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PHP8 基礎 データ型を学び直してみた
データ型
データ型とはデータの種類のことをいう。
型にはスカラー型、複合型、特殊型に分かれる。
1. スカラー型
1つの変数で1つの値だけを取り扱うものをいう
- 論理型 (bool)
true(真),false(偽) - 整数型 (int)
10進数、16進数、8進数などの整数型 - 浮動小数型 (float)
少数点以下の数字を含む値 - 文字列型 (string)
クォートで囲まれた0個以上の文字
2. 複合型
1つの変数で複数の値をまとめて扱います。
- 配列型(array)
データの集合 - オブジェクト型(object)
データと手続きの集合 - コールバック型(callable)
一連の処理の集合
3. 特殊型
- リソース型 外部リソースへの参照
外部リソースへの参照 - ヌル型 値が未定義であることを示す
ヌル型 NULL
PHPの型付について
PHPはその時々に応じて値を適切なデータに自動で変換する機能がある。
通称、型の暗黙的な変換。
だが、厳密な比較や演算をしたい場合は、暗黙的な変換に頼らず、
キャストという仕組みを使って値を特定の型に強制的に変換できる。
int,integer | bool,boolean | float,double | string | binary | array | object |
---|---|---|---|---|---|---|
整数型のキャスト | 論理型へのキャスト | 浮動小数点型へのキャスト | 文字列型へのキャスト | バイナリ文字列へのキャスト | 配列へのキャスト | オブジェクトへのキャスト |
<?php
var_dump((int)1530.95); // 結果int(1530)
var_dump((int)-1530.95); // 結果int(-1530)
var_dump((int)true); // 結果int(1)
var_dump((string)1530.95); // 結果string("1530.95")
var_dump((array)1530.95); // 結果array(1){ [0] => float(1530.95)}
ふりかえり
- (データ)型とはデータの種類のことをいう。
- 型にはスカラー型、複合型、特殊型に分かれる。
- PHPには型の暗黙的な変換機能(自動変換)があるが、キャストという仕組みで強制的な型付をすることができる。
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