとっておく方が賢そうです。
📚 試験準備
受験申し込み
正直、一番苦戦したのがここでした。
PROMETRIC アカウントの発行がよくわかりませんでした。
試験ページの上部に、↓のような説明があったので、受験チケット購入はこちら から注文手続きをしようとしてしまったのです。
これは団体申し込みするときのフローみたいで、個人受付の場合は、↓のリンクから ID 登録と申し込みができるようです。
これがわかるのに1ヶ月かかりました…。
学習方法(1回目の試験まで)
そんなこんなで受験申し込みが完了し、試験までどうやって勉強してきたかというと。
とりあえず、ひたすらここで演習問題を解きました。
GitHub との連携が必須ですが、無料で利用できます。
問題は毎回ランダムで出てきますが、ある程度やっていればほぼ同じ問題が出題されます。
自分はこれをほぼ毎日チャレンジし、Notion に結果をまとめて、間違えた問題も一覧にしていました。
演習問題を解いていて動きがよくわからなかったプログラムなんかは、Docker 上に Ruby が動く仮想環境を作って、問題に出たコードを irb で動かしながら理解を深めていきました。
仮想環境でなくても、自分の PC に Ruby を入れてもいいんですが、あまりローカルマシンを汚したくないので仮想環境を作っていました。
あとは、今後も使うだろうってことで、いわゆるチェリー本と言われる↓の書籍も購入し、並行して読んでいました。
学習方法(2回目の試験まで)
REx をほぼ完璧にして試験に挑みましたが、前述の方法のみでは合格できませんでした…。
1 回目の試験の結果は 72 点。あと 2 問足りませんでした。
そこで、次は絶対に受かる!と気合を入れ直し、不合格から一週間後にリベンジを決意しました。
今回不合格だった敗因は、REx に頼りすぎだったこと ですね。
試験直前は REx でコンスタントに合格ラインを超えていたので、自分の力を過信していました。
実際に試験を受けてみると、出題範囲は同じものの、問題文のクセが REx とは少し違うため、きちんと処理を理解していないと解けませんでした。
そこで対策が以下の3つです。
Ruby技術者認定試験Silver模擬問題 を完璧にする
1.1 回目の挑戦前は完全に失念していましたが、GitHub に模擬問題が公開されています。
これが一番実際の問題に近く、1 回目の試験で見たような問題もあったように思いました。
これを完璧にしておくことが一番の近道だったかもしれません。
最短突破 Ruby技術者認定試験(Silver/Gold対応) 公式テキスト の模擬問題を完璧にする
2.次は絶対に落ちたくない。ということで、このテキストも購入してみました。
レビューは低めですが、私は内容をほぼ読んでいません。GitHub の模擬試験のみでは不安があったため、こちらの模擬試験だけ解いて見ました。
これも本番の試験に似ており、もっとはやくにやっておけばと思いました。
ただし、演習問題 30 問+模擬試験 50 問だけを解くには少し高すぎるので、お財布と要相談です。
私は今後 Gold 試験も見据えて買っておきました。
3. 間違えた問題について、その別名メソッドや似たメソッドについてしっかりと理解しておく
Notion でも間違えた問題を管理していましたが、やり方を少し変えてみました。
ちょうど、GitHub で TIL を管理する方法を見て、自分も作ってみようと思いました。
これで一週間みっちり復讐をした結果、2 回目の試験にして無事に合格できました。
🚀 さいごに
ようやく 2 回目の試験で合格できました。
試験時間は 90 分ありますが、30 分ほどで見直し含めて終了し、早々に退出しました。
2 回目の点数は 86 点。それでも 7 問は間違えているようです…。
どの問題を間違えたのか、試験内容と回答が展開されないので、知る術はないのですが、今後も自分の力を過信せずこれからも業務に向き合っていきたいと思います!
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