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Pythonの基礎:タプル、リスト、ディクショナリー、セットをサンプル付きで解説
Pythonを学び始めるとよく出てくるデータ型、タプル、リスト、ディクショナリー(辞書)、セット(集合)について、簡単なサンプルコード付きで解説します。
初心者の方にもわかりやすい内容を目指しています。
タプル(Tuple)
タプルは変更できない(イミュータブルな)複数のデータの集まりです。
# タプルの例
colors = ("red", "green", "blue")
print(colors[0]) # 出力: red
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特徴
- 中身を変更できない
- カンマ区切りで要素を並べる
- ()(丸括弧)を使う
-
使いどころ
→ 「このデータは絶対に変えたくない」場合に使います。
リスト(List)
リストは変更可能な複数のデータの集まりです。
# リストの例
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
fruits.append("orange")
print(fruits) # 出力: ['apple', 'banana', 'cherry', 'orange']
-
特徴
- 中身を追加・削除・変更できる
- [](角括弧)を使う
-
使いどころ
→ 「あとで追加・変更するかもしれないデータ」に向いています。
ディクショナリー(Dictionary)
ディクショナリーはキーと値のペアを管理するデータ型です。
# ディクショナリーの例
person = {"name": "Alice", "age": 25}
print(person["name"]) # 出力: Alice
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特徴
- キーを指定して値を取り出せる
- {}(波括弧)を使う
- キーは一意(重複不可)
-
使いどころ
→ 「名前と年齢」「商品と価格」など、セットで管理したいデータに最適です。
セット(Set)
セットは重複を許さないデータの集まりです。
# セットの例
numbers = {1, 2, 3, 2, 1}
print(numbers) # 出力: {1, 2, 3}
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特徴
- 重複した要素が自動的に消える
- 順番は保証されない
- {}(波括弧)を使う(ただし空のセットは set() で作る)
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使いどころ
→ 「重複をなくしたい」場合や「集合演算(和・積など)」を使いたいときに便利です。
まとめ
データ型 | 特徴 | 例 |
---|---|---|
タプル | 変更不可・順序あり | ("a", "b", "c") |
リスト | 変更可・順序あり | ["a", "b", "c"] |
ディクショナリー | キーと値・順序あり(Python3.7以降) | {"name": "Alice"} |
セット | 重複なし・順序なし | {1, 2, 3} |
それぞれのデータ型を使い分けられるようになると、Pythonプログラミングがぐっと楽になります。
ぜひ実際に手を動かして試してみてください!
📝 おわりに
この記事が、Python初学者の方の参考になればうれしいです。
今後もPython基礎シリーズを書いていく予定なので、よければフォローしていただけるとうれしいです!
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